ロード・オブ・ザ・リングス オンライン/あらすじ

The Black Book of Mordor (モルドールの黒の書)


ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』エピッククエスト. The Black Book of Mordor(モルドールの黒の書)のあらすじ。
日本語版『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』では実装されなかった。公式の日本語訳が存在しない単語は、緑文字で表記している。

Chapter 1 : Where the Shadows Lie (第一章 影の横たわる場所)

黒門の戦いが終結してしばらくのの後、ミスランディアは冒険者を黒門前に呼び寄せる。
サウロンが去り、その勢力が瓦解した事で、長年謎に包まれていたモルドール内部の実情を探ろうと、多くの探索者が冥王の領域に入り込むようになっていた。
ミスランディアはそうした活動によって今後見出だされると思われる邪悪な器物の数々が、自由の民に何らかの影響を与える事を懸念していた。
イスタリは冒険者に、先に黒門の向こう側へ赴いた探索者たちへ無用心に発見した器物に触れぬよう警告し、可能ならば探査を思い止まらせるように依頼した。

冒険者はウドゥンの各地にいる探索者たちにミスランディアの言葉を伝えて回り、その内の一人であるRhogrinから仲間のAnnothが戻って来ないと言った。
Annothはかつてゴンドールの監視者Thandrimが築いたドゥアサングの砦の近くにいた。彼は冒険者に砦の陥落にまつわる物語を語る。
およそ千年前、砦はナズグールの軍勢に包囲され、持ちこたえられずに降伏した。幽鬼と共に軍勢を率いていたUgrukhôrという指揮官は生き残っていた60人のThandrimを助命し、ゴンドールに送還する事を約束した。しかし彼は約束を破り、Thandrimが黒門を越えた所でHalannonという兵士一人を除く全員を射殺した。
AnnothはそのHalannonの子孫で、砦の奪還とUgrukhôrの討伐を果たし、先祖の無念を晴らす事を望んでいた。

冒険者は砦内に囚われていた捕虜を解放するが、その中には東夷の氏族Khundolarの指導者Ayorzénが含まれていた。冒険者はAnnothと共に砦から遺物を盗んで逃走したAyorzénを追跡し、再度捕らえる。Ayorzénはかつては強大な戦士として恐れられていたが、モルドールの信頼を失ってその地位を追われ、今や仲間の東夷からも見放されていた。
ミスランディアはAyorzénをゴンドールに移送し、身の安全を保証するのと引き換えにモルドールの内部情報を得ようとエレスサール王(アラゴルン)に提案し、王も渋々ながら同意する。
しかしAyorzénは、冥王の召使たちの多くが健在で、俄然強大な影響力を保持する彼らに太刀打ちできる力がゴンドールに有るとは思えないと言う。東夷はゴンドールの優勢が確実なものにならない限り、王の申し出を受ける事は無いと主張するものの、尋問の中でそうした僕たちの内の何名かの名前が明らかになる。
解放された他の奴隷たちから得た情報によると、その内の一人であるDulgabêthは最終決戦の際、黒門前でアラゴルンら西方の大将たちとの交渉に臨んだサウロンの口であった。
ミスランディアは彼と彼が持ち出した遺物にはまだ利用価値があると考えていた。

Chapter 2 : The Light of Eärendil (第二章 エアレンディルの光)

冒険者とミスランディアはAyorzénが持ち出した器物を調べる。長年モルドールに置かれた事で邪悪な力に毒されたそれらは中つ国の各地から収奪された物だった。
遺物の由来を知る手がかりを求めて、それらが元々あったと思われる土地を訪ねると、その地の有識者たちは冒険者にそれぞれの器物にまつわる様々な歴史や物語を語った。
謎を解明した冒険者は遺物を裂け谷へ運び、エルロンドが癒しの力で遺物に込められた邪気を浄化した。
エルロンドは冒険者に、癒しの力の源である星の光を込めた玻璃瓶を贈る。その力はエルロンドの父エアレンディルがこの世にもたらしたものだった。ミスランディアは冒険者にその力の助けを借りて、モルドールの更に奥地へと進むように言った。

ゴルゴロスではゴンドールによる調査が進んでいた。バラド=ドゥーアの倒壊によって地表に露になった縦坑へ進入を試みた隊もあったが、その兵士の一人が狂乱して味方に襲い掛かるなど、徐々にモルドールを覆う力による悪影響が出始めていた。
冒険者が黒門の前に戻ってくると、Dulgabêthの使者を名乗る男Yadêphalが訪れていた。使者によれば、今やサウロンの相続人となったDulgabêthはモルドールの主としてエレスサール王との会談を求めているという。エレスサール王は冒険者を王の代理に指名し、相手の意向を聞き出すよう求める。

Yadêphalが会談場所に指定したバラド=ドゥーアの廃墟で、冒険者はDulgabêthと対面する。Dulgabêthは代理人を派遣した王を臆病者と謗り、冒険者を自身のかつての呼び名であるサウロンの口になぞらえてMouth of Gondorと呼んだ。サウロンの後継者を自認するDulgabêthはゴンドール領を侵犯しない見返りに、自らのモルドールの支配権を承認し、その障害となるGúrzyulなる党派のメンバーであるUgrukhôr、またの名をthe Captain of the Pitを倒すのに協力するという和平の条件を提示する。

冒険者が会談の内容を報告すると、エレスサール王はDulgabêthの提案を飲む事は無いと断じた。

Chapter 3 : The Gúrzyul (第三章 グーズユル)

Ayorzénから聞き出した情報によると、DulgabêthとUgrukhôrはサウロンが健在の頃から対立し、互いの命を狙う間柄だった。ミスランディアはモルドールの各所に冒険者を含む斥候を派遣して、彼ら以外のGúrzyulの構成員について情報を集める事にする。
冒険者はドワーフのAtli Spider-baneとキリス・ウンゴルを、上のエルフのHarthalínと共にゴルゴロス南方のTalath Úruiを探索し、そこで得た密書から新たにUrudanî Stonemaidenの存在が浮かび上がる。サウロン配下の悪霊(Rogmul)であるBorangos the Horrorによって力を与えられた彼女はGhâsh-haiというオークを使役する魔女で、Ugrukhôrの味方についていた。

冒険者は更にAyorzénの案内でゴルゴロス東部のAgarnaithを探索しようとしたが、Ayorzénはその場所の名を聞くと急にそれまでの態度を一変させ、王の取引に応じてゴンドールへ行くと言い出す。
やむを得ず冒険者は単身Agarnaithの沼地へ向かうが、先に向かった3人の斥候の内一人は殺され、もう一人は所持していた剣だけが見つかった。生き残った一人は腐敗に蝕まれた恐ろしい生き物が仲間を襲ったと語り怯えた。冒険者は彼を連れて黒門へ引き返す。ミスランディアは沼地を襲った腐敗の正体を調べる為に、一度ミナス・ティリスに戻る事にする。

一行はAyorzénの護送も兼ねて、都へ向かう。兵士たちはAyorzénを疑いの眼差しで見ていたが、東夷は自分の民の全てが冥王の僕でもなければ、ゴンドールだけがモルドールの脅威に曝され抵抗した訳でもないと語る。彼によれば、Agarnaithを呪われた地へ変えた存在は最初にAyorzénのいた東夷の土地にやって来た。歌の中でSweet Laraと呼ばれるその存在は、彼らの都市を荒廃させ無人の地へと変えたという。東夷の中にも抵抗する者はいたが、彼らは全て倒され、残された自分たちは選択の余地なく冥王の配下として戦うより他無かったのだとAyorzénは主張する。兵士たちはその言葉を全てを信じたわけでは無かったが、今までモルドールに与する敵は全て冥王の信奉者だと信じて戦ってきた自分たちの意識が果たして正しかったのか分からなくなり始めていた。
ミスランディアはAyorzénの語ったSweet Laraの正体はサウロンに仕えていたLhaereth the Stainedなる存在であろうと推論した。

ミナス・ティリスに着いた冒険者はミスランディアの使いで書庫へ行き、そこでかつてゴンドールを襲った悪疫について詳しく調べる。再会したCovadilは冒険者にアセラスの葉を渡し、ゴルゴロスの毒気に当てられて受けたダメージを癒すように助言する。
Ayorzénはセレゴストを根城にするSweet Laraに引き渡されるのを恐れ、どうにかその運命から逃れるために王との取り引きに応じた事を明かした。東夷は敵だった者の庇護を受けるのに納得した訳ではなかったが、安全な場所まで連れてきてくれた事には素直に感謝していた。
ミスランディアはAgarnaithがLhaerethの作った疫病の威力を試す為の実験場で、今もLhaereth the Stainedがセレゴストで研究を続けて、いずれは王の葉でも治癒できない完全な病疫を完成させようとしているのではないかと危惧していた。

冒険者はAgarnaith戻り、Harthalínと共にLhaerethの実験がどこまで進んでいるかを調べようとする。その途上でHarthalínはGhâsh-haiの伝令を射殺し、持っていた羊皮紙から
Lhaerethを含むモルドールの領主たちがNargrothで会合を開こうとしているという情報を得た。

Chapter 4 : Union of Evil (第四章 悪の連合)

Harthalínと冒険者はモルドールの幹部たちの動向をより詳しく探るため、遭遇した伝令を見つけ次第倒し、書簡を収集する。それぞれの幹部は少しでも自らの優位を保とうと、自らの居城で会合を開くのを望んでいた。冒険者たちは会合の開かれる正確な場所を特定するため、監視者の石に宿る精霊Zaghárogと交信を試みる。監視者は僅かな幻視を見せただけだったが、そこから彼らの居城の中間に位置する滅びの山の麓に目星をつける。

ミスランディアはモルドールが使役している大量の奴隷の中に紛れ込んで会議の場に接近する作戦を立案する。AyorzénはDulgabêthやUgrukhôrの目は変装で欺けるが、他人の心の内を覗けるUrudanîには見破られる可能性があり、彼女に近づくのは避けるべきだと忠告した。

密偵からモルドール各地から大規模な集団が滅びの山付近に集結しつつあるとの報告が届き、作戦が決行される。会合場所は滅びの亀裂に通じる山道の途上にある塔Amon Thaurだった。
一同に会したGúrzyulの党員たちに向けて、Dulgabêthは冥王とナズグールが去った今、モルドールを統治するためには皆が団結する必要があると語り、Lhaerethには婚姻同盟を締結し、摂政として共にモルドールを統治しようと持ちかける。LhaerethはDulgabêthへの友好の証しとして贈り物を持参しており、それを御前に運ぶよう待機させていた奴隷を呼ぶが、既に酷く衰弱していた奴隷はその場に倒れて死ぬ。それを見たLhaerethはすぐ近くにいた冒険者に代わりに運んで来るように命じた。

Dulgabêthは摂政の最初の命令として、同盟に異を唱えるUgrukhôrを衛兵に捕らえ殺そうとする。しかしLhaerethはDulgabêthを止め、この場で成されるのは連合ではなく報復であると言った。訝しむDulgabêthを目掛けて彼女が贈り物の中身を振り撒くと、サウロンの口は悶え苦しみながら死んだ。それは強烈な毒薬だった。
サウロンの寵愛を受けていたLhaerethは黒門に西方の軍勢を呼び寄せ、主君に敗北をもたらしながらも自身は生き延びたDulgabêthに恨みを抱いていた。倒れたDulgabêthに向かってLhaerethは、汝はサウロンの相続人などではなくサウロンの破滅であると詰った。

さらにLhaerethは冥王の使用人たちの中で最も力ある自身こそが盟主に相応しいと主張し、他のGúrzyulに臣従を要求する。一連のクーデターを見守っていたUgrukhôrら党員たちはそれを承認した。モルドールの団結を見届けた冒険者は会議の場を後にする。
報告を受けたミスランディアはゴンドールにとって最悪の事態になったと言った。モルドールの支配を巡って彼らを争わせておくのが望ましかったが、それが果たされない今、新たな対策を早急に講じなければならなかった。

Chapter 5 : Legacy of the Necromancer (第五章 死人占い師の遺産)

冒険者は悪の連合に対抗するため、モルドール内の動向を探る。探索者たちによれば、それぞれUgrukhôrとLhaerethの配下に属するオークの部隊が殺し合いを演じていた。彼らはWeeping Warriorなる人物を探していた。
ミスランディアによれば、その名前はGúrzyulの一員で主に中つ国の東方や北方で活動していたKarazgarという冥王の密使の通称だった。Karazgarは長い間モルドールを不在にしており、指輪戦争の間も姿を見せず、Gúrzyulの会議にも現れなかった。
冒険者はオークたちを率いていた隊長を尋問し、Weeping WarriorがBugdatishなる遺物の秘密を握っており、Ugrukhôrはそれを知るために闇の森にある妖術の丘へ彼を探す捜索隊を送ろうとしていた事を聞き出した。
ミスランディアは冒険者に、妖術の丘即ちドル・グルドゥアへ向かへと言う。そこではガラドリエルケレボルンが率いるロスローリエンのエルフたちが要塞を破壊して土地を浄化するための準備を進めており、それが実行される前に敵の目的を調べる必要があった。

闇の森南部の前哨基地Thangúlhadに着くと、すでに準備は整いつつあり、後は儀式を開始するだけとなっていた。ローリエンの主とその奥方に再会し、事の次第を話すと、二人は既に探索のために要塞内に入った部隊へ退去するよう伝えるついでにKarazgarを探す事を許してくれた。
エルフたちは内部の調査をあらかた終えていたものの、唯一砦の最深部に通じると思われる階段だけは強烈な暗闇に阻まれて手付かずのままだった。エアレンディルの光を持つ冒険者は彼らの代わりに扉の向こうに何があるのかを確かめる事にする。
階段を下るとそこは広大な広間で、中心には死人占い師が使っていたと思われる玉座と祭壇があった。広間の内部には強い思念が残留しており、冒険者が玉座に近づくとかつてその場所で行われた冥王と僕たちの会話が再生された。
冒険者が部屋を探索しようとすると、西側の通路から酷く痩せ衰えたエルフの女性が現れた。よく見るとそれはかつて冒険者と共に戦い死んだと思われていたSigilethであった。聞けば、戦いで傷ついた彼女は逃れる途中でこの階層に落ちたという。彼女は脱出を試みたものの入り口を覆う影に阻まれ、以来倉庫を隠れ家にして足を踏み入れた敵を狩り続けていた。
冒険者がサウロンの敗北と自身の目的を語ると、Sigilethはこの地を脱出する時が来た事を悟った。冒険者らは階層内に残された遺物を広い集めて要塞を後にする。

冒険者が砦から退去して程なく、ドル・グルドゥアはガラドリエルの手で破壊され、地下坑は剥き出しにされた。ガラドリエルはSigilethを連れ帰ってくれた事に感謝した。
Sigilethは兄のCorudanも要塞の崩壊を喜ぶだろうと言った。冒険者は彼女にCorudanと共にローハンを旅した事、ヘルム峡谷での戦いで彼が行方知れずになった事を話すが、Sigilethは希望を捨てず、自分が生きていたのだから兄も生きているに違いないと言った。冒険者と彼女はいつか共に兄を探しに行こうと約束した。

同じ頃、森エルフの王スランドゥイルが要塞の跡地を来訪し、ケレボルンと会談を行った。両者は闇の森を改称しエリン・ラスガレン(Eryn Lasgalen)と呼ぶ事に合意した。
冒険者の目的も聞いていたスランドゥイル王は、息子であるレゴラスと冒険者の友情に免じて自身の宮殿への訪問を許可する。

Chapter 6 : Wood, Lake, Mountain, and Stone (第六章 森、湖、そして石)

冒険者はドル・グルドゥアから押収した遺物を携えてスランドゥイルの岩屋Felegothにやって来る。長年ドル・グルドゥアから広がる腐敗を食い止めるため戦い、抵抗を続けてきた森エルフたちは敵の使用していた邪悪な器物の調査研究や浄化なども行っており、彼らの協力を得られればBugdatishの正体について何らかの手がかりが得られるかも知れなかった。
またエルフ王はKarazgarの素性についてもより詳しく知っていた。Karazgarは龍を使役する術に長けた間者で、王は彼が灰色山脈に巣食う龍たちに何らかの働きかけを行っており、その内の一匹であるスマウグエレボール襲来にも関与しているのではないかと疑っていた。

宮殿に到着して間もなく、研究者たちと共に遺物を調べるためミスランディアも来訪する。魔法使いは冒険者からの知らせを待つ時間を惜しみ、グワイヒアに乗って後を追ってきたのだった。Bugdatishが何であれ、敵が懸命になって探すに相応の強い魔力が秘められていると思われたが、冒険者がドルグルドゥアから持ち出した器物の中にはそれらしき物は確認できなかった。ミスランディアはBugdatishが死人占い師の隠れ家ではない別の場所にある可能性を思い立つ。
北方世界で他に強力な器物の保管されていた可能性のある場所は、スマウグが財宝を蓄えていたはなれ山であった。
スランドゥイルはかつて財宝の分配をめぐって一触即発となった経緯から、それだけの強力な器物が山にあるのなら既に見出だされていてもおかしくないと、懐疑的だった。
エルフ王との今後の対応について話し合いがあるミスランディアは、先にエレボールへ向かうよう冒険者に言う。

宮殿を出た冒険者は、エルフの筏に乗って川を遡り、湖の町までやって来る。筏の船頭Nembadethの伝手で町の警備隊のVárthrekと会い、Karazgarについて尋ねる。彼はその名前を聞くと苦い顔をした。噂では町やその周辺で近年起こった不穏な事件の多くは、Karazgarが背後で糸を引いていたものであるとの事だった。町の住民にも聞き込みを行うが、彼らも同様に口を閉ざした。只一人Kólfithという老人だけは情報を握っている事を明かしたが、密偵が町の至る所で聞き耳を立てているため、The Dragonbone Innという酒場で会う約束をする。
The Dragonbone Innにやってきた冒険者は、訪れていた町の住人の話に耳を傾ける。やがてKólfithがやって来るが、老人の態度は一変していた。Kólfithの本当の目的は町を危険に晒した冒険者を危険人物として排除する事だった。冒険者はKólfithの取り巻きたちと乱闘になるが撃退する。酒場の店主は彼が密輸業者の元締めでKarazgarの仲間であるという噂を語った。

また、一連の騒ぎを見て冒険者に感心したドワーフの宝石細工師Authi Gem-cutterが冒険者に話しかけてくる。
Authiは冒険者にはなれ山で起きている事を語る。エレボールは長年、精巧で優れた工芸品の産地として称えられてきたが、近年はその品質が急激に低下しており。Authiを含む職人たちは異変の原因を突き止めようと躍起になっていた。Authiはその元凶が冒険者の探しているKarazgarにあると考え、国王のトーリン三世に情報を提供し、相談する事を勧める。エレボールに着くと、エルフ王との会談を終えた魔法使いが既に来ていた。彼は自分の事をミスランディアではなく、この地域で知られた名であるガンダルフと呼ぶように念を押す。

エレボールにはドワーリングローインドーリなど、かつてトーリン二世と共に王国を再興した仲間もいた。彼らは技工の退化がアーケン石が関係しているではないかと考えており、ガンダルフもそれに賛同する。ドワーフたちは石をトーリンの墓に封印した事で山の精髄による加護が失われたのではないかと考察する一方、ガンダルフは石が人知れず墓から盗み出されたという更に不穏な筋書きを提示した。いずれにせよ、それらの仮説を確かめるためには墓を開けるしか方法は無く、それには王の許諾を得る必要があった。トーリン三世は墓を開けるのはトーリン・オーケンシールドの妹であるディースの了承を得てからにするべきだと言った。墓には彼女の息子で、伯父と共に討ち死にしたフィーリキーリの兄弟も埋葬されているため、ディースの許しなく彼らの眠りを妨げるのははばかられた。

からすが丘に隠棲しているディースの元を訪れた冒険者は彼女の頼み事を引き受け、信頼を得る。トーリンの仲間たちと共に事情を話すと、ディースは自分も同席するという条件で彼らの求めに応じた。ディース立ち会いの下、ガンダルフとドワーフたちはトーリンの陵墓Mazal Akrâzを開き、王の遺体の懐にアーケン石が抱えられたままになっている事を確認した。ガンダルフはアーケン石が王国衰退の原因では無いとすれば別の何か、即ち力の指輪の喪失に関連しているのではないかと言う。かつてドゥリン一族の王に与えられ、後にサウロンがスライン二世の手から奪取した指輪はバラド=ドゥーアの崩壊と共に失われた。
ドワーフたちはもはや種族の衰退を止める事はできないのかと嘆くが、ガンダルフは永遠に続く物事などはなく、全てのものが移ろいゆく中でより良いものを見出だす他無いと諭す。

時と共に変遷するのは人々の言葉も同じであった。魔法使いは敵の探しているBugdatishなる存在が特定の器物ではなく、別の何かである可能性を指摘する。Bugdatishは暗黒語で「名前の番人(name-keeper)」を意味するが、よく似た言葉であるBugdashは“出生時につけられる名前(the name given at birth)”を意味する。
UgrukhôrがBugdatishという器物ではなく、忘れ去られた自分の本当の名前を求めているのだとすれば、探索するべきはその目的であって器物の所在ではなかった。
久しぶりに家族と再会したディースは、冒険者の事は信頼に値するため自分に会いたければからすが丘を尋ねてもいいが、魔法使いは連れて来ないで欲しいと言った。

Chapter 7 : The Iron Hills (第七章 くろがね連山)

ガンダルフは北方で起こっている陰謀の手がかりを探すため、しばらくの間エレボールに滞在することにする。冒険者は宝石細工を営むAuthiの家族を手伝うが、事業に行き詰まった彼らが廃業して山を去ろうとしているという噂が流れている事を知る。噂を広めていたのはKhîlというドワーフだった。

長鬚族とは異なる東方の氏族Zhélrukaの出身であるKhîl the Tale-spinnerは様々な物語を知る伝承家で、Zhélrukaが西方にやって来た経緯や、彼らが灰色山脈に築いたとされる未知の都市Thafar-gatholの伝説、指輪戦争で使われた東夷の兵器などについて語っていたが、その内容には多分に脚色が含まれており、彼の話を信用する者は少なかった。Khîlの話を聞いたAuthiは立腹し、トーリン王に提訴する事を決める。
双方の言い分を聞いたトーリン三世はKhîlに山を去るように命じる。Khîlは彼の家族が代々住んでいたくろがね連山の都市Járnfastを目的地に選ぶ。トーリン三世の弟ナイン(三世)の居城であるJárnfastには王の息子で次期継承者のドゥリンが滞在していた。王は冒険者とAuthiにKhîlと共にくろがね連山に行き、息子を連れ帰るように言う。

Járnfastに着き、Náin the Slakelessことナイン三世に謁見した冒険者は、兄王の意向を伝える。ナインによればドゥリンは父王の方針から戦で活躍させて貰えない事に不満を抱き、酒浸りになる事でそれを紛らせているという。冒険者が訪問した時もそれは同様だったが、父に呼び戻された事を知ると即座に覚醒し出立の用意を始める。
ドゥリンは軍学や兵法について既に多くの研鑽を積んでいたものの、実戦の経験は殆ど無かった。ナインは甥に対して、交易の基地Utterbyに居座るJangovarの軍勢を掃討して実力を試すように言う。ドゥリンは冒険者と共に敵を偵察し、得た情報を元に戦術を立案し、見事に東夷軍を弱める事に成功した。
その成果に満足したナインは甥をドゥリンの名を継ぐのに相応しい偉大な人物になると称えた。しかし、ドゥリン自身は長鬚族の始祖である不死のドゥリンの生まれ変わり、即ちドゥリン七世として見られる事を快く思っていなかった。

はなれ山に戻る準備を終えた冒険者はAuthiを呼びに行くが、そこにはひどく取り乱したKhîlもいた。話を聞くと、父の住んでいた家に帰り部屋を整理していると奇妙な物を見つけたため、一緒に来て調べて欲しいと言う。頼みを引き受けた冒険者がKhîlの父Bránitの家に行くと、居室の壁の一角に隠し扉らしき継ぎ目があるのを確認する。Khîlと共に部屋を調査すると、幾つかの家具に仕掛けが見つかり、これを操作すると扉の表面にルーン文字が表れた。Khîlはその文字を知らなかったが、扉を作った者の名だと直感し、父から順に遡り、自分の先祖の名前を詠んでいった。扉はKhîlの五代前の祖父Vóinの名に反応して開いた。

部屋の中には黒い革の表紙で綴じられた一冊の本が安置されていた。本にはサウロンの目を象った紋様が刻印されており、それがモルドールに関係した書物であることを示していた。

Chapter 8 : The Grey Mountains (第八章 灰色山脈)

Khîlの先祖、そしてZhélrukaの一族とモルドールの間にどんな繋がりがあるのかは分からなかったが、報告を聞いたナインはその本をJárnfastに留め置く事を許さず、冒険者の手でガンダルフに届ける事になった。Khîlは身の潔白を主張したものの、もし本が邪悪な物ではないと判明した暁には、先祖の歴史に所縁のある品を自分の手で保管したいとも言った。一方ドゥリンはサウロンが去った今、どんな遺物も恐れる必要はないと豪語した。

ドゥリンを伴った一行ははなれ山への帰途に就く。
Utterbyに差し掛かった頃、遥か前方を大規模な一団が進んでいるのが見えた。谷間の国の境に向かって進むその集団はリューンからやって来たZhélrukaの軍団だった。
彼らを率いるBótuz Frostbloodに面会した一行は、谷間の国の領土を横断する許可を求めてエレボールに使者を送ったものの、王からの返答が無く苛立ちを募らせている事を知る。灰色山脈にあるというZhélrukaの領地を目指す彼らは、たとえトーリン王が拒否しようとも強引に押し通るつもりだった。
ドゥリンは冒険者に急ぎ山に戻って父王に事の次第を伝えるように頼み、自身は彼らをなだめるため野営地に残る。

戻ってきた冒険者を見たトーリン三世はドゥリンの姿が無いことを不信に思う。押し寄せたZhélrukaの事を説明するが、彼らが送ったという使者は訪れていなかった。
また、たとえ使者が来ていたとしても、実在するかも分からない土地に向かおうとする彼らの行動は容認されないとも言い、Zhélruka軍に山の北側を迂回して進むように命じる事を決める。ドゥリンの身柄を引き取るため武装した兵団と魔法使いも使者に同行させようとしたが、そこにドゥリンと一緒に陣地に留まったAuthiが戻って来て、返答を待てなくなったZhélrukaが進軍を強行して領内を通過した事を知らせる。そしてドゥリンは彼らが谷間の国の住民に危害を加えるのを防ぐための人質として共に灰色山脈に向かう事を決め、Authiに伝言を託したのだった。
トーリン三世はZhélrukaの無礼な行動に怒り、いずれ代償を払わせると言ったものの、冒険者に息子を連れ戻させる方を優先した。

冒険者がくろがね山で見つけた黒い本を渡すと、ガンダルフはそれが明らかにモルドールを起源としていると結論した。本は暗黒語の他に複数の文字で書かれており、解読するには時間が必要であった。

Chapter 9 : The Grey Mountains (第九章 灰色山脈)

Chapter 10 : The Vales of Anduin (第十章 アンドゥインの谷間)

Chapter 11 : Mordor Besieged (第十一章 モルドール包囲)

Chapter 12 : Mordor Besieged (第十二章 モルドール包囲)

Chapter 13 : Imlad Morgul (第十三章 イムラド・モルグル)

Chapter 14 : Imlad Morgul (第十四章 イムラド・モルグル)

Epilogue

コメント

コメントはありません。 Comments/ロード・オブ・ザ・リングス オンライン/あらすじ/The Black Book of Mordor

お名前:

人種差別をあおるもの、公序良俗に反するもの、項目とは関係ないコメント、他コメント者への個人攻撃及び価値観の押しつけや、相手を言い負かすことが目的の非建設的な議論、現実世界の政治および近代・現代史、特定国家、団体、民族などに結びつけ批判、揶揄するようなコメントなどは削除の対象となります。その他コメントについて。
Last-modified: