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ナン・ドゥンゴルセブ

概要

カテゴリー地名
スペルNan Dungortheb
その他の呼び名ドゥンゴルセブ(Dungortheb)

解説

シンダリンで「恐ろしき死の谷(Valley of Dreadful Death)」の意味。単にドゥンゴルセブとも呼ばれる。エレド・ゴルゴロス(恐怖の山脈)ドリアス魔法帯に挟まれた谷間。名はモルゴスのもとから逃走したウンゴリアントが一時期ここに棲みつき、谷を恐怖で満たしたことにちなむ。

この地にはアングバンドが築かれた時代から蜘蛛の怪物たちが住んでおり、ウンゴリアントが彼らと番って成した子孫の蜘蛛たちの生息地だった*1。そのためエルフ人間は勿論のこと、オークですら近寄ろうとはしなかった。
サウロンメリアンの魔力が競い合う地でもあり、迷い込んだ者は惑わしと幻影に死ぬまで追いかけられた。

ベレンがただ一人この地を縦断してドリアスに辿り着いたが、彼はその恐怖の記憶を誰にも語らなかった。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • サウロンとメリアンの力はほぼ互角!? -- ホビット 2008-12-28 (日) 17:04:46
    • お互いマイアですし -- 2010-01-31 (日) 19:12:37
  • ベレンはここでなにを見たんでしょうか? ここを越えたことはベレンの功業のうちのひとつに数えられていいような気がします。 -- 2012-09-16 (日) 17:25:29
    • ここを超えることは彼にとっては、恐怖以外の何者では、なかったかもしれませんが、ここでの体験が後のシルマリル奪還にプラスになったと思いますよ。 でなければ、何も好き好んで、モルゴスの住まうあのアングバンドに潜入はできなかったはずですから。 -- 2012-11-07 (水) 19:08:37
    • 恐怖の山からは気が狂う毒水が流れ出で、メリアンとサウロンの魔力が渦巻き、シェロブとシェロブ級の化け物蜘蛛がわんさかいる土地の記憶なんて、そりゃあ思い出したくもないっしょ。ルーシエンに巡り会った時は天使に会った心境だったかもwでも確かにこの世の地獄に慣れっこでもなければ、サウロンを顎でこき使う初代冥王の住処になんて潜入できませんよね・・・。 -- 2013-03-07 (木) 22:06:15
    • 戦争時の悲惨な体験をした人が後にその事に関して口を閉ざすのは、口を閉ざすと思い出したくない記憶を甦らすからだよね。 べレンの心境もそれと変わらなかったのかも。 -- 2016-02-26 (金) 10:15:40
      • 口を開くとだね。 -- 2016-02-26 (金) 10:16:21
  • 光と闇が両方備わり最強に見える…のではなく暗黒が持つと逆に頭がおかしくなって死ぬパターンの場所 -- 2015-12-04 (金) 21:56:26
  • 年代は違うがハラディンの族がハレスに率いられてここを通過したとの事らしい。 -- 2021-12-03 (金) 17:52:11
    • それって本当? ここを通過したのはベレンだけかと思いますが、根拠ってあるのでしょうか? -- 2021-12-04 (土) 12:38:45
    • 「西方に人間の来住せること」で述べられていますね。ただハレスの族は(まだ当時それほど危険の多くなかったこの地を)東から西へ、おそらくアレゼルが通ったように比較的危険の少ないドリアス側を横断したのではないかと思われ、ベレンのように恐怖の山脈から死の谷を縦断したわけではありません。本当の意味でナン・ドゥンゴルセブを踏破したと言えるのはやはりベレンだけなのだと思われます。 -- 2021-12-04 (土) 15:53:33
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