エレド・ニムライス

概要

カテゴリー地名
スペルEred Nimrais
その他の呼び名白の山脈(White Mountains)

解説

シンダリンで「白の山脈」の意*1ゴンドールの北部に横たわる山脈で、かつてゴンドールの領域はこの山脈の南北にまたがっていた(北側のカレナルゾン第三紀2510年にエーオセーオドに割譲され、ローハンとして独立)。
山脈の東端にはミンドルルインがあり、北側のアノーリエンには山脈に沿ってゴンドールの烽火山(東から西へアモン・ディーンアイレナッハナールドルエレラスミン=リンモンカレンハドハリフィリアン)が並ぶ。これらの烽火山には、ゴンドールとローハンの間の緊急連絡のための烽火台が用意されていた。
ハリフィリアンからさらに西のローハンには、名のある山としてイーレンサガ精霊山(ドウィモルベルグ)スタルクホルンスリヒュルネがある。山脈はさらに海まで続き、西端はアンドラスト岬となる。

エレド・ニムライスと霧ふり山脈との間にはローハン谷があって南北に分けられている。エレド・ニムライスを南北に横断する山道については言及がない。アラゴルン二世灰色の一行は、地下にある死者の道を使って、やしろ谷から黒根谷へと渡っている。

この周辺には古くから人間が住み着いており、山峰の名や地名には今は忘れられた古い人間の言葉(先ヌーメノール語)に由来するものもある。
ゴンドールの歴史家によると、最初にこの地方にやってきたのはドルーエダインであり、その後を褐色国人ダンレンデイングと近縁である山の民をはじめとした山岳民族が続いた。やがてやってきたドゥーネダインは、はじめ山岳民族への盾としてミナス・アノール(のちのミナス・ティリス)を築いたが、ファラミルの言によると執政たちは後にかれらを受け入れてゴンドール人の力を更新したという。
ロッサールナハレベンニンリングロー谷ラメドン黒根谷といった辺境の諸侯国がそうした谷間地方にあたる。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • この世界のアルプス山脈であろうか? -- ホビット 2008-12-07 (日) 13:03:10
    • 南方王国ゴンドールがイタリアやギリシアらしいので可能性は高い -- 2019-09-10 (火) 01:37:26
  • 霧降り山脈とは北端で繋がってんのかな? -- 2020-01-27 (月) 20:37:53
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