ドワル†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Dwar |
異訳 | ドワール |
その他の呼び名 | デンドラ・ドワル一世(Dendra Dwar I) |
種族 | ナズグール、人間(ウォーリム) |
性別 | 男 |
生没年 | 第二紀1949~第三紀3019年 |
親 | デンドラ・ウィム(Dendra Wim)(父)、オンブリル(Ombril)(母) |
兄弟 | ドウェム(Dwem)(兄弟) |
配偶者 | なし |
子 | なし |
解説†
指輪の幽鬼の一人。ICE設定にのみ登場する、第三位のナズグール。「犬の王」として知られ、モルドールの狼たちを操ったという。本名はデンドラ・ドワル(Dendra Dwar)。
中つ国東方、ウォーリム(Wôlim)にあるワウ(Wow)という島の漁師の出身。1965年、遠リューン南部の半島ヘント(Hent)を領有する好戦的な部族ケプラー(K'prur)が、隣国のローカン(Lochan)との抗争で優位に立とうとワウを侵略。この戦いでドワルは父親を殺され、復讐を誓った。彼は本土のウォーリム族がいるウォール(Wôl)に向かい、ウォーリムの軍に入って戦い方を学ぶ。その間、ケプラーと敵対する部族から戦力を募った他、猟犬の扱いも学んだ。また1969年からは、復讐を果すためのより強力な力を求めて呪術師エンブラ・スリール(Embra Slil)の弟子となり、魔術にも手を染めた。
1980年、ドワルは故郷を奪還するべく戦いを開始。一時はケプラー軍に要塞を包囲されるが、2000頭の猟犬と魔術を駆使して敵を翻弄した。2年間の防戦の後、反撃に転じたドワルの軍勢はワウを強襲し、17年ぶりに島を開放した。ワウは従来、長老達による評議会によって治められていたがドワルはこれを廃止、ただ一人の首長の座に就いた。港に自らを称える記念碑を建て、森は配下の犬たちの棲みかとされた。
復讐を果たした後もドワルの征服欲は衰えることを知らなかった。1985年、ドワルは自らを岩礁の国(Shelflands、赤の山脈の南東部の地域)全土の王と宣言。艦隊を設立し十数年間に渡って各地の港町や島々を襲撃、略奪を繰り広げ、沿岸地方一帯を恐怖に陥れた。犬の王の権力は頂点に達したが、それでも憎悪と支配欲が満たされる事はなく、やがて甥のデンドラ・スウィプ(Dendra Swip)に王位を譲り、自身は永遠の命を求めてサウロンより九つの指輪のひとつを受け取ってナズグールとなるに至った。
見かけ上は王位を退いた後もドワルは2250年頃までワウに留まり、影から後継者たちを支配し戦争を継続した。その後はモルドールへ赴き、サウロンのためにワーグや狼の軍団を指揮した。サウロンがヌーメノールに降伏している間や、サウロンが最後の同盟で一時滅ぼされた後などは、ドワルはワウに戻っていた。
ドワルは東方で、アラタールとパルランドの影響を払拭するためにも戦った。
画像†
外部リンク†
コメント†
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