世界の変わる日†
概要†
カテゴリー | 歴史・事件 |
---|---|
スペル | Change of the World |
解説†
第二紀末にアルダ(地球)が平面から球形の世界に変容したこと。
第二紀3319年、サウロンに唆されたアル=ファラゾーン率いるヌーメノールの大艦隊は、「不死」を奪い取るためにヴァラールの禁を破ってアマンへ侵攻した。これにヴァラールはアルダの統治権を唯一神イルーヴァタールに一時返上し、処置を仰いだ。
するとイルーヴァタールはアルダの構造を根本から作り変えてしまった。アマンとトル・エレッセアは目に見える世界から取り除かれて世界の圏外に移され、中つ国の西には大海原が、東には空白の地が投げ返された。大海は二つに割かれ、裂け目の東端に近かったヌーメノールの島は礎ごと覆って海中に没した。大艦隊は裂け目に飲み込まれ、アマンの地に足を記したアル=ファラゾーンと彼の軍勢は崩れる山々の下敷きになり忘却の洞窟で眠り続けることになった。
この大変動の余波を受けて、中つ国の西の沿岸は押し寄せた海に飲まれ、地形が変わり、大きな被害と変化を被った。
以後、新たに西へ航海した者たちは空白の海域と新しい陸地を見つけるばかりで、ついには一周して元の場所に戻ってきた。こうしてアルダは現在知られているような「湾曲せる世界」となった。だが中つ国を去るエルフにだけはまっすぐの道を通ってアマンへ至る恩寵が残された。
「アヴァッローネは地上から消え失せ、アマンの地は取り去られ、現在の暗黒の世界ではそれらは見出されない。しかし、かつては存在したのだから、今も存在する。本当の存在として、最初に作られた時のままの完全な形の世界の中に」*1
コメント†
最新の6件を表示しています。 コメントページを参照