大寺院†
概要†
カテゴリー | 地名 |
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スペル | Temple |
異訳 | 寺院 |
解説†
ヌーメノールの首都アルメネロスの真ん中にある丘の上にサウロンが建てさせた、メルコールを崇拝する邪教の神殿。神官となったサウロンによって邪悪な儀式が執り行われ、王党派のヌーメノール人は節士などをその人身御供にして死の運命から逃れようとした。
サウロンに誑かされたアル=ファラゾーンがアマンへ侵攻する大艦隊を集結させるとヌーメノールには様々な凶兆が現れ始め、その一つとして西から大鷲の姿をした巨大な雷雲が流れて来るようになった。ある時、雷雲の稲妻が寺院の丸屋根に落ちてヒビを入れ、屋根は炎に包まれたが、寺院そのものは壊れず、その頂上にいたサウロンも無傷だった。それ以来人々はサウロンを神と呼んだ。
ヌーメノールの没落で、寺院はその中で黒い椅子に座していたサウロンもろとも海に飲み込まれた。
構造†
基部は直径500フィート(約152メートル)の円形。壁は基部の部分で厚さ50フィート(約15メートル)、高さは地面から500フィートあり、壁の上には銀で葺かれた巨大な丸屋根があった。寺院の中央には生贄を焼く火の祭壇*1があり、丸屋根の頭頂部に備えられた煙出しのルーバーからその煙が立ち昇った。丸屋根は初めは銀で輝いていたが、排煙により黒ずんだ。
『Sauron Defeated』に収録された「The Notion Club Papers」では、オックスフォード大学のラドクリフ・カメラ(Wikipedia:ラドクリフ・カメラ)にこの神殿の姿を重ね合わせる場面がある。
コメント†
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