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褐色国ダンランド

概要

カテゴリー地名
スペルDunland*1
異訳褐色国人かっしょくびとの国*2焦茶こげちゃの国*3

解説

霧ふり山脈南部の西麓にある、褐色国人ダンレンデイングが住む土地のローハン語での名。エネドワイスに属し、白鳥川を挟んで北にはエレギオンが、南東にはローハンがある。

第三紀1150年頃から1630年頃までは、アンドゥインの谷間から霧ふり山脈を越えてやってきたホビットストゥア族も、ホビット庄へ移住するまで褐色国とサルバドの間に定住していた。だが当時の記録はほとんど残っていない。
第三紀2770年のスマウグの襲撃のためエレボール山の下の王国から逃れてきたスロールスラーイン二世ソーリン・オーケンシールドたち長鬚族ドワーフが、褐色国に一時期住んでいたこともある。彼らは2799年のナンドゥヒリオンの合戦が終わってしばらくすると、褐色国を離れてエリアドールを放浪し、2802年に青の山脈へと移住した。

第三紀3019年(大いなる年)にサウロンが滅ぼされた後、フロド・バギンズホビットエルロンド裂け谷の一行は帰郷する時にこの土地を通過したが、褐色国人はエルフを恐れていたこともあり、何の妨害にも遭わずに通過した。一方で、道中ではオルサンクを去ったサルマン及びグリーマと遭遇している。

褐色国人の歴史については褐色国人の項目を参照。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定

褐色国人ダンレンデイングが登場するが、この土地は出てこない。

映画『ホビット』における設定

翻訳は「焦茶の国」。エクステンデッド・エディションでは片仮名で「ダンランド」とも。
『竜に奪われた王国』冒頭の、躍る小馬亭におけるソーリン二世ガンダルフの会話の回想シーンで、この土地にてナンドゥヒリオンの合戦で行方不明となったスラーイン二世が目撃されたという噂があり、ソーリンが探しに行ったと話している。
またキーリは、この地で商人の護衛の仕事をしていたとタウリエルに語っている。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

エネドワイスとは別の、南のエリアとして設定されている。スロールたちが住んでいた設定や、かつてホビットがいた設定は、エネドワイスに移されている。
南はローハン谷、南東にナン・クルニールアイゼンガルド。褐色国には、褐色国人ダンレンデイングの複数の部族が住んでいる。

領域

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 原作とは違うけど、焦茶の国っていい響きだな -- 2014-12-12 (金) 10:43:37
    • コーヒーとか栽培してそう -- 2014-12-12 (金) 23:53:29
  • 映画でキーリがタウリエルに話す思い出話に出てくるのもここですね。 -- 2015-01-25 (日) 23:38:08
  • 映画では「褐色人って誰?」ということを避けるため、あえて「焦茶の国」と翻訳されたのだろうか -- 2015-06-24 (水) 00:14:02
  • 90年頃発売の『指輪物語RPG(MERP)』に、焦茶の国が登場しますね。 -- 2016-10-01 (土) 04:29:00
  • 『指輪物語RPG(MERP)』では正確には、『焦茶国人』を『曇り族』と呼んでいます。
    訳者は当時、『同じ言葉に曇り、灰色、茶色等の意味が含まれるため』、苦渋の末に『曇り族とした』とゲーム雑誌で語っています。 -- 2016-10-01 (土) 04:38:58
    • 自著のハンドブックで、追補編Fにロヒリムがそう呼んだとあったので訂正します、と言っていましたね。目の曇り具合を反省したそうです。 -- 曇り族 2023-05-04 (木) 01:01:48
  • ネットミームで言う因習村みたいな所がいっぱいありそう。 -- 2023-04-20 (木) 00:29:48
    • 長老「お前あれを見たんか!?」 -- 2023-07-06 (木) 01:02:10
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