エル=ムーラゾール†
概要†
カテゴリー | 人間 |
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スペル | Er-Mûrazôr |
その他の呼び名 | ティンドムル(Tindomul) |
種族 | 人間 |
性別 | 男 |
生没年 | 第二紀1820年~†第三紀3019年 |
親 | タル=キルヤタン |
兄弟 | タル=アタナミル(兄) |
配偶者 | |
子 |
解説†
第二紀1820年、ヌーメノール西部の州アンドゥスタールの港湾都市アンドゥーニエに、タル=キルヤタンの第二王子として生まれた。日食の間に生まれたため、母親はクウェンヤで「黄昏の子」を意味するティンドムル(Tindomul)の名を付けたが、父王とその支持者たちはアドゥーナイクで「黒炎の王子(Prince of Black Fire)」)を意味するムーラゾールの名で呼んだ。
兄と同様、玉座を強く欲し、父王の寵愛を得るために、艦隊を指揮してキルヤタンの望みであったヌーメノールによる中つ国支配の強化と富の集積に努めたが、父はムーラゾールよりも兄であるアタナミルの方を深く愛してかつ誇り、後継者に指名した。そのためムーラゾールは心に父兄への嫉妬と野心を抱くようになる。そして1880年、60歳の時に宮廷を出奔し、自らの国を築こうとわずかな手勢と共に中つ国へと渡った。
サウロンとエルフの争いに乗じて中つ国北西部に勢力を確立させようと、まずエリアドールに上陸した後、基盤となる地を探して海岸沿いを南下。やがてウンバールにたどり着き、その地で王を称した。父王はムーラゾールに帰還するよう命じたが、これを拒否しアルメネロスの宮廷と争う姿勢を見せた。サウロンは王子が心に抱いた不満と死への恐れを知り、ムーラゾールに接近した。エルロスを通じて自らに流れるエルフの血への憎しみを吐露したムーラゾールに対して、サウロンは彼の願いを叶えられる手段について語った。
1883年、ムーラゾールはバラド=ドゥールに赴き、サウロンの弟子となった。その後100年の間にムーラゾールは多くの魔術や知識を授けられ、遂には冥王が最も信頼する副官へと変貌した。そして1998年、九つの指輪の一つを授けられ、最初のナズグールとなった。
コメント†
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