柳 じじい†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Old Man Willow |
異訳 | 柳じいさん |
その他の呼び名 | 灰色の柳じじい(Old grey Willow-man)、灰色柳(grey willow)、柳おとこ(Willow-man)、大柳(Great Willow) |
種族 | 不明(フオルン?) |
性別 | 男 |
生没年 | 不明 |
解説†
古森の枝垂川のそばに生えている、邪悪な意志を持った柳の老木。おそらくフオルンの一種ではないかと推察されるが、正確な正体は定かではない。*1
そしてこの森の中には、山々よりもゆっくりと年を取ってきた木の祖先の祖先が今なお生きていて、自分たちが主人であった時代のことを憶えているのでした。数え切れないほどの年数が、かれらを自尊心と深く根づいた知恵と悪意とで満たしました。しかしかの大柳ほど危険なものは一つもありませんでした。かれの心は腐っていましたが、かれの力はみずみずしく、狡知にたけ、風を治め、かれの歌と思いは川の両側の森を端から端まで駆け抜けました。かれの灰色に乾いた心は、土の中から力を吸いあげ、地中に糸のような細い根を張り、空中に目に見えない小枝の指を広げ、ついには、高垣から塚山丘陵に至るまでの古森の木のほとんどすべてをその勢力下におさめてしまったのでした。*2
バック郷から出発したフロド・バギンズら一行が古森を通り抜けようとした際、柳じじいはフロド達を迷わせて自分のところまでおびき寄せ、眠気を誘う歌を注ぎかけて、彼らの息の根を止めようとした。フロドは川の水を飲もうとしたところを押さえつけられて溺死させられそうになり、メリアドク・ブランディバックとペレグリン・トゥックは木の洞の割れ目に取り込まれて絞め殺されそうになった。フロドは何とか意識を保っていたサムワイズ・ギャムジーに助けられ、他の二人は最終的にその場を通りかかったトム・ボンバディルによって救出された。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
『二つの塔 エクステンデッド・エディション』におけるファンゴルンの森のシーンで、ピピンとメリーを捕らえる場面がある。その時二人は木の鬚に救出される。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
襲いかかったり眠らされたりすることはないが、側に居るだけで気力をどんどん奪っていく存在になっている。
コメント†
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