西エムネト

概要

カテゴリー地名
スペルWestemnet*1

解説

古英語で「西平野」の意。ローハン西部地域の平原で、東をエント川、北をファンゴルンの森及び霧ふり山脈、西をアイゼン川、南を西谷に囲まれている。エント川の東側は東エムネトになる。

Guide to the Names in The Lord of the Rings』では、これは共通語ではないので、訳さずに残すよう指示している。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

西ローハンと呼ばれている。
5つの行政区に分かれており、ファンゴルンの森もエリア内に含まれている。
白の山脈霧ふり山脈、二つの山脈から発した支流が速水川(Swiftwater)という西エムネトの中央を横断する大きな川を形成し、同地を南北に分割している。

地理

広牧原(Broadacres)
エドラスの真北、ファンゴルンの森の南に位置す区域。ローハン唯一の女性長官フリーシルド(Frithild)が治める。高い草の生い茂る平原が広がっており、木は殆ど生えていない。サルマンの放ったワーグ乗りの奇襲部隊が出没し、多くの土地を焼き払っている。
ストク(Stoke)
Broadacresの首府で、フリーシルドの居城。男として育てられたフリーシルドは幼少期のエオウィンと親しく、彼女の人格形成に大きな影響を与えた。
オセルレイ(Oserley)
エント川に面したBroadacres北東部の城。領主はオルドラク(Ordlac)
岩上平/トルズブリー(Torsbury)
Broadacres北西部の町。ファンゴルンの森の南の境に位置する。直訳すると埋め立てた岩山を意味し、小高い岩山を均して築かれている。領主はトルダグ(Tordag)だが、オーク褐色人に占領されている。
古石が丘/ストーンディーンズ(Stonedeans)
Kingsteadから北東部、霧ふり山脈の東麓に位置する丘陵地帯。岩肌の露出する貧しい土地だが、鉱物資源が豊富で、ローハン国内で使用される貴金属の主要な産出地となっている。かつて多くの褐色人が住んでいた地で、山脈を隔てた反対側にある褐色人の国とは風土もよく似ている。また他の地域と比べて二つの民の混血が進んでいるため、他の地域ではしばしばDunlandと懸けたDeanlandと冗談混じりに呼ばれる。サルマンに煽動された一部の住民が蜂起し、ウルク=ハイと結託して土地を占拠している。
積石橋梁(Brockbridge)
渓流に掛かる大橋とその入り口の集落。領主はレオフェルス(Leoferth)。
木立台/ウッドハースト(Woodhurst)
Stonedeansの首府。城主はStonedeansの長官ヘルブランド
雑木狭間/ガフォルト(Gapholt)
Stonedeans南西部の集落。霧ふり山脈の南の先端部、ローハン谷の入り口付近に位置し、山を越えたすぐ北西にナン・クルニーアがある。領主はノスマル(Nothmar)。
東谷
当該項目を参照。
王の土地(Kingstead)
エドラス周辺に広がる王家の直轄領。Swiftwaterを境として北岸にBroadacresとStonedeansが位置する。雪白川の両岸一帯が含まれ、ローハン全土で最も肥沃な地域。
エント浅瀬
エドラスの東方にある浅瀬とその付近の集落。領主の名前はエドリック(Edric)。西エムネトと東エムネトを繋ぐ交通の要所
ミドルミード(Middlemead)
エドラスの真北に位置する集落。領主の名はマーグラ(Magla)。商業と交易で栄えた富裕な地だが、多くの隊商が襲撃を受け、行方不明者も出ている。
下馬鍬(Underharrow)
雪白川上流の土地。エドラスから馬鍬谷をはじめとする山岳地域の玄関口で、ローハン各地から避難民が集まってきている。
馬鍬谷(Dunharrow)
当該項目を参照。
西谷
当該項目を参照。

コメント

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  • エムネトもウェストも古英語だから、ウェストエムネトと訳するべきなのに……。瀬田さんは、意外とこういう間違いが多い。話の根幹が揺らぐほどの誤訳を連発しているホビットよりはまだましだけど -- 2008-10-25 (土) 20:12:02
    • 古英語を使用したトールキンの意図から考えると、少なくともwestを西とそのまま日本語にするのは間違いとも言い切れないでしょう -- 2008-10-27 (月) 08:42:57
      • トールキン自身がここを訳さないように、といっていますが -- 2008-10-27 (月) 14:38:30
    • 邦訳旧版の刊行は1972-75年、「Guide to Names~」の初出版は75年のようですけど、どうなんでしょう?出版が後になっただけで、各国の訳者には配布されていた(瀬田氏のもとまで届いていた)のでしょうか? -- 2019-06-10 (月) 02:37:26
    • ローハン語(古英語)はホビットの言葉(英語)と関係がある言語なので、ホビットはローハン語を聞いて意味がわかる箇所があり、そのような時にはその部分だけを自分たちの言葉に訳して表記することがあった、とトールキンは『追補編』で述べています。まさしくWestemnetのwestだけを訳して「西エムネト」と書くようなことを、ホビットは赤表紙でやっていたのです。瀬田氏は当然、この記述を知っていました。
      もちろんこのケースに関しては明確にトールキンの指示と異なっているため、誤訳で間違いはないのですが、誤訳といっても「無理解からくる誤訳」ではなく、むしろ瀬田氏が作品世界とトールキンの意図について極めて深く理解しかつ尊重しようとしていたがゆえに犯してしまった誤訳だと評すべきではないかと思います。 -- 2021-02-20 (土) 23:23:56
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