水中 の監視者 †
概要†
カテゴリー | 動物 |
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スペル | Watcher in the Water |
解説†
モリアの壁の前にある、シランノンが堰き止められてできた湖に潜んでいた怪物。名前は、マザルブルの書に書かれていた表記にちなんでいる。
先端に指のようなものが付いた緑色の触手の群れで、モリアに入ろうとした指輪の仲間(フロド・バギンズ)に襲いかかって水中に引きずり込もうとした。指輪の仲間がモリアの西門の中に逃げ込むと、触手の群れは扉を閉め、その両脇にあった柊の大木を引き抜いて差し渡し、西門を塞いでしまった。
触手が、真っ先にフロド(指輪所持者)を襲ったことに意味があったのかどうかは解らない。
「わしにはわからん。」と、ガンダルフが答えました。「だがあの腕どもはみんな一つの目的のもとに動かされておった。山の下の暗い水の中からはい出てきたものか、追い出されてきたのか。この世の深い所にはオークどもよりもっと古くから存在し、もっといやなやつらがいろいろおるのじゃ。」*1
マザルブルの書によると、西門にやってきたオーインも捕らえたという。
水面に生じた波紋によって侵入者の存在を察知すると思われ、オーインが襲われた時は湖の水位が高く、水面に足を踏み入れなければ全く外に出ることができない状況だった。指輪の仲間が訪れた時は水位が低く、一行は監視者の注意を引くことなく扉の前までたどり着くことができたが、ボロミルが不用意に石を投げ込んでしまったために呼び起こされたものと考えられる。
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Iron Crown Enterprisesによる設定†
ICE設定などではクラーケン(Wikipedia:クラーケン)と表記されている。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
原作では触手のみしか登場せず、単一の存在なのかどうかも判然としなかったが、映画では口と顔のようなものがある本体も姿を現し、フロドたちを食おうとしている。さらに上陸して、モリアの西門付近を崩落させてしまう。
なお、原作ではこの怪物を呼び覚ましてしまったらしい石はボロミルが投げ込んだものだが、映画では石を投げたのはピピンとなっている。
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ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
(指輪の仲間が通過した後の)モリアの壁で、モリア西門を開通させようとしていたドワーフたちに襲いかかる。冒険者によって撃退された後、(湖から水中の通路を通ったのか)水中の監視者はモリアの奥深くの水路へ移動する。
映画よりもさらに巨大な全身を持つ、強大な敵として描かれている。
ゲーム『シャドウ・オブ・モルドール』における設定†
直接の登場はない。呪われたとされるヌアネン海に巣食ってしまったことで、サウロンの影響からかおぞましい水源となったこの陸の海は更に恐ろしい場所へと変わったという。人間も暗黒軍も問わずに襲うという。
コメント†
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