ロベリア・サックビル=バギンズ †
概要 †
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Lobelia Sackville-Baggins |
異訳 | ロベリア・サックヴィル=バギンズ |
その他の呼び名 | 袴帯家のロべリア(Lobelia Bracegirdle) |
種族 | ホビット |
性別 | 女 |
生没年 | 庄暦1318年(第三紀2918年)~1420年(3020年)(享年102) |
親 | Blanco Bracegirdle(父)、Primrose Boffin(母) |
兄弟 | Bruno Bracegirdle(兄) |
配偶者 | オソ・サックビル=バギンズ |
子 | ロソ・サックビル=バギンズ(息子) |
解説 †
袴帯家のBlancoとボフィン家のPrimroseの娘。ビルボ・バギンズの従兄弟であるオソ・サックビル=バギンズの妻。ロソ・サックビル=バギンズの母。ビルボ・バギンズより28歳の年少で、フロド・バギンズより50歳の年長。こうもり傘がトレードマーク。
『ホビットの冒険』でビルボがはなれ山への旅に出て1年も消息不明になっていたため、ビルボは死んだものとして、夫のオソと共に袋小路屋敷を相続で手に入れようと目論んだ。だがビルボが帰郷したことで失敗、それ以来ビルボ及びその後継者のフロドと確執があった。『指輪物語』では袋小路屋敷がビルボからフロドに譲られたことで彼を妬む。
だがビルボの別れの宴に招待された時には、ご馳走目当てに一家で出席している。
またロベリアは、別れの品としてビルボから銀のスプーンを贈られたが、これにはビルボがはなれ山への旅に出た時の留守中に、彼女が袋小路屋敷から沢山のスプーンを持ち出したであろうことへの厭味である。
フロドは裂け谷へ旅立つ際に、袋小路屋敷を実際にロベリアに売って、彼が袋小路屋敷を去る口実とした。
だがホビット庄がサルマンの配下のごろつき達に支配されると、ロベリアは彼らに面と向かって逆らい、大堀町の留置穴に投獄された。
「『シャーキーはお前らにくれてやるわ、このきたねえ盗っ人のごろつきどもが!』とばあさまはいって、こうもりを振り上げて、頭立ったやつに向かっていきました。自分の背丈の二倍もあるやつによ。そこでやつらはばあさまをひっとらえましただ。あの年で、留置穴に引きずられて行っちめえました。留置穴に連れてかれた者の中にはわしらにとっちゃもっとなつかしいやつらがいっぱいいますだが、このばあさまがたいていのもんより勇気を示したことだけはうそでねえですだよ。」*1
ロベリアは、水の辺村の合戦後に解放されるが、息子のロソが殺されたことを知って失意。袋小路屋敷をフロドに返還すると、実家である堅屋村の袴帯家へ戻った。
そして遺産の全てをフロドに譲り、戦いで家を失ったホビットたちのために役立ててほしいという遺言を残し、翌年死去した。
略歴 †
- 2918年 生誕
- 2942年 24歳。夫のオソと共に袋小路屋敷を手に入れようとするが、ビルボの帰還で失敗
- 2964年 46歳。息子のロソ誕生
- 3001年 83歳。ビルボの別れの宴
- 3012年 94歳。オソが死去
- 3018年 大いなる年 100歳。念願の袋小路屋敷を手に入れる
- 3019年 大いなる年 101歳。ごろつき達により投獄される。その間にロソが死亡。解放後、フロドに袋小路屋敷を返還して隠棲
- 3020年 102歳。死去。遺言とともに遺産をフロドに託す
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定 †
俳優 | エリザベス・ムーディ |
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日本語吹き替え | 不明 |
名前は登場するが、フロドがロベリアに袋小路屋敷を売る話は登場しない。
劇場公開版では、袋小路屋敷の前で叫び、ビルボがロベリアの名を出して居留守を使う場面が出るだけだが、スペシャル・エクステンデッド・エディションではオソと共に、ビルボの別れの宴の場面に出演している。
映画『ホビット』における設定 †
俳優 | Erin Banks |
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日本語吹き替え | 台詞なし |
袋小路屋敷の競売で、銀のスプーンを持っていこうとしたところをビルボに奪い返される場面が出ている。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定 †
コメント †
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