暗闇 のエルフ†
概要†
解説†
クウェンヤではモリクウェンディと呼ばれる。反対語は光のエルフ(カラクウェンディ)。
アマンで「二つの木の光を見なかった」という意味で暗闇のエルフと言われるようになったものであり、肌の色や邪悪さを意味するわけではない。アマンにおいてヴァラールの教えを受けなかったため、その知識と技量は上のエルフ(光のエルフ)に劣る。
第三紀、中つ国に残っていたエルフのほとんどは暗闇のエルフである。
暗闇のエルフはアヴァリ(大いなる旅に出ることを拒んだエルフ)と、ウーマンヤール(大いなる旅の途中で脱落したエルフ)に大別される。ウーマンヤールの中でもシンダールは「灰色エルフ」と言われて、光のエルフとも暗闇のエルフとも区別されることもある。詳細はエルフの氏族の項も参照のこと。
その他の用法†
エオルは「暗闇のエルフ(Dark Elf)」とも呼ばれた。彼はシンダール(灰色エルフ)だが、ナン・エルモスの深く暗い森を好み、そこに住んでいたからである。
カランシルがシンゴルのことを「洞窟の暗闇エルフ(Dark Elf in his caves)」と呼んだこともあった*2。シンゴルは二つの木を見た光のエルフなので、この場合は明らかに嘲りの意図が込められている。
参考†
史的には北欧系のデックアールヴ(=ダークエルフ)にさかのぼる。世界を創った後に残ったウジから創られたとされ、ドヴェルグ(=ドワーフ)とほぼイコールに見なされている。和訳された北欧神話ではまとめて「こびと」となっている。
Include/エルフ†
エルフ(クウェンディ)の分類 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
エルダール | アヴァリ | ||||||
ヴァンヤール | ノルドール | テレリ | |||||
ファルマリ | ファラスリム | シンダール (灰色エルフ) | ナンドール | ||||
ライクウェンディ (緑のエルフ) | タワルワイス (シルヴァン・エルフ) | ||||||
アマンヤール | ウーマンヤール | ||||||
上のエルフ | 暗闇のエルフ |
コメント†
最新の6件を表示しています。 コメントページを参照