オークの塔でのサムの歌

概要

カテゴリー詩・歌
スペルSam's Song in the Orc-Tower
その他の呼び名In Western Lands

解説

キリス・ウンゴルの塔フロド・バギンズを捜すサムワイズ・ギャムジーが途方に暮れて挫けそうになった時、湧き上がる力と共に自然と歌い出した歌。この歌に対し囚われの身のフロドはかすかな声で答えた。

邦訳

お月さまの照る西の国に
 春には花々がほころびるだろう。
木々は芽ぶき、水はほとばしるだろう。
 陽気なひわたちが歌を歌うだろう。
また夜はくまなく晴れて、
 ゆれ動く(ぶな)たちが
白い宝石のようなエルフの星を
 生い茂る若枝の間に抱くだろう。
たとえこの身はここ旅路の果てに倒れて
 暗闇の底に埋もれようとも、
強固で高い塔の群をぬき、
 けわしい山脈をぬきんでて、
あらゆる陰の上空に、お日さまは上る。
 星々も永久に空にかかる。
いうまいぞ、日が果てた、と。
 告げまいぞ、星々に別れを。*1

原文

In western lands beneath the Sun
 the flowers may rise in Spring,
the trees may bud, the waters run,
 the merry finches sing.
Or there maybe 'tis cloudless night
 and swaying beeches bear
the Elven-stars as jewels white
 amid their branching hair.
Though here at journey's end I lie
 in darkness buried deep,
beyond all towers strong and high,
 beyond all mountains steep,
above all shadows rides the Sun
 and Stars for ever dwell:
I will not say the Day is done,
 nor bid the Stars farewell.

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