ガラドリエルが歌うエルダマールの歌

概要

カテゴリー詩・歌
スペルGaladriel's Song of Eldamar

解説

エグラディル指輪の仲間との別れの宴が開かれる前に、ガラドリエルが白鳥の船の上で歌った歌。

邦訳

わらわは歌った、()の葉を、黄金(こがね)の木の葉を、かの地に生い茂った黄金の木の葉を。
わらわは歌った、風を、かの地に吹き(きた)って、かの枝々をさやがせた枝を。
の彼方、の彼方に、海は泡立ち、
イルマリンの岸辺に、一もとの黄金の木が生い茂った。
エルダマール常夜(とこよ)の星の下に、その木は輝いた。
エルダマールの、エルフの住むティリオンの城壁のかたわらに。
かの地には年久しく、黄金の木の葉がいや茂り栄えるが、
海をへだてたこの地には、いまエルフの涙が落ちる。
おお、ロリアンよ! ここには冬が、蕭条(しょうじょう)と葉のない季節が来た。
木の葉は流れに散り、大河は流れる。
おお、ロリアンよ! あまりにも長くわらわは、此岸(しがん)の国に住みついてしまった。
黄金色のエラノールを編んで作った冠も、色あせてしまった。
とはいえ、船呼ぶ歌をいまうたったなら、どんな船がここへ来るだろうか?
どんな船が、大海を渡って、わらわを渡してくれるだろうか?*1

原文

I sang of leaves, of leaves of gold, and leaves of gold there grew:
Of wind I sang, a wind there came, and in the branches blew.
Beyond the Sun, beyond the Moon, the foam was on the Sea,
And by the strand of Ilmarin there grew a golden Tree.
Beneath the stars of Ever-eve in Eldamar it shone,
In Eldamar beside the walls of Elven Tirion.
There long the golden leaves have grown upon the branching years,
And here beyond the Sundering Seas now fall the Elven-tears.
O Lórien! The Winter comes, the bare and leafless Day;
The leaves are falling in the stream, the river flows away.
O Lórien! Too long I have dwelt upon this Hither Shore
And in a fading crown have twined the golden elanor.
But if of ships I now should sing, what ship would come to me,
What ship would bear me ever back across so wide a Sea?

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