リンドン †
概要 †
解説 †
シンダール語で「楽の音の国」の意。エレド・ルイン(青の山脈)の西にある土地。
第一紀のリンドン †
中つ国に帰還したノルドールによって、オッシリアンドがこの名で呼ばれた。この地に住んでいた緑のエルフたちの歌声が、ゲリオン川の向こうからさえ聞かれたことに由来する。
第二紀以降のリンドン †
怒りの戦いで崩壊したベレリアンドのうち、青の山脈の西に唯一残った、元のオッシリアンドの一部がリンドンと呼ばれた。リンドンはルーン湾によって南北に分断され、北はフォルリンドン、南はハルリンドンと呼ばれた。
この地にはベレリアンドの崩壊を逃れたエルダールが住んでいた。主にテレリのエルフだが、上のエルフ(ノルドール)も少なからずいた。中心的な都市はルーン湾の灰色港であり、同湾にはその他にフォルロンド、ハルロンドの港があった。
第二紀にはギル=ガラドがリンドンの王であり、キーアダン、エルロンドと共にこの地のエルダールを統治していた。リンドンのエルフは、エレギオンを滅ぼしたサウロンの脅威に抵抗を続け、最後の同盟の戦いにも参戦した。
第三紀にはキーアダンがその領主となった(エルロンドがイムラドリスに移り、ギル=ガラドが最後の同盟の戦いで戦死したため)。アングマールの魔王を敵とするエリアドールでの戦いでは、リンドンのエルフは幾度かアルセダインに援軍を送り、フォルンオストの合戦では上陸したゴンドール海軍と共に進軍してアングマールを滅ぼした。
とはいえリンドンのエルフは次第にアマンへ船出していき、第四紀に残っている者はほとんどいなかったという。
コメント †
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