エレギオン†
概要†
解説†
シンダリンで「柊の国(Land of Holly)」の意。人間からは
第二紀に霧ふり山脈の西にあったエルフの国で、力の指輪が造られた地。首都はオスト=イン=エジル。
第二紀750年、中つ国に留まったノルドールによって築かれる。ケレブリンボールがその領主で、(『終わらざりし物語』によると)ケレボルンとガラドリエルも一時期ここに住まっていたという。
カザド=ドゥーム(モリア)で発見されたミスリルに引き寄せられるようにして作られ、ドワーフとの交易で大いに栄えた。
1200年頃、正体を隠して美しく装ったサウロンがエレギオンに接近。その助力を得てグワイス=イ=ミールダイン(エルフの細工師たち)は1500年から1590年にかけて力の指輪を制作した。
だが1600年、サウロンが一つの指輪を完成させると、エルフ達はサウロンの真意に気がつき、指輪を隠してサウロンに抵抗する。1693年からサウロンとの戦いが始まり、1697年にエレギオンは攻め滅ぼされてミールダインの館は略奪された。エルロンドはエレギオンを救うためリンドンより派遣されたが間に合わず、同年にイムラドリスの隠れ家を造って、エレギオンの残党をそこに撤退させた。
こうしてエレギオンは荒廃し、繁栄は終わった。
「しかし、この土地に住んでいたエルフたちは、森林の住人であるわれらには、馴染みのない種族でした。木も草ももはやかれらのことを憶えてはいません。ただ石たちがこういって嘆くのが聞こえるばかりです。『深くもかれらはわれらを掘り、美しくもわれらを刻み、高くもわれらを建つ。されどかれらすでになし。』かれらすでになし。かれらはとうの昔、港を求めて去ってゆきました。」*2
第三紀3019年、指輪の仲間は柊郷を通過中、クリバインの偵察を受けた。さらに赤角山道から引き返してきた際にはワーグの群れに襲撃され、一行はモリアへ向かうことになる。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
裂け谷を出発した直後の指輪の仲間が通り過ぎているのがエレギオンの廃墟。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
ミロベル(Mirobel)という地名を中心にして、学校や図書館、力の指輪の鉱炉があるサム・ミールダイン(Tham Mírdain)などといったエルフの廃墟が点在しており、他にもいくつか小規模なエルフの拠点がある。だが廃墟の一部は
領域†
- Emyn Naer
- Glâd Ereg
- High Hollin
- Low Hollin
- Mirobel
- Nan Sirannon
- Pend Eregion
- Redhorn Gate
- Tâl Caradhras
- Walls of Moria
画像†
コメント†
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