ヌーメノール

概要

カテゴリー地名
スペルNúmenor
異訳ヌメノール
その他の呼び名西方国(Westernesse)
星の国(Land of the Star)
ヌーメノーレ(Númenórë)
アンドール(Andor)
エレンナ(Elenna)
ヨーザーヤン(Yôzâyan)
アナドゥーネー(Anadûnê)
アカッラベース(Akallabêth)
アタランテ(Atalantë)
マル=ヌ=ファルマール(Mar-nu-Falmar)

解説

西方国」の意。第二紀大海の只中にあった島国。
宝玉戦争冥王モルゴスと戦った唯一の人間であるエダイン三家のために、ヴァラールが報償として与えた地。この地に住む人間はヌメノール人もしくは「西方の人」の意であるドゥーネダインと呼ばれた。
初代の王はエルロンドの兄弟であるエルロス・タル=ミンヤトゥル

ヴァラールの恩寵とアマンからやってくるエルフとの交友によって非常に繁栄し、中つ国の並の人間を遥かに凌駕する文明を誇った。だがやがてヌーメノール人は、人間には得られない「不死」を羨むあまり堕落し、最後の王アル=ファラゾーンは冥王サウロンに唆されてアマンへ侵攻した。その結果、ヌーメノールは大海に沈められて滅亡した。このことは滅亡物語アカッラベースに語られている。

ヌーメノール人のうち、最後までエルフの友であり続けた節士派はヌーメノールの没落を逃れて生き残り、中つ国に漂着して亡国の民の王国であるアルノールゴンドールを築いた。

多数の名前の意味

ヌーメノール (Númenor)
西方国(Westernesse)」「西方の地(Westland)」の意。下記のヌーメノーレの短縮形。
ヌーメノーレ (Númenórë)
ヌーメノールの、クウェンヤでの完全な形*1
アンドール (Andor)
クウェンヤで「贈り物の地(Land of Gift)」の意。ヴァラールの呼び名。
エレンナ (Elenna)
クウェンヤで「星に向かう国(Starwards)」の意。エダインエアレンディルの星に導かれて航海しこの地を見出したため。より完全な形はエレンナノーレ(Elenna-nórë)であり、「星に向かう土地と名付けられた国(The land named Starwards)」を意味する。ここから「星の国(Land of the Star)」とも呼ばれる。
ヨーザーヤン (Yôzâyan)
アドゥーナイクで「贈り物の地(Land of Gift)」の意で、アンドールと同義。
アナドゥーネー (Anadûnê)
アドゥーナイクで「西方国(Westernesse)」の意。
アカッラベース(Akallabêth)
滅亡後の呼び名。アドゥーナイクで「滅亡せる国(The Downfallen)」の意。
アタランテ (Atalantë)
滅亡後の呼び名。クウェンヤで「滅亡せる国(The Downfallen)」の意で、アカッラベースと同義。
マル=ヌ=ファルマール (Mar-nu-Falmar)
滅亡後の呼び名。クウェンヤで「波間に没したる国(The Land under the Waves)」の意。

言語

ヌーメノールの公用語はアドゥーナイクであったが、多くのヌーメノール人はエルフ語であるシンダリンを学び、さらに賢者はクウェンヤまで習得した。有名な場所、尊崇の対象である場所、王族や令名が高い者にはクウェンヤの名が付けられ、ヌーメノールの王はエルダールから心が離れるまで、クウェンヤの名で王位に就いていた。アル=アドゥーナホールの時代になるとエルフ語を使用することは禁じられ、節士の間でのみエルフ語が使われていた。

ヌーメノール人

詳細はドゥーネダインも参照。
一般のヌーメノール人は、ベレリアンドエダイン三家の子孫。王家のみは、初代王エルロスから半エルフの血を受け継いでいた。

終わらざりし物語』によると、ドルーエダインも共に暮らしていたという(だがかれらは没落を感じ取ったのか、やがて島を去った)。

地理

地形

ヌーメノールは星形をした島であり、その中央にはイルーヴァタールを祀る聖なる山メネルタルマが聳えていた。メネルタルマの尾根タルマスンダールは五つの半島に向かって伸びていた。
中央部ミッタルマールには、王の直轄地アランドールや牧草地エメリエがあった。北の半島フォロスタールは冷たく荒涼としており、北端には険しく切り立った高台ソロンティルがあった。西の半島アンドゥスタールの北部も荒涼としていたが、南部は緑豊かな地だった。南西の半島ヒャルヌスタールと南東の半島ヒャルロスタールも緑豊かで温暖であった。東の半島オルロスタールは冷涼な地だった。
島は全体として南へ向かって(東に向かっても若干)傾斜しており、南側を除けばほとんどの海岸は切りたった崖になっていた。

アマンに面する西側にはいくつもの湾と港があった。最も北にあるのがアンドゥーニエであり、またアンドゥスタールとヒャルヌスタールの間には大湾エルダンナがあった。
ヌーメノールには主たる川は二つしかなく、第一の川シリルはメネルタルマの谷ノイリナンを発してミッタルマールの南で海に注いでいた。もう一つの川ヌンドゥイネはエルダンナ湾に注いでおり、その流域にはニーシネンという小さな湖があった。

海沿いには数限りない海鳥が、内陸にもおびただしい数の鳥類が生息し、人々から愛されていた。木々も豊富で南部には大きな森があり、大海を越えてエルフから贈られた苗によってその品種はますます豊かになっていた。
しかし金属の類はほとんど、貴金属にいたっては全く産出されず、それが後に中つ国に対する圧制の因の一つとなった。

登場する地名および都市

歴史

ヌーメノールの歴代の王

この一覧の在位年は『終わらざりし物語』収録の「エルロスの家系」に基づく。このため、13代目タル=アタナミルの即位年及び没年と24代目タル=パランティルの即位年は『追補編』収録の「代々の物語」の第二紀の年表と異なる。

名前在位
初代エルロス・タル=ミンヤトゥル第二紀32~442 (410年間)
2代ヴァルダミル442 (1年間)*2
3代タル=アマンディル442~590 (148年間)
4代タル=エレンディル590~740 (150年間)
5代タル=メネルドゥル740~883 (143年間)
6代タル=アルダリオン883~1075 (192年間)
7代タル=アンカリメ1075~1280 (205年間)
8代タル=アナーリオン1280~1394 (114年間)
9代タル=スーリオン1394~1556 (162年間)
10代タル=テルペリエン1556~1731 (175年間)
11代タル=ミナスティル1731~1869 (138年間)
12代タル=キルヤタン1869~2029 (160年間)
13代タル=アタナミル大王2029~2221 (192年間)
14代タル=アンカリモン2221~2386 (165年間)
15代タル=テレムマイテ2386~2526 (140年間)
16代タル=ヴァニメルデ2526~2637 (111年間)
17代タル=アルカリン2657~2737 (80年間)*3
18代タル=カルマキル(アル=ベルザガール)2737~2825 (88年間)
19代タル=アルダミン(アル=アバッターリク)2825~2899 (74年間)
20代アル=アドゥーナホール(タル=ヘルヌーメン)2899~2962 (63年間)
21代アル=ズィムラソーン(タル=ホスタミア)2962~3033 (71年間)
22代アル=サカルソール(タル=ファラッシオン)3033~3102 (69年間)
23代アル=ギミルゾール(タル=テレムナール)3102~3177 (75年間)
24代タル=パランティル(アル=インズィラドゥーン)3177~3255 (78年間)
25代黄金王アル=ファラゾーン(タル=カリオン)3255~3319 (64年間)

ヌーメノールの王位継承

ヌーメノールでは権威の象徴は笏杖であり、ヌーメノールの王位を示すヌーメノールの王笏を受け継いだ王の世継が統治者たる王(または女王)になった。王はその在位中に正統な王位継承権を持つ者を世継に指名し、それを国内で宣言した。以降、王の世継は王の会議の一員となって国政を学んだ。統治せずに譲位した二代目の王ヴァルダミル以降、ヌーメノール王は年老いると世継に王笏を譲るのが習わしであり、その後は耄碌する前に自分の意志で世を去るのが常だった。
またヌーメノール王は王笏以外にも王家重代の宝器として、アランルースバラヒルの指輪ドランボルレグブレゴルの弓の四つを受け継いだ。このうちバラヒルの指輪は4代目の王タル=エレンディルが長女のシルマリエンに与えたので、アンドゥーニエの領主家の宝となった。

だが13代目の王であるタル=アタナミルは耄碌してでも生に執着し、最期まで王笏を譲ろうとはしなかった。そして15代目のタル=テレムマイテ以降、王位は王の死によって世継に受け継がれるようになった。

ヌーメノール最後の王アル=ファラゾーンは正統な世継であった従姉妹のミーリエル(タル=パランティルの娘)と無理やり結婚して、彼女から王位を簒奪した挙句、大艦隊を率いてアマンへ侵攻し、ヌーメノールの没落を招いた。この時ヌーメノールの王笏はアル=ファラゾーンと共に失われた。王家の宝器のうち、アランルースドランボルレグブレゴルの弓もヌーメノールの没落によって失われ、アンドゥーニエの領主家に受け継がれていたバラヒルの指輪だけが没落から救われた。

王位の継承法

6代目の王タル=アルダリオンは、一人娘のアンカリメに王位を継がせる為に、王位の継承に関する法を改定した。だがその内容は『追補編』と『終わらざりし物語』の「アルダリオンとエレンディス」で述べられているものとでは異なっている。

『追補編』ではまず以下の記述がある。

第六代の王は一子を残した。それは娘であり、かの女が最初の女王[統治権ある女王]となった。その当時、男女を問わず王の第一子(the eldest child)が王位を継承するという王家の法(law)が制定されたからである。*4

またアルセダインアルヴェドゥイゴンドールの王位を要求した箇所では以下の記述がある。

『なおまた、昔ヌメノールにおいては、王位は男女を問わず王の長子(the eldest child)に伝えられた。この慣習(law)が戦乱絶え間ないこの亡命の地で守られていないことは事実である。しかしオンドヘル王の子息たちが子なくして世を去った今、われらが参考とすべきわれら民族の慣習はかかるものであった。』
(原註)この慣習(law)は(王からわれらがお聞きしたところでは)ヌメノール第六代の王タル=アルダリオンがひとりっ子の娘を残して死んだ時、ヌメノールで作られたものである。かの女は最初の統治する女王、タル=アンカリメとなった。しかし、かの女以前にこの慣習は行われていなかった。

つまり統治者(統治権を持つ王・女王)の最年長の子が、男女を問わず王位を継承する。ただし統治者に子が無かった場合については触れられていない。
一方、『終わらざりし物語』の「アルダリオンとエレンディス」では以下のように述べられている。

後の時代に、タル=アルダリオンが変更した相続法は「新法(new law)」、それまでのものは「旧法(old law)」と呼ばれた。だが「旧法」は本来は法律(law)ではなく、誰も疑問に思わない古くからの慣習(custom)であったという。
「旧法」の慣習では、統治者の最年長の息子が世継となり、統治者に息子がいない場合は、エルロスの家系の男系の子孫のうち最も統治者に近い男性の親族が世継になるとされていた(この場合、統治者とは男の王に限定される)。
一方「新法」では、統治者に息子がいない場合は、最年長の娘が世継になるとされた(この場合、統治者とは男の王ないし女王)。ただし王の会議の提案により、女性の世継には王位の継承を拒否する自由が与えられた。彼女が拒否した場合は、男系女系に関わらず、統治者に最も近い男性の親族が世継となる。また彼女が王位を継承しても、子供が無いまま崩御ないし退位した場合も同様である。
また会議の要望によって、女性の世継は定められた期間内に結婚しなければ退位するものとされた。タル=アルダリオンはこの条項に、王の世継はエルロスの家系の者としか結婚できず、これに背けば王の世継の資格を失う、と付け加えた。彼は妻エレンディスとのいさかいの原因を、彼女がエルロスの家系ではなかった(エルロスの家系の者より寿命が短かった)ことに求めたからである。後にアルダリオンは女性の世継・女王の結婚を義務付けたこの条項を廃止した(娘アンカリメがこれを嫌ったためと思われる)。だが結婚相手をエルロスの家系の者に限定することはその後も慣習(custom)として残った*5
なお、旧来通りの統治者の最年長の息子の世継は、女性の世継のように王位を拒否はできない。ただし統治者は王位をいつでも世継に譲ることができたので、即位してすぐに譲位することもできた。この場合は少なくとも一年は王位にあったとみなされた。その唯一の例がヴァルダミルである。

これは『追補編』の方式とは異なる。統治者の最年長の子が娘でも、息子が生まれればその息子(最年長の息子)が世継となり、王位を継承することになる。
終わらざりし物語』の「アルダリオンとエレンディス」と「エルロスの家系」ではこの二つの異なる法に基づくと思われる王位の継承例がそれぞれ示されている。

アンカリメへの継承とソロントの企て
「アルダリオンとエレンディス」によると、タル=アルダリオンの「新法」により、一人娘のアンカリメが王の世継に指名された*6ことで彼女の許には多くの求婚者が現れた。彼女は彼らを拒絶していたが、結局はエルロスの家系の出身で求婚者の一人だったハッラカールと結婚した。彼女が結婚した理由については、王の会議の勧告とも、アルダリオンの妹アイリネルの息子ソロント(アンカリメの従兄)が王位を狙っていたからともいわれる。 女系男子であるソロントは、旧法では王にはなれない身分だったが、新法ではアンカリメが結婚しなければ王の世継になれる可能性が浮上した(これは新法における、女性の世継に結婚を義務付けた条項がまだ存在していることを前提としている)。そこで彼は、なかなか結婚しなかったアンカリメに対し、王の世継の地位を放棄するように迫った。アンカリメはこのソロントの意図を挫くために結婚したという。
また別の話では、アンカリメが結婚したのはアルダリオンが結婚の義務の条項を廃止した後のことだという。この場合、彼女が女王になっても子を産まずに死ねば、ソロントにはまだ王位を継げる可能性があった。そこで彼女は子供を産んでソロントの野心を完全に潰すために結婚したのだという。
一方「エルロスの家系」では、タル=アルダリオンにより、王に息子がなかった場合は最年長の娘が王位を継ぐように相続の法(law)が改められたことで、本来は王位を継げるはずだったソロント*7が長い間結婚していなかったアンカリメに対し世継の地位を放棄するよう迫り、アンカリメは結婚したことになっている。
スーリオンへの継承とアンカリメの圧力
「アルダリオンとエレンディス」によると、タル=アンカリメの息子アナーリオンには初め二人の娘がいたが、この二人は王の世継になることを拒否した。それは祖母である女王アンカリメを恐れ嫌っていたからであるとされる*8。女王はこの二人に結婚を許さず、彼女らは独身だったという。アナーリオンには最後に息子のスーリオンが生まれ、彼が王位を継いだ。
「エルロスの家系」では、スーリオンの項に「タル=アナーリオンの三番目の子である。姉たちは王笏を拒んだ。」とのみある。
テルペリエンとミナスティルへの継承
「エルロスの家系」によると、スーリオンの次代は女王のテルペリエンだが、彼女はイシルモという弟がいながら王位を継いでいる。「アルダリオンとエレンディス」での方式ならイシルモが王位を継ぐはずであり、彼女への継承は『追補編』での方式に基づいていると思われる。そのテルペリエンは結婚せず子が無かったため、イシルモの息子ミナスティルがテルペリエンから王位を継いだ*9。だが『追補編』の方式は、統治者に子が無かった場合については何も触れていない。

なお、『終わらざりし物語』の「アルダリオンとエレンディス」では、タル=アルダリオンの「新法」の影響により、王の世継はエルロスの家系の者としか結婚できない慣習(custom)が生まれたとされている。一方、『シルマリルの物語』の「アカッラベース」では、アル=ファラゾーンが従姉妹のミーリエルに自分との結婚を強制させたことは「たとえ王家の中であろうと、再従兄妹以上に近い血縁同士の結婚を認めないヌーメノールの法(laws)に照らしても悪しき行為であった。」と述べられている。「エルロスの家系」でも「この結婚はヌーメノールの法(law)にも反していた。かの女はかれの父親の兄弟の子だったからである。」と述べられている。

画像

ジョン・ハウ作画によるヌーメノールの水没

本設定創作の経緯

これはアトランティス伝説(Wikipedia:アトランティス)のトールキン的解釈である。トールキンが水没する都市の悪夢を何度も見たことが、彼の神話にアトランティス伝説が組み込まれるきっかけとなった。この話を作ってから、トールキンはその悪夢を見なくなったという*10

ドラマシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』における設定

中つ国の人間の国よりも高度に栄えているヌーメノールが映像化されているが、中つ国でサウロンの台頭が始まる以前にヌーメノール人とエルフが疎遠になっているなど、時系列が大きく短縮されている。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • History of Middle EarthやHOMEやアカルラベースなどで言及されている、錬金術、空を飛ぶ船、風もなく進み嵐でも沈まない鉄製の船、強靭な盾や剣、長距離を飛ぶ「雷の様な矢」、回転する塔、「エンジン」、「マシーン」、「ミサイル」、「雷に挑む(物または技術)」、などの科学技術は、たぶん映像化されないんだろうなー。 -- 2022-09-18 (日) 13:44:13
    • あれ??前2者は結局同じHOMEであり、アカルラベースは要するに原作ってことにならないかね?? -- 2022-09-18 (日) 14:00:12
      • ごめん打ち間違えてHOMEの部分がだぶった。 -- 2022-09-18 (日) 14:07:56
    • そりゃ映像化されないでしょ。追補編から作ってるんだし。 -- 2022-09-19 (月) 00:22:02
  • 最盛期のヌーメノールの軍事力はどのくらいだったのだろうか? 兵力は150万といったところかな? -- 2022-09-18 (日) 23:21:35
    • 映画では我らの間に一万のオークがいようとものように、一万で大軍となっているので、五万くらいかと -- 2022-09-20 (火) 21:25:38
    • あらゆる生産活動は奴隷に任せて、成人男性は貴族か領土経営、戦士か航海者か技術匠(またはそれらの兼任か)みたいな社会構成になってそうですし、遊牧民族じみた成人男性の総人口ほぼイコール総兵力、的な戦力編成は可能かもしれませんね。 -- 2023-08-10 (木) 18:33:15
  • オンタモの「便器あるか?吐きそうだ…」のセリフから察するにヌーメノールのトイレ事情は中世~近世ヨーロッパではおなじみのおまる式 -- 2022-10-02 (日) 05:13:14
  • エルフに忠実に命令通り出兵しないと海に沈めんぞって恫喝されてて草
    ヴァラールさんやり口がサウロンと変わらないじゃん -- 2022-10-06 (木) 00:23:17
  • 使ってる船の甲板と船底の広さが合ってないように見える。船の大きさ自体は時代水準に適してるように見えるけど -- 2022-10-08 (土) 14:10:49
  • ヌメノールの科学力ってなんかバランス悪いよな。
    航海術すごかった!っていうがそれが失われているのも、科学技術というか人間に属する能力な気もするし。
    一方で現代レベルだったり、現代でも再現しようがない技術もHoMEでは語られてるようだし。 -- 2023-08-10 (木) 16:20:40
    • 蒸気機関の実用化までは行ってなくとも鉄道くらいなら作ってそう。 -- 2023-09-27 (水) 16:05:01
      • 鉄道まで行ってれば蒸気機関の実用化どころか高度化レベルでは…? -- 2023-09-27 (水) 16:11:28
        • レールの上に車を乗せて、人が押したり馬に引かせたりして物を運ぶのは蒸気機関の開発よりも数百年前からやってた事。 -- 2023-09-27 (水) 17:15:28
          • そのレール軌道と「鉄道の蒸気機関」に何の関係があるんだ。
            鉄道の蒸気機関は、ワットの蒸気機関が生まれてから百年後に実用化された高度な機関技術ですよ…。 -- 2023-09-27 (水) 17:32:35
      • 鉄道車両としての蒸機ではなく、ワットらが開発改良した動力機関のつもりで言いました。
        現実の歴史が辿ったように蒸気機関が開発され、それが鉄道の動力機関として応用されるような段階には至らずとも、レール軌道を使った物質輸送ぐらい迄なら思いついてても(個人的には)不思議じゃない、と。言葉選びが良くなかったけど -- 2023-09-27 (水) 23:54:56
        • どうだろう?半端ない奴隷大国でしょヌメノールは。
          陸地で物を運ぶなんて奴隷にやらせればいい行為を効率化しようとするかな。自分たちが動かす船の自動機関化ならわかるけどね。 -- 2023-09-28 (木) 10:59:36
        • 奴隷大国だからこそ、何両も繋いだ貨車やらトロッコを奴隷に引っ張らせる光景がそれっぽいのはある。最初期の鉄道は鉱山とか採石場とか広い工場で主に使われたからその辺りも奴隷との親和性高い。ただ、都市間の長距離輸送とかはそれこそ機関車が開発された後だからしてないだろうけど。 -- 2023-09-28 (木) 12:43:18
          • ヌメノール本国で鉱物の採掘が行われてるかは微妙だからエリアドール沿岸の伐採場とか。大規模な鉱山があるならゴンドール周辺とかハラド地域か -- 2023-09-28 (木) 16:12:48
    • ヌメノールの技術ってさ。
      「人類を豊かにする」「〇〇を克服する」という形での正当な発展ではなく「俺らスゲーこんなこともできる!」「次はコレもできるようになろう!」みたいな歪で内向きな技術発展だと思うんだよな。
      本当に人類にとって必要不可欠な技術なら、その幾つかは引き継がれたはずだしねぇ。
      「ヌメノールの発展や繁栄にしか役立たない技術」というか。
      1番注目される航海術も、それでやったのは世界の物流を繋げる大貿易網とかではなく、単なる奴隷や財物の収奪だしねぇ。 -- 2023-09-28 (木) 16:39:15
      • そういう意味じゃここ最近の我々の情報技術の内容も結構心配だよね。所説あるし、どこがとはいわないけどさ。 -- 2023-09-28 (木) 21:02:01
        • いやゴメン、何が言いたいかさっぱりわからない。
          貴方含め、誰か解説してくれるなら宜しく…。 -- 2023-09-28 (木) 22:04:11
          • よりどぎつい表現をしてしまうと、現在我々がありがたがっている「情報技術」もほんとは「人類を豊かにする」「〇〇を克服する」という方向性から逸脱してないかという話。我々も「俺らスゲーこんなこともできる!」「次はコレもできるようになろう!」としょっちゅう言ってないかっていう話。それともこれ系の話自体自国や他国の批判となりえるからやらん方がいいかな? -- 2023-09-28 (木) 22:28:58
            • ああ、ゴメン理解力乏しくて。説明ありがとう。
              (コメント投稿したのと編集が重複してしまった笑)
              うーん、正直技術の発端や開発段階はそれでもいいと思うんだ。でも今の人類は時に技術を悪用しつつも「それを使って社会をこう便利にしたい、良くしたい」ってエネルギーも働くやん?
              ヌメノール技術にはあまりそれを感じないんだよな。 -- 2023-09-28 (木) 22:32:16
              • こちらこそ、確かに説明不足でした。奴隷本位制、海軍があっても海運も交易もできないとかもうすでに指摘されてましたが、ヌメノール人というエリート人種のそのまた上流階級の需要に合わせた技術開発だったというのはありそうな話です。大方王の側近らが「蒸気機関で産業革命なんぞやったら今のエリート層の既得権益が損なわれる(というか社会の構造そのものが危うい)」とでもおもったのだろうか? -- 2023-09-29 (金) 20:22:01
                • いえいえ!
                  そうですね、個人的には支配構造より経済や産業構造の影響が大きい気がしますが…。
                  イギリスの場合、「巨大な市場である植民地や未開地」「商業資本の蓄積」「豊富だが割高な都市労働力」があり、それを背景に「巨大市場の需要に応え、地場産業を駆逐できる生産力」「人力に頼らぬ効率化と大量生産によるコスト削減」を達成するため、産業革命が促進されましたが、ヌメノールにそれに該当するものがあるかはかなり微妙ですので。
                   
                  巨大資本はありますが、それは収奪した財物(スペインの新大陸からの貴金属獲得に近い)でしょうし、市場を活性化させるものかというと…。
                  別にドレイに働かせればいいじゃーん、世界の海は俺たちのもんだし!みたいな産業構造や思考ですからね。
                  技術を進歩させて労働の効率化を図るぞー!みたいな技術を進歩させる発想や必要性が、彼らには無いんじゃないかと。
                   
                  「めちゃくちゃ速い船を作るぞ!」「誰にも破られない固い金属やそれによる武具を作るぞ!」「反乱を手っ取り早くぶっ潰せる兵器を作るぞ!」
                  みたいな技術発展しかないんじゃないかなー、と感じて元投稿をさせていただきました。 -- 2023-09-30 (土) 06:52:33
                • 英国の大元の目的は製品を大量生産して売りまくる、だったけどヌーメノールにはその動機が無いよね。競合する国も無い
                  ........東夷に中国とかインドレベルの大国があったならまた違ってくるだろうけど -- 2023-09-30 (土) 18:46:35
      • ガリバー旅行記のラピュタ的側面もあったのかね -- 2024-03-19 (火) 15:51:36
    • 天候操作とかどうだ? -- 2023-09-28 (木) 20:10:30
      • どうだ?っていわれても・・・ -- 2023-09-28 (木) 22:03:33
      • コメ主ですが、「どうだ?」と言われましても…。
        お好きにどうぞ、としか。 -- 2023-09-28 (木) 22:04:51
      • 「私はお天気の支配者ではない。二本足で歩いているものは、誰もそうじゃない」 -- 2023-09-29 (金) 21:30:30
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