世界の圏

概要

カテゴリー天文
スペルCircles of the World
その他の呼び名この世の境界、この世のはて、世界の境界(the confines of the World)

解説

世界(エア)の境を表す言葉。物語中では主に世界の圏内(within the Circles of the World)と世界の圏外(beyond the Circles of the World)の言い回しで、前者は世界、後者は虚空(及び時なき館)を指すのに用いられる。同様の言い回しで同じ意味に用いられる語に、「世界(この世)の境界」がある。

「…汝は人間の王に非ず、またそうなること能わず。アルダメネルすべてが、汝の軍門に下ることがあろうともな。あくまでも汝を拒んだ者たちを、世界の圏外にまで追うことかなうまじと。」
「世界の圏外にまで追うことはせぬ。」とモルゴスは言った。「世界の圏外には虚無しかないからだ。だがこの世界にあってはわしから逃れることはかなわぬぞ。そやつらが虚無に消え去らぬ限り。」*1

『ご覧! われらはいつまでもこの世に縛られているのではない。そしてこの世を越えたところには思い出以上のものがあるのだ。ではご機嫌よう!』
“Behold! we are not bound for ever to the circles of the world, and beyond them is more than memory. Farewell!” *2

また第二紀後期の世界の変わる日で、アマンは世界の圏の外に移されたとされている。そのため世界の圏は中つ国アマンの境を表す場合もある。

マンウェは、しかしながら、ヌーメノールの没落と旧世界の崩壊の後、至福の地が「世界の圏」の外に移された第三紀にあっても、単なる傍観者にはならなかった。*3

かれら(エルフ)の支配圏は遠い昔に消失し、今ではかれらはこの世界の圏外に住んで、二度と戻ってはこないのである。*4

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 今ではかれらはこの世界の圏外に住んで、二度と戻ってはこないのである←肉体を伴ってじゃなかったけ? 霊体のような妖精的な存在ではまだこちらにいる来てたみたいな事みたような記憶が -- 2019-12-02 (月) 20:05:03
    • 中つ国に残ったエルフ等はやがて姿を失いましたが、アマンに行った者達は肉体も魂もアマンにあります。 -- 2022-10-05 (水) 20:13:08
お名前:

人種差別をあおるもの、公序良俗に反するもの、項目とは関係ないコメント、他コメント者への個人攻撃及び価値観の押しつけや、相手を言い負かすことが目的の非建設的な議論、現実世界の政治および近代・現代史、特定国家、団体、民族などに結びつけ批判、揶揄するようなコメントなどは削除の対象となります。その他コメントについて。
Last-modified: