新暦法†
概要†
カテゴリー | 暦 |
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スペル | New Reckoning |
異訳 | 新しい暦法 |
解説†
「午ですと?」サムはそういって計算しようとしました。「何日の午でしょうか?」
「新年の十四日じゃ。」と、ガンダルフはいいました。「それともホビット庄暦のほうがいいなら、四月の第八日目じゃ。じゃが、ゴンドールではこれから新年はいつも、サウロンが没落し、お前さんたちが火の中から王の許に連れて来られた三月の二十五日に始まることになったのじゃ。」*1
指輪戦争でのサウロンの没落と王の帰還により、第三紀3019年からホビット庄を除く再統一された王国で用いられた太陽暦。ゴンドールが再び王を戴く王国となったので、この暦は王の暦法への回帰(a return of Kings' Reckoning)とされる。サウロンの没落と指輪所持者たちの功業を記念して、旧暦法(old style)*2の3月25日を一年の始まりとする。そのためエルダールのロアのように、春の始まりが年の始まり*3となる。
旧暦法のスーリメ(3月)の24日を年の終わりの日メッタレ、同25日を年の始めの日イエスタレとし、中日(Middle-days)の3日間(182~184日目)をエンデリ*4とする。メッタレ、エンデリ、イエスタレの5日は月に含まれない。12ある月は全て30日で、ヤヴァンニエ(9月)とナルクウェリエ(10月)の間にエンデリがある。
フロドを記念して、彼の誕生日にあたる旧暦法のヤヴァンニエ(9月)の22日*5、つまり新暦法の9月30日はクウェンヤでコルマレすなわち「指輪の日(Ringday)」と呼ばれる祝祭日とする。4年ごとの閏年にはコルマレが2日間になる。(暦の比較表)
他の暦との対比のため月の番号は変えていないが、1月から年が始まるのではない。イエスタレから年が始まり、4~9月・エンデリ・10~12月ときてそのまま1~3月に続き、メッタレで年が終わる。
月 | 日数 | クウェンヤ名 | シンダリン名 |
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1月 | 30 | ナルヴィンイエ(Narvinyë) | ナルワイン(Narwain) |
2月 | 30 | ネーニメ(Nénimë) | ニーヌイ(Nínui) |
3月 | 30 | スーリメ(Súlimë) | グヮイロン(Gwaeron) |
1 | メッタレ(mettarë) | ||
1 | イエスタレ(yestarë) | ||
4月 | 30 | ヴィーレッセ(Víressë) | グウィリス(Gwirith) |
5月 | 30 | ローテッセ(Lótessë) | ロスロン(Lothron) |
6月 | 30 | ナーリエ(Nárië) | ノールイ(Nórui) |
7月 | 30 | ケアミエ(Cermië) | ケアヴェス(Cerveth) |
8月 | 30 | ウリメ(Úrimë) | ウルイ(Urui) |
9月 | 30 | ヤヴァンニエ(Yavannië) 30日目がコルマレ(Cormarë) | イヴァンネス(Ivanneth) |
3 | エンデリ(Enderi) 真ん中の二日目がロエンデ(Loëndë) | ||
10月 | 30 | ナルクウェリエ(Narquelië) | ナルベレス(Narbeleth) |
11月 | 30 | ヒーシメ(Hísimë) | ヒスイ(Hithui) |
12月 | 30 | リンガレ(Ringarë) | ギリスロン(Girithron) |
第四紀はエルロンドが第三紀3021年(第三紀最後の年)にアマンへ去ったことで始まったとされた。ただし彼が灰色港から旅立ったのは旧暦法及びホビット庄暦での9月29日だが、記録の都合からゴンドールでは旧暦法及びホビット庄暦の第三紀3021年3月25日が新暦法による第四紀1年の始まりである。
新暦法とホビット庄暦での第四紀のズレについてはホビット庄暦を参照。
コメント†
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