Volume II. Mines of Moria (第二部 モリアの坑道)


ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』エピッククエスト Volume II. Mines of Moria (第二部 モリアの坑道)のあらすじ。
日本語版『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』では実装されなかった。公式の日本語訳が存在しない単語は、緑文字で表記している。

Prologue (序章)

エルロンドから冒険者に知らせがあり、これから秘密の任務で裂け谷から出発する指輪の仲間の、旅立ちの準備を頼まれた。
冒険者は、指輪の仲間の頼み事を聞き、その後裂け谷を出発する一行を見送る。

Book 1: The Walls of Moria (第一巻 モリアの壁)

冒険者は、柊郷にあるモリアの西門モリアの壁で、瓦礫の中に埋まっている門*1を掘り起こそうとしているドワーフたちの作業を助ける。
やがて門が掘り出されるが、ドワーフたちと冒険者は水中の監視者に襲われ、門の前から逃げ出す。現在の自分たちの武器では水中の監視者と戦えないというドワーフたちは、モリア西門の近くで発見された古の武器を渡され、その武器を鍛えることを頼まれる。やがて鍛え直した武器を持ってモリア西門の前に戻ってきた冒険者とドワーフたちは、水中の監視者を撃退してモリア西門前の安全を確保。ついにモリアの中へと侵入する。

Book 2: Echoes in the Dark (第二巻 闇からの反響)

冒険者はモリアの中へと入り、モリア内部で前哨基地を作ったドワーフたちの安全確保のための手助けをする。
その中で回収された、モリアの歴史に関する資料を見たドワーフのボーシ(Bósi)は、ミスリルで作られた強力無比な斧ジギルブルク(Zigilburk)についての記載を発見。ボーシは、ジギルブルクが鍛えられた秘密の鉱炉、炎の中心(Heart of Fire)ことナール=ヘラブ(Nâr-khelab)のありかと入り方について調べる。その後冒険者はボーシと共にナール=ヘラブを発見して中に入るが、そこにジギルブルクはなかった。

Book 3: The Lord of Moria (第三巻 モリアの領主)

モリア内のゼレム=メレク(Zelem-melek)の坑道で冒険者は、白の手の印を付けたオークに遭遇する。白の手のオークと戦った後冒険者は、崩落したマザルブルの間の発掘を行っているドワーフの作業を手伝い、マザルブルの書を発見。ボーシがマザルブルの書を解読している間に、冒険者は白の手のオークと戦うドワーフを手助けする。その後冒険者はボーシから、マザルブルの書が解読された結果わかった、オーリたちバリンの探検隊の最期の話を聞く。

Book 4: Fire and Water (第四巻 炎と水)

バリン達の運命を知ったドワーフたちは、彼らの二の舞にならないように、オークの襲撃に対する防備を整えることにする。冒険者は、武具やバリケードの準備などといった手伝いを行うことになった。
その間に、ボーシの息子ボーリ(Bori)は、父の元にあったマザルブルの書を覗いた時、オーインが第三深層の上部武器庫(upper armouries)に行ったと書かれていたことと、強力な斧について書かれていたことを見つけたという。ボーリはそれがジギルブルクかもしれず、ジギルブルクがあればバリン一党は壊滅せずに済んだかもしれないと話した。そして、オーインが捜していた上部武器庫が、冒険者が見つけたミスリルの間(Hall of Mithril)であることを確信。冒険者はボーリと共にミスリルの間を進んでいく。その奥のガーン=ガラーフ(Ghân-gharâf)にて、モリアの壁の発掘作業中に水中の監視者に襲われ、水の中に引きずり込まれ死んだと思われていたブローイン(Bróin)の生きている姿を発見した。その時に水中の監視者が襲ってくるが、冒険者はこれを撃退。ブローインを救出することに成功する。
ブローインは治療のため運び出された。彼の話によると、恐らく水中の監視者は、後から自分を食べるつもりで自分をガーン=ガラーフに置いていったのだろうという。その時ブローインはオーインの遺体と、彼が手にしていたジギルブルクを発見したのだった。ブローインはジギルブルクを手に取って振り回していたお陰で水中の監視者に食われずに済んだが、逃げ道も発見できず動けなかったところを、冒険者に助けらる事になったという。

Book 5: Drums in the Deep (第五巻 深淵からの太鼓)

ジギルブルクを手に入れたドワーフ達だが、ブローインはこれがドワーフに慢心を呼び起こすことになるのではないかと恐れていた。冒険者はこの懸念をボーリに伝えるが、ボーリは楽観的だった。その一方でボーリは、マゾグに率いられているモリアのオークが、何者かと同盟していることを知り、懸念する。そこでボーリはオークの宝を調べて手がかりを捜すよう冒険者に依頼する。その結果、マゾグはドル・グルドゥルの援助を受けていることが明らかになった。
これを知ったボーリはオークの襲撃が近いと恐れ、自らジギルブルクを持って、モリア内のザバドガソル(Zabadgathol)にいるはずのマゾグを逆に急襲することを決断。冒険者や他のドワーフもボーリに同行した。
だがマゾグを前にした時、ボーリや冒険者達の前にドル・グルドゥルの妖術士ゴロスル(Gorothúl)が現れてその妖術により、ボーリたちは捕らえられ、ジギルブルクも奪われてしまう。冒険者は、ボーリの父ボーシにこのことを知らせるためにゴロスルに敢えて見逃され、逃げ帰る羽目になった。
ボーシは落胆するが、それでもモリアにいるドワーフの陣地の防衛を指示。その後、オーク達がモリアのドワーフの各拠点を攻撃してくるが、ドワーフ達と冒険者の抵抗によって、ドワーフの拠点は守られた。

Book 6: The Shadowy Abyss (第六巻 影の奈落

どうにか防衛には成功したが、ボーシはさらなるオークの攻撃を恐れていた。そこで彼は、ロスローリエンガラドリエルの助けを得たいと考える。だが彼は、モリアのドワーフとロスローリエンのエルフの間の不和も知っていた。そこでボーシは、冒険者に仲介を依頼する。
冒険者はモリアの東門を出て進み、ニムロデルの側でハルディルに出会う。冒険者が何者か警戒するハルディルは、冒険者がオークやゴブリンたちの仲間ではないことを証明するよう要求。そこで冒険者はオークと戦い、またハルディルの弟、ルーミルオロフィンを助けてオークと戦う。するとハルディルは気を赦し、ガラドリエルに伝言する。
ハルディルは、ガラドリエルがモリアの石の土台(Foundations of Stone)に、少人数のエルフの一行を派遣したことを話した。ハルディルによるとガラドリエルは、オークよりも邪悪なものが石の土台におり、モリアのドワーフを助けるためには石の土台のエルフを援助しなければならないという。そこで冒険者はモリアに戻り、石の土台に潜って、影の避難所(Shadowed Refuge)にいるレングラメル(Lenglammel)たちエルフに合い、何故マゾグがオークを石の土台に派遣しているのか、その理由を調査している彼らを助ける。どうやらマゾグは、石の土台にいる名前も持たぬ者たちを支配下に置こうとしているらしい。
冒険者はそれを阻止するために名前も持たぬ者たちと戦い、また彼らを思いとどまらせるために緑柱石(エルフの石)を設置していく一方で、エルフのマゴール(Magor)が調査から戻っていないことを聞く。彼はガラドリエルの命により、石の土台で灰色のガンダルフの痕跡を捜していたが、長いこと戻ってきていなかった。そこで冒険者はレングラメルに、マゴールかガンダルフの痕跡を捜すように依頼された。冒険者は、ガンダルフの焼けた帽子と、瓦礫で塞がれた無限階段を発見するが、それ以上は何も見つけられなかった。
一方でその間に、レングラメルの仲間のディサリウェン(Dithaliwenn)は、冒険者が置いたエルフの石が、かつてモリアのバルログが解放された場所であるアザナルカール(Azanarukâr)の近くに動かされているのを発見した。石を動かしたのはマゴールに違いない。そこでグワスレンダスは冒険者に、アザナルカールでマゴールを捜索するように依頼した。
冒険者がアザナルカールに行ったところ、そこにはマゾグのオーク達がいた。冒険者がオークと戦っていくうちに、捕虜となっていたマゴールを発見、救出する。更に冒険者はマゴールに頼まれ、彼と共にアザナルカールの名前も持たぬ者たちと戦い、そして名前も持たぬ者たちの主であるグワスノール(Gwathnor)を撃破した。
冒険者を賞賛するレングラメルは、冒険者がガラドリエルと会えるように手配。ロスローリエンに戻った冒険者はハルディルの案内で、ガラドリエルの庭にて彼女と会う。マゴールから冒険者の強さと勇敢さを聞いたというガラドリエルは、冒険者を賞賛。そして冒険者が今までに見たものの意味を知るため、ガラドリエルの鏡を覗くように命じた。冒険者は鏡を覗くと、ガンダルフがバルログと戦ってドゥリンの橋から石の土台に落下。さらにガンダルフはバルログと戦って無限階段を上り、バルログはジラクジギルから墜落した姿を見た。
冒険者がガラドリエルにこのことを話すと、彼女はガラドリエルの庭に訪れたグワイヒィルにもこの話をするように指示。グワイヒィルは、もしガンダルフが生きているなら見つけて救い上げると言い、飛び去った。

Book 7: Leaves of Lórien (第七巻 ローリエンの木の葉

冒険者は、今までの戦いでの貢献を認められ、ケリン・アムロスに招待された。そこで冒険者は、フロド・バギンズたち指輪の仲間に再会する。その時冒険者はギムリに、レゴラスと一緒にロスローリエンの森の歩哨に行かないかと誘われた。
誘いを受けた冒険者は、ギムリ、レゴラスと共にローリエンの森を歩くうちに、ローリエンの警戒網を抜けてきたオークと遭遇、これと戦って倒す。その後、ガラズリムの射手に出会った冒険者、ギムリ、レゴラスは、見知らぬドワーフがローリエンの国境までやって来て、冒険者の名を呼んでいるという話を聞いた。
話を聞いた冒険者達が行ってみると、そこにいたのはボーシだった。ボーシはモリアのドワーフの窮状を訴えるため、直接ローリエンにやって来たのだ。そしてケレボルンに会えるよう、冒険者に再び仲介を依頼した。
レゴラス、ギムリ、冒険者と共にケレボルン、ガラドリエルと面会したボーシは、自分の息子ボーリがゴロスルに捕らえられたという話をする。ゴロスルのことは知っていたが彼が闇の森を出たことには気づいていなかったというケレボルンは、ガラズリムの中からモリアに援軍を送ることに同意した。
一方で、ボーシとボーリのことを知っていたギムリはボーシを助けたかったが、自分はフロドと共に行かねばならないという。そこでモリアに戻ったボーシにこのことを伝え、ボーシを助けるように頼んだ。
エルフ達はモリア上層部の庭タラーク・バザーン(Tharâkh Bazân)と、そこにある洞窟ブズン=ガール(Buzun-ghâr)にいる、名前も持たぬ者たちがもたらしている腐敗に注目、冒険者に調査を依頼する。ドワーフのブローインは、ボーリを救出に行かずにこんなことをしていることに不満だった。だが、冒険者が調査の中で発見した鉱業記録に注目。そこには、到達する方法が解らなくなっていたドゥリンの王の間(Durin's throne room)に至る秘密の入り口が、ブズン=ガールの奥にあることが記されていた。ブローインによるとそこを辿っていけば、多数のオークに見つからずに、マゾグのもとに至れるかもしれない。
冒険者はドワーフのオヴァール(Orvar)と共に秘密の間を進み、ドゥリンの王の間を発見、マゾグを見つける。水中の監視者との戦いのために怯え、新たな戦いに行くことを拒んでいたブローインも、ローリエンのエルフを説得して共に救援に駆けつけ、遂にマゾグを捕虜にすることに成功する。だがマゾグによるとボーリは、ゴロスルと共にドル・グルドゥルに行ったという。
ローリエンのエルフは、この知らせをケレボルンに伝えるように頼む。ケレボルンは冒険者に感謝するが、一方でマゾグを生かしてローリエンに入れること、そしてドル・グルドゥルの力が増大していることを懸念していた。

Book 8: Scourge of Khazad-Dûm (第八巻 カザド=ドゥームの災難)

捕らえたマゾグをどうすべきかエルフとドワーフの間で議論が行われたが、結局ブローインの意見が通り、ボーリと捕虜交換するためマゾグを生かしておくことになった。
一方でローリエンのエルフは、ゴロスルがモリアにどんな脅威を残していったかを心配する。この話を聞いたモリアのドワーフ達は、モリアにあるルミル=ナールの鏡の間(Mirror-halls of Lumul-nar)と、ナラー=ドゥームの水車(Water-wheels of Nalâ-dûm)にゴロスルが残していった遺物を破壊するよう冒険者に依頼。またレングラメルは、冒険者に再びアザナルカールに行き、マゴールと共にゴロスルの痕跡を調査する。アザナルカールで冒険者達は、オーク達が以前倒されたグワスノールを呼び戻しているのを発見。だが再びこれを倒すことに成功する。この戦いの結果を聞いたレングラメルは、ローリエンを迂回する形で、闇の森までマゾグを連行することに同意する。

Book 9: Fortress of the Nazgûl (第九巻 ナズグールの要塞)

冒険者はロスローリエンの軍勢と共にアンドゥインを渡河し闇の森南部に侵入、ドル・グルドゥルに対する前哨拠点を確保する。それから闇の森のオークなどに気づかれないように警戒しつつ、他のエルフやブローインたちドワーフと共に、マゾグをドル・グルドゥルの近くにあるエルフの拠点へと連行していく。
その途中でローリエンのエルフのラドディア(Raddir)が何者かに殺され、さらに一行は蜘蛛に襲われる。この混乱の中にマゾグは逃げ出そうとするが、マゾグおよびエルフのひとりイスリエル(Issuriel)が蜘蛛の毒を受け、倒れてしまった。イスリエルは冒険者に、解毒剤の材料を探し、解毒剤を作ることを依頼する。だが材料が足りず、解毒剤はひとり分しか作ることができなかった。するとイスリエルは、マゾグに解毒剤を与え、捕虜交換できるように生かしておくべきだと、自分が解毒剤を受け取ることを拒否。そのためマゾグに解毒剤が与えられ、マゾグは回復してきた。

こうして改めて、ドル・グルドゥルまでマゾグを連れて行き、ボーリと捕虜交換することになる。ところが出発の直前、ブローインが姿を消した。ブローインはどこに行ったのか、逃げ出したのではないかとエルフ達は話しだし、さらにその口論をマゾグが煽る。ところがその最中にブローインが戻ってきた。彼はイスリエルのため、別の場所に解毒剤の材料を探しに行っていたのだ。解毒剤がイスリエルに与えられ、彼女も無事に回復を始めた。ブローインのことを批難していたエルフのアハラドール(Achardor)は謝罪し、解毒剤探しで駆け回ったため疲労していたブローインに後に残るよう説得し、代わりに自分が、ブローインのいとこであるボーリたち、捕らえられているドワーフを救出すると伝える。こうしてブローインは後に残り、一方で冒険者達はアハラドールたちと共に、ドル・グルドゥルの門の前へとマゾグを連行していく。

アハラドールが、ドル・グルドゥルに捕らえられているドワーフ達とマゾグの交換を要求すると、ゴロスルが現れた。ゴロスルは、マゾグは役立たずだが、マゾグを捕らえておくことは気分がいいので、交換に応じるという。そして3人のドワーフを連れてきた。ところがその3人のドワーフの中にボーリはいなかった。これでも1対3の交換だというゴロスルの主張にどう対応すべきかアハラドールと冒険者が話していると、奥から3人のナズグールが現れ、更に冒険者達はゴロスルの妖術で身動きを封じられてしまった。ゴロスルは、自分はドル・グルドゥルの主人ではないから交渉の権限はない、そして自分は事前に、主人すなわちナズグールに意見を聞かなかったため交渉は無効だとして、連れてきた3人の捕虜のドワーフを殺してしまった。
この時ブローインが駆けつけてゴロスルを攻撃したため、ゴロスルの術が解かれる。その間に冒険者やブローインたちは逃げ出すことができたが、時間を稼ぐためナズグールに立ち向かっていったアハラドールは帰らず、マゾグの身柄も奪われてしまった。

生存者達は改めてドル・グルドゥルと戦うことになり、ゴロスルの配下のオークから彼らの計画を調べる。そしてローリエンのエルフたちと共にドル・グルドゥルを急襲し、地下牢からボーリを救出することに成功した。
だがジギルブルクはまだ取り戻せていない。一方でボーリは、ドル・グルドゥルの地下牢に閉じ込められている間に、かつてガンダルフがドル・グルドゥルに潜入し、スラーインを地下牢で発見して、死人占い師サウロンだと確認した時の話を思い出したという。冒険者は、その話をローリエンのエルフであるニングロリル(Ningloril)に話すと、彼女の仲間だったがマゾグ護送の途中で死んだラドディア(Raddir)が、かつてドル・グルドゥルに潜入するガンダルフに同行していたと教える。ラドディアの話をニングロリルから聞いた冒険者は、ガンダルフが使ったドル・グルドゥルへの秘密の入り口を発見。そこでロスローリエンの軍勢が陽動攻撃を仕掛けている間、冒険者とブローインはガンダルフの秘密の入り口からドル・グルドゥルへと潜入する。そして冒険者とブローインはマゾグと戦い、マゾグの手からジギルブルクを取り戻して、マゾグにとどめを刺し復讐を果たした。

その後、ボーリとブローインは、ジギルブルクを持ってモリアに戻る。ボーリは、ジギルブルクは強力な武器で貴重なものだが、これが人の心を乱してしまい、結果自分は囚われることになったと話す。そこで彼らは、ジギルブルクが発見されたオーインの遺体のもとにこれを戻す。そして、オーインの遺体とジギルブルクがあるガーン=ガラーフの入り口を、冒険者とモリアの数多くのドワーフ達が見守る中、封印した。そして冒険者はドル=グルドゥアにてゴロスルを倒し、モリアとロスローリエンの脅威も軽減された。

コメント

コメントはありません。 Comments/ロード・オブ・ザ・リングス オンライン/あらすじ/Volume II. Mines of Moria

お名前:

人種差別をあおるもの、公序良俗に反するもの、項目とは関係ないコメント、他コメント者への個人攻撃及び価値観の押しつけや、相手を言い負かすことが目的の非建設的な議論、現実世界の政治および近代・現代史、特定国家、団体、民族などに結びつけ批判、揶揄するようなコメントなどは削除の対象となります。その他コメントについて。
Last-modified: