フォロヒェル†
概要†
カテゴリー | 地名 |
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スペル | Forochel |
異訳 | フォロヘル |
解説†
エリアドールの北方にある地域*1。モルゴス王国の苛烈な寒さが未だに残ると形容される寒冷な気候で、同名の湾は冬には沖合まで氷に覆われる。この地にはロッソス族が住んでいた。
魔王に追われたアルヴェドゥイがこの土地に避難し、ロッソスの援助によって救われた。その後アルヴェドゥイは、灰色港から彼を救出に来た船に乗って脱出しようとするが、嵐によって船はフォロヒェル湾で沈没した。(第三紀1975年)
フォロヒェル湾(Bay of Forochel)†
フォロヒェルの氷結湾(Icebay of Forochel)とも呼ばれる。『指輪物語』収録の地図(当サイトの中つ国地図)では青の山脈北端のそばにある湾にこの名があるが、『終わらざりし物語』によると、実際のフォロヒェル湾は地図の上部に突端のみが見えるフォロヒェル岬に囲まれた広大な湾であり、青の山脈のそばにある湾はフォロヒェル湾南岸の一部に過ぎない。フォロヒェル湾は北東に向かって広がっており、フォロヒェル岬がその北岸と西岸を成して、湾の南西部が大海に開かれている。*2
フォロヒェル岬(Cape of Forochel)†
フォロヒェル湾を形作る巨大な岬もとい半島。ロッソス族の多くはこの半島に住む。『終わらざりし物語』によると、トールキンの略図の一つでは、中つ国の北岸はこの半島から東北東へ大きな弧を描いており、最北端はカルン・ドゥームの約700マイル北にあたる。
Iron Crown Enterprisesによる設定†
諸勢力†
- ユスタヴァト・タルヴェン(Ystavat Talven,ロッソス)
- ルミミエヘト(Lumimiehet)
- ジャアミエヘト(Jaamiehet)
- メリメトサスタジャト(Merimetsastajat)
- 北国人
- ベルニンガ(Berninga)
- エルフ
- 雪のエルフ(Snow Elves)
- 常霧のノルドール(Noldor of Evermist)
地名†
- フォロヒェル湾
- ファルソル湾(Hub Falthol)
- ケウ=イ=ケルドラス(Caew-i-Cheldolath)
- ベリアンネン湾(Hub Beriannen)
- エレブ湾(Hub Ereb)
- ロスタス湾(Hub Rostas)
- フルクィ湾(Hub Hlchui)
- ソルナール(Thornaer)
- フォロヒェル岬
- エレド・リヴァマール(Ered Rhivamar)
- ウイキス(Uichith)
- ピトカヨン・ヴオレト(Pitkayon Vuoret)
- ミンヘルドラス(Minheldolath)
- ゴンダルフ(Gondalf)
- ナウル・フィルネン(Naur Firnen)
- ナルサルフ(Narthalf)
- ペンドラス・ナ・ウドゥーン(Pendrath na Udun)
- モルノスト(Mornost)
- キリス=イ=ヌデヴィン(Cirith-i-Nudevyn)
- エイセル・モルゴス(Eithel Morgoth)
- ラスト・ロスナエス(Ras Losnaeth)
- ̪シニネン・トム(Sininen Tomu)
- ピエニ・サタマ(Pieni Satama)
- キュルマタロ(Kylmatalo)
- エレド・ムイル(Ered Muil)
- アイグリル・アルヴェセド(Aeglir Arvethed)
- リンナルスルラス(Linnarthurras)
- トログマール(Trogmar)
- カナズラス(Canadras)
- 島々
- Sachhel-i-Fannath
- Metsastajoiden Scaari
- Pitkamihen Scaari
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
フォロヒェル湾の北東に、ロッソス最大の集落であるスーリ=キラ(Sûri-kylä)があり、その他ピンディ=ペルドット(Pynti-peldot)、カウッパ=コータ(Kauppa-kohta)というロッソスの集落がフォロヒェル湾近辺に存在する。
フォロヒェル湾西のエレド・ルインにはドワーフの廃墟や廃坑があり(原作においてアルヴェドゥイがドワーフの廃坑に逃げ込んだという記述に従っている)、その土地の一部にはドワーフが戻ってきている。東には、アングマールへと続く鉄間門(The Ironspan)がある。この門はかつてドワーフが作った物だが、ドワーフが放棄した後、アングマリムによって占拠されている。またこの土地には、ガウレダインも住んでいる。
領域†
- Itä-mâ
- Jä-kuru
- Jä-rannit
- Länsi-mâ
- Talvi-mûri
- Taur Orthon
フォロヒェルの地名は、ロッソスの民が使う言葉(フィンランド語がベースとなっている)に従って設定されている。
画像†
コメント†
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