ドゥリン七世

概要

カテゴリー人名
スペルDurin VII
種族ドワーフ長鬚族
性別
生没年不明
不明(先祖にソーリン三世

解説

追補編』にある、「グローインの息子ギムリエレッサール王に説明したエレボールドワーフ系図」に登場する、ソーリン三世の子孫の名。

この人物の解釈について

英語版の系図ではThorin IIIの後に点線が引かれ、カッコされて(Durin VII & Last)と記述されている。これをどう解釈すべきかについては複数の意見があり、ギムリ自身がこのドゥリン七世のことを語っていない(記述者が後から付け足した)可能性もあると指摘されている。
また「ドゥリンの族の王とみなされた者の名には流離の境涯にあろうと*印をつけた。(The names of those who were held to be kings of Durin’s Folk, whether in exile or not, are marked so.)」という記述があるのだが、ドゥリン七世の名にはこの印もない。そのため王位を継いているかすら曖昧である。
ただ『The Peoples of Middle-earth』によると、五軍の合戦でドゥリン七世の誕生が予言され、ドゥリン七世は第四紀カザド=ドゥーム(モリア)を再興させ、ドワーフが衰退しドゥリンの種族の時代が終わるまでそこに留まった(until the world grew old and the Dwarves failed and the days of Durin's race were ended.)という記述がある。『指輪物語』にはこれらのことは触れられていないため、この案をトールキンが廃案にしたのかははっきりしない。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるドゥリン王子

ソーリン三世の息子にドゥリン王子(Prince Durin)の名がつけられている。伝説に語られたドゥリンの生まれ変わりとして周囲からは大きな期待を寄せられているが、王子自身はその期待通りドゥリン七世となる事を重荷に感じている。

指輪戦争終結後が舞台のクエスト『The Legacy of Durin and the Trials of the Dwarves』では、モリアの代わりに不死のドゥリンが目覚めたグンダバドを奪回する事を誓い、全氏族に召集をかけている。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • トーリン三世の没年が記載されていない点に鑑み、ギムリがこの系図を説明した時点(エレスサール王存命中の事なので遅くても第四紀120年以前)では、トーリン三世が在位だったと考えられる。従って「現在の王」の部分は明らかにギムリではなく後世の何者かによる追記であろう。 -- 2020-02-18 (火) 11:55:38
    • とは言えドワーリンの没年が第三紀表記のみであったり、そもそもこの家系図を説明したとされるギムリ自身の没年まで(しかもアマンに渡った第四紀120年ではなく確実に存命であったろう第四紀100年として誤って)記載されていたりと、随所に怪しい箇所が散見される。従ってこの家系図がいつの時点で編纂されたのか、またその際どこまでがギムリの説明でどこまでが後世の手によるものかはやはり判然としない。 -- 2020-02-19 (水) 23:44:21
      • つまりどういうことだってばよ? -- 2021-12-30 (木) 22:33:48
  • 真実は永遠に闇の中、、、、、 -- 2022-01-05 (水) 09:53:13
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