みどりのエルフ

概要

カテゴリー種族
スペルGreen-elves
その他の呼び名ライクウェンディ(Laiquendi)

解説

クウェンヤライクウェンディの訳語。オッシリアンドに住むようになったナンドール族のエルフのうち、ベレリアンド最初の合戦で彼らの王デネソールが討ち死にした後もオッシリアンドに留まった者たちを指す。
彼らはデネソールの死を悼んで再び王を戴かず、戦いに撃って出ることもせずに、春と夏には木の葉と同じ緑の服を着て森の中に隠れ住んだため、緑のエルフと呼ばれるようになった。
よそ者が森に入っても彼らの姿を見つけることはできなかったが、彼らの歌声はゲリオン川の向こうからさえ聞かれたため、後にノルドール族のエルフはオッシリアンドを「楽の音の国」の意であるリンドンと呼んだ。

緑のエルフたちは、後にベレリアンドに到来した人間のことを嫌い、人間が自分たちの住まうオッシリアンドに留まることを許さなかった。最初に到来したベオルの族に対しては、彼らの庇護者であったフィンロドに使者を送ってエストラドへ立ち退かせ、二番目に到来したハラディンの族に対しては、彼らを悩ます仕打ちをもって冷遇し、サルゲリオンへ追い出した。だが三番目に到来したマラハの族(後のハドルの族)は好戦的な氏族であり、整然たる隊伍を組んで青の山脈を越えてきたため、緑のエルフたちも恐れて手出しは出来なかった。マラハの族は友好関係にあったベオルの族を頼ってエストラドに赴いたため、緑のエルフたちと争いを起こすことはなかった。

オッシリアンドの緑のエルフのうち、最南部のアドゥラント川の流域に住まっていた者たちは、後にトル・ガレンベレンルーシエンが住まうようになると、二人に従うようになったようである。
ノグロドドワーフたちによって、メネグロスからシルマリルナウグラミールが略奪された際には、ベレンは息子ディオルと共に緑のエルフたちを率いて出陣し、サルン・アスラドの浅瀬でドワーフの軍勢を破り、シルマリルとナウグラミールを奪還した(サルン・アスラドの合戦)。

Include/エルフ

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • ゼルダの伝説のリンクはこの仲間かなw -- 2013-02-08 (金) 20:17:26
    • 緑の服…(笑) -- 2015-09-03 (木) 22:28:23
      • てつのやりを持たせよう -- 2019-12-30 (月) 20:19:45
  • 闇の時代でも明るくて前向きで、ちょっと抜けてて可愛い奴らだと思いますw -- 2013-02-10 (日) 19:30:53
    • 歌い手と言うからベオルの民には騒音で嫌がらせしたのかもね(笑)。 -- 2015-06-24 (水) 10:55:24
  • 唯一youtuberになっている姿を想像できるエルフ達 -- 2018-11-23 (金) 10:25:13
お名前:

人種差別をあおるもの、公序良俗に反するもの、項目とは関係ないコメント、他コメント者への個人攻撃及び価値観の押しつけや、相手を言い負かすことが目的の非建設的な議論、現実世界の政治および近代・現代史、特定国家、団体、民族などに結びつけ批判、揶揄するようなコメントなどは削除の対象となります。その他コメントについて。
Last-modified: