ロアーク†
概要†
解説†
そしてツグミといっしょに、この上もなくよぼよぼになった、一羽の年より鳥がやってきました。その鳥は、眼がみえず頭のまんなかがはげていて、飛ぶのもやっとのようす。たいへん大きな、大ガラスのじいさんでした。大ガラスは、しゃちこばって一同の目のまえの地面におりると、ゆっくりつばさをはばたかせて、ソーリンの前にひょいひょいとすすみ出ました。
「おお、スラーインのむすこ、ソーリンよ。また、フンディンのむすこバリンよ。」と、大ガラスは、しわがれ声でなきたてました*1
カークの息子である大ガラス。はなれ山の大ガラスの一族の長。(ビルボと出会った)第三紀2941年の時点で153年生きていて、人の言葉を話すことができた。
からすが丘においてソーリン二世らに、スマウグが死んだという知らせをもたらした。またソーリンの伝言を一族の大ガラスたちを通してソーリンの親族に伝え、くろがね連山のダーインの軍勢をはなれ山に呼び寄せた。
ロアークは財宝をめぐって北方の諸種族が対立することを望まなかったが、その諫言がソーリンに容れられることはなかった。
映画『ホビット』における設定†
言葉を発する場面はないが、ソーリンがダーインを呼ぶのに、ロアークと思われる烏を使っているのが映像から示唆されている。
コメント†
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