- 『The History of Middle-Earth』の第8巻についてはThe War of the Ringを参照してください。
- ボードゲームについてはWar of the Ringを参照してください。
指輪戦争 †
概要†
カテゴリー | 歴史・事件 |
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スペル | War of the Ring |
その他の呼び名 |
解説†
『指輪物語』劇中で語られる、第三紀末の大いなる年(3018~3019年)に一つの指輪を巡って繰り広げられた一連の戦争を指す。
サウロンによるオスギリアス及び闇の森の王国への攻撃に始まり、ホビット庄の水の辺村の合戦に終わると考えられている。
参戦国、勢力†
- 自由の民
- ゴンドール、ローハン、北方の野伏、谷間の国、山の下の王国、闇の森の王国、ロスローリエン、ファンゴルン、ホビット庄
- サウロンとその属国
- モルドール、ドル・グルドゥル、リューン、ハラド、ハンド、ウンバール
- サルマンとその同盟者
- アイゼンガルド、
褐色国
主な戦いの一覧†
- オスギリアスの攻防戦
- 3018年6月20日。ゴンドール軍が守備していたオスギリアスに、モルドール軍が攻撃を仕掛けた。
ナズグールに指揮されたモルドール軍が兵力の上でも圧倒的優勢であり、ボロミルおよびファラミルに指揮されたゴンドールの駐屯部隊は全滅した。辛うじてゴンドール方は唯一残っていた橋を落とし、大河アンドゥインの西岸までが敵の手に落ちるのは防いだ。だがサウロンの目的はナズグールの秘密裏の渡河、およびゴンドールの守備力を試すことであり、いずれの目的も達成された。
白の会議を攪乱するため、下記の闇の森の王国への攻撃と同時に行われた。
この戦いのあった夜から、ファラミルは夢のお告げを受けるようになった。
- 闇の森の王国への襲撃
- 3018年6月20日。夜間にオークの部隊がスランドゥイルの闇の森の王国を襲撃した。
オークは多勢であったが霧ふり山脈から遠征してきた者達で森林戦に慣れておらず、闇の森のエルフに撃退された。だがオークの襲撃は、囚われていたゴクリの救出を目的としたもので、ゴクリは戦闘の混乱にまぎれて脱走に成功した。
白の会議を攪乱するため、上記のオスギリアスへの攻撃と同時に行われた。
- アイゼンの浅瀬の合戦
- アイゼンの浅瀬を巡るアイゼンガルド対ローハンの戦い。詳細は当該項目を参照。
- 角笛城の合戦
- 3019年3月3日。ヘルム峡谷におけるアイゼンガルド対ローハンの戦い。詳細は当該項目を参照。
アイゼンの浅瀬を越えて進軍してきたサルマンのオーク、ウルク=ハイおよび褐色国人 の大軍勢に対し、セーオデンの率いるローハン軍が角笛城に拠って抵抗した。アイゼンガルド方は一時は火によって峡谷の防壁を吹き飛ばして攻め入るなど善戦したが、夜明けとともにガンダルフに連れられたエルケンブランドらの援軍が到達し、一転してローハン方の勝利に終わった。褐色国人は降伏し、逃走したオークはフオルンの森によって殲滅された。
- アイゼンガルドの陥落
- 3019年3月2日および3日。木の鬚を筆頭としたエントおよびフオルンの大群が、ローハン侵攻に軍勢を送り出して空になっていたアイゼンガルドを攻撃し、これを破壊した。
アイゼンガルドはエントの引き入れた水によって水没したが、サルマンの籠るオルサンクの塔だけはエントでも破壊することができなかった。
- 大河の攻防
- 3019年3月10日から13日にかけて。再びモルドールより大軍が送り出され、ゴンドール軍が駐屯していたオスギリアス西岸、およびカイル・アンドロスを奪い大河アンドゥインの通行権を奪取した。イシリエンで抵抗を続けていたファラミルと彼の野伏は撤退を余儀なくされた。
その後大河の通行権を取り戻すべく、デネソールの命により再度ファラミルが派遣されたが再び敗れ、退却時にファラミルは瀕死の重傷を負った。
- ペレンノール野の合戦
- 3019年3月13日から15日にかけて。大河の通行権を得たモルドール軍およびその同盟軍がペレンノールへ侵入し、ミナス・ティリスを包囲攻撃した。詳細は当該項目を参照。
15日未明に魔王によって大門が破られるなどゴンドール方が劣勢だったが、同日夜明けにローハンの援軍が到着して魔王は斃され、さらにアラゴルン二世に率いられた辺境の諸侯国の援軍も到着し、モルドール軍は打ち破られた。この戦いで自由の民側はセーオデン、デネソールをはじめ多くの者が命を落とした。
- 谷間の国の合戦
- 3019年3月17日から27日にかけて。長い間谷間の国の東部を脅かしていた、モルドールの同盟者の東夷がカルネンを渡河し、攻撃してくる。詳細は当該項目を参照。
谷間の国の王ブランドは山の下の王ダーイン二世に救援を求め、同盟を結んで抵抗した。この戦いでエレボールの麓が戦場となり、ブランドおよびダーイン二世が討死する。だが谷間の国の人間と、エレボールのドワーフの生き残りは、エレボール内に籠城して抵抗した。その後、サウロン敗北の知らせが届くと東夷は動揺し、エレボール内の軍勢は打って出て、敵を駆逐した。
- 黒門の戦い
- 3019年3月24日から25日。アラゴルン二世ら率いる西軍とモルドールの最後の戦い。詳細は当該項目を参照。
西軍はミナス・ティリスより出陣して北上し、途中モルグル谷の橋を破壊して黒門へ到達した。そこで両軍は使者を立てて交渉したものの決裂。西軍は燃えかすの山に陣取り、圧倒的多数のモルドール軍と戦った。戦いの最中指輪所持者の任務が達成され、サウロンは滅び、モルドールとその同盟者は総崩れとなって西軍の勝利に終わった。
- 水の辺村の合戦
- 3019年11月2日から3日。指輪戦争においてホビット庄で行われた唯一の戦い。庄に浸透していたシャーキーことサルマンが送り込んだごろつきが旅人たちの指揮するホビット庄民によって駆逐された。詳細は当該項目を参照。
この戦いをもって指輪戦争は終結した。
コメント†
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