概要

カテゴリー
スペルmonth
その他の呼び名アスタール(astar)*1

解説

中つ国で用いられている月の表記は以下の通り。

クウェンヤシンダリン*2ホビット庄暦
1月(January)ナルヴィンイェ(Narvinyë)ナルワイン(Narwain)ユール後月(Afteryule)*3
2月(February)ネーニメ(Nénimë)ニーヌイ(Nínui)ソマス(Solmath)
3月(March)スーリメ(Súlimë)グワエロン(Gwaeron)レセ(Rethe)
4月(April)ヴィーレッセ(Víressë)グウィリス(Gwirith)アストロン(Astron)
5月(May)ローテッセ(Lótessë)ロスロン(Lothron)スリミッジ(Thrimidge)
6月(June)ナーリエ(Nárië)ノールイ(Nórui)ライズ前月(Forelithe)*4
7月(July)ケルミエ(Cermië)ケルヴェス(Cerveth)ライズ後月(Afterlithe)*5
8月(August)ウーリメ(Úrimë)ウルイ(Urui)ウェドマス(Wedmath)
9月(September)ヤヴァンニエ(Yavannië)イヴァンネス(Ivanneth)ハリマス(Halimath)
10月(October)ナルクウェリエ(Narquelië)ナルベレス(Narbeleth)ウィンターフィルス(Winterfilth)
11月(November)ヒースィメ(Hísimë)ヒスイ(Hithui)ブロドマス(Blotmath)
12月(December)リンガレ(Ringar)ギリスロン(Girithron)ユール前月(Foreyule)*6

指輪物語』文中等では(“西方語が英語に翻訳されている”という設定と同じように)読者の便宜に合わせて現代英語の月名(邦訳では日本語の月名、すなわち~月)表記に改められているが、実際に登場人物たちが用いていたのはこれらの月名である。

エルフには月の概念はなく、一年を長さの一定しない「季節」に分割した(裂け谷暦法)。
ヌーメノールドゥーネダインは一年を一定した日数の12の月に分割した(王の暦法)。中つ国人間はそれを習い覚え、月名を自分たちの言葉に翻訳して使うようになった。ホビット庄暦の月名は、北方の自由の民が使っていたものに起源を持つ。
第三紀西方語圏では、ヨーロッパでラテン語由来の月名が広く使われているように、クウェンヤの月名が広く普及していた。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 民族によって、月の呼び方が違うのは面白いですね。 -- 2021-10-29 (金) 12:49:40
    • 現実世界でもJanuaryが睦月とかありますし -- 2021-10-29 (金) 12:54:48
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