井辻(いつじ)朱美(あけみ)

概要

解説

翻訳家、歌人。エルリックサーガ(マイケル・ムアコック著 ハヤカワ書房刊)の翻訳で有名。
指輪物語』ファンにとっては、トールキン特集に必ずと言っていいくらいに顔を出して瀬田訳批判を繰り広げることで知られている。しかし、その内容は追補編未読による翻訳批判であり、たとえば、赤角山をレッドホーン、南四が一の庄をサウス・ファージングとするべきだという失笑ものの指摘がほとんどである(西方語にあたる、英語で意味が通じる固有名詞に関しては、トールキンがはっきりとその国の言葉に翻訳するようにと言明している)。

自分こそ「指輪の王(ロード・オブ・ザ・リングス)」の最大の理解者だと自認していた、日本の多くのトールキニアンが仰天し――そしておそらくは激昂したのは、74年に邦訳本『指輪物語』が出たときであったろう。「馳夫」とはいったいなんだ? 枝垂川や裂け谷はまだいい。だが、中つ国とは、白が丘、大堀町とは、はだか山丘陵とは。はたまた飛蔭につらぬき丸とは。そして「ゴクリ」とは! 野伏などという聞き慣れぬ雅語の飛び石にもけつまづきながら、原書派の読者はこの奇妙な瀬田「指輪」の王国をよろよろと横断していったのであった。*1

コメント

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  • 消えてくれ。はっきりエルリック・サーガは紅衣の公子コルムより読みにくかったし、追補編読んでないだろ? そうでなかったらキメラ構造なんて言えるわけない。赤角山をレッドホーンにして何の意味があるというのだ……? -- 2008-11-27 (木) 18:53:41
  • 「あそこに聳えるのは、バラジンバル、すなわちレッドホーン、無慈悲なるカラズラスです」・・・すなわちと言っておきながらカタカナを使う…ギムリの正気を疑う! -- 2012-04-22 (日) 13:22:48
    • 彼は続ける…「その向こうにあるのはシルバータインとクラウディーヘッドすなわち白きケレブディルと 灰色のファヌイゾル、われらの言葉でいえばジラク=ジギルとブンドゥシャスゥルです」・・・大丈夫かギムリ⁉ -- 2012-04-22 (日) 13:26:28
  • 女史の訳は別に誤訳ではない。原作者の意図と世界観をガン無視しているだけ。映画から入ったとかのライトな層には、彼女が主張する「ファンタジーファンタジーした」訳を望む人もいるだろう。わたしゃごめんだけど。 -- 2013-04-19 (金) 18:01:19
  • 妖精王シリーズは好きなんだけど・・・だからといって指輪シリーズの訳にいちゃもん付けて欲しくない。ファンタジーでも現代物と近代物では大きく違うのですよ。それとも彼女は瀬田さんの絵本を一切読まずに育ったのか? -- 2013-04-20 (土) 20:23:26
  • 剣の輪舞の主人公が恋人に敬語で話す・・これって、原作者に失礼じゃないでしょうか・・それとも、あるファン層を狙ってる?・・だったら、すごいですけど -- 2013-05-13 (月) 17:39:06
    • BMの某夫妻は夫が妻を「貴方」と呼び妻が夫を「お前」と呼びますが、あれは物凄く特殊な例だと思います。 -- 2013-05-13 (月) 19:34:39
  • トールキンの意図を別にすれば、翻訳の優劣というより、単純に慣れの問題だろうに。原書から入った人間が赤角山を「いったいなんだ?」と思うのと同じくらい、瀬田訳から入った人間にとって「レッドホーン」は違和感に満ちている。 -- 2014-02-20 (木) 16:35:43
  • 要するに自分にとって瀬田訳が合わなかったというだけの話なのに、勝手に主語を広げているのがみっともない。 -- 2014-02-22 (土) 06:22:45
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