大侵略

概要

カテゴリー歴史・事件
スペルgreat invasions

解説

第三紀2758年、ゴンドールローハンが敵たち(海賊東夷褐色国人ダンレンデイング)による大規模な侵略を受け、窮地に陥った事件。そのためエオルの誓いがあったにも関わらず、両国はすぐには互いに援軍を送ることができなかった。翌2759年、ローハンの敵が長い冬で打撃を受け、ゴンドールが敵を打ち負かしたことにより終わる。

ゴンドールへの大侵略

ゴンドールでは執政ベレンの時代であった。
ウンバールハラドで長い時間をかけて準備された三つの大艦隊が、ゴンドールの沿岸全域を襲い、北は遠くアイゼン河口に至るまで大挙して上陸した。この時の危難は、ケレブラントの野の戦いを凌ぐものであったという。そのためゴンドールは、より深刻な状態にあったローハンに援軍を出すことができなかった。

しかし長い冬は南方ではそれほど被害は出さず、2759年にベレンの息子ベレゴンド海賊を駆逐し、ローハンに援軍を送ることができた。

ローハンへの大侵略

ローハンでは槌手王ヘルムの時代であった。
南からのゴンドール攻撃と時を同じくして、ローハンは東から東夷に侵攻される。フレカの一件で遺恨のあった褐色国人ダンレンデイングはこれを時機到来と見て、西からローハンに侵攻。さらにこれにアイゼン河口に上陸した海賊が加わり、ふくれ上がった敵たちに東西から攻撃されたローハンは国土を完全に蹂躙された。

敗れたヘルムはスースブルグ(後世の角笛城)に籠城。フレカの息子ウルフエドラスを奪い、王を僭称するまでに至る。だが長い冬の到来で褐色国人らは大きな打撃を受け、冬が終わるとともにロヒルリムは包囲を突破、エドラスはヘルムの甥フレーアラーフによって奪還されウルフは討ち取られる。さらに白の山脈の東西からゴンドールの援軍が到達したことで、敵たちは完全に打ち負かされた。

その後

勝利したとはいえ長い冬と戦争の被害でロヒルリムは数を減じ、ローハン谷の守りが手薄となった。そのためアイゼンガルドの租借を申し出たサルマンを両国は大いに歓迎し、2759年に執政ベレンはサルマンにオルサンクの鍵を与えた。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 同時期に偶然にこれだけ侵略が重なるとはちょっと考えにくいよね。やっぱり裏でサウロンが動いていたんだろうか。 -- 2016-10-25 (火) 00:22:02
  • ローマ帝国で言う3世紀の危機か -- 2016-10-25 (火) 02:23:55
  • もしかして今回のアニメ作品はこれを描くの? -- 2021-06-11 (金) 14:55:23
    • そうみたいね -- 2021-06-11 (金) 15:39:09
    • 一文字違えば大戦略 -- 2021-06-22 (火) 09:12:10
  • 白人黒人アジア人が一丸となったある意味理想の連携() -- 2021-06-11 (金) 19:21:48
    • 遠ハラドは参加してないので黒人はいないですね
      ハラドリムたちも参加していればゴンドールもローハンも落ちてたかもしれませんね -- 2023-04-23 (日) 13:19:07
      • ムスリムが黒人奴隷兵を運用してた例に倣うなら近ハラドの配下としてなら微レ存(死語?)....... -- 2023-04-23 (日) 16:45:20
  • どう考えてもサウロンが糸引いてるよなぁ。
    この1000年以上前に遙か北方でもアングマール建国させたりしてるんだしさ。
    しかしそう仮定するとつくづくゴンドールには戦術家はいても戦略家は殆どいないな。人外の存在の癖に、外交根回しや戦略、友軍構築も忘れないサウロンほんま厄介。 -- 2023-04-19 (水) 07:52:02
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