バラール

概要

カテゴリー地名
スペルBalar

解説

ベレリアンドの南にある、大海が北東向きに入り込んだ大きな湾とその西端の岬、またはその湾にある島のこと。

バラール湾 (Bay of Balar)

バラール湾にはシリオン川が注ぎ、この河口星々の時代アマンへ船出するためにエルダールが集まった地である。その後は長らく無人であったが、ニルナエス・アルノエディアドの後にシリオンの港が造られた。
バラール湾の西端はアルヴェルニエンバラール岬(Cape Balar)となっている。
この湾で採れた真珠はキールダンからドリアスシンゴルに贈られ、シンゴルはそれらの真珠をメネグロス造営の報酬としてベレグオストドワーフに与えた(そのうちのひとつがニムフェロス)。

バラール島 (Isle of Balar)

バラール島はアマンへ渡るエルダールを乗せた島(後のトル・エレッセア)が西方に移動した際、浅瀬に乗り上げていた東端の部分が引きちぎられて残った島であるといわれる。
この島は長らく無人島だったが、ノルドール中つ国に帰還した後、キールダンと親しかったフィンロドの治めるナルゴスロンドのエルフたちが海上の避難所となる場所を設けることを考え、ファラスリムの助けを借りてこの島を探検した。
ダゴール・ブラゴッラハの後には、トゥルゴンの命を受けたゴンドリンのエルフたちの一部がシリオンの河口とバラール島に送られ、この地で建造した船でヴァラールの許しと援助を請うべくアマンに向けて船出したが、ヴァリノール隠しに阻まれて失敗し、多くが命を落とした。
ニルナエス・アルノエディアドの翌年にブリソンバールエグラレストの港が陥落すると、キールダンギル=ガラドは生き残ったファラスリムと共にバラール島に逃れた。
バラール島はシリオンの港と共にエルフたちにとっての最後の避難所となった。

コメント

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  • この島が今のアイルランドなんだっけ? -- 2018-03-21 (水) 09:34:33
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