- ゴンドールの統治権を持つ9代目の執政ディオル(Dior)については、ディオル(バラヒルの息子)を参照してください。
ディオル†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Dior |
その他の呼び名 | ディオル・アラネル(Dior Aranel) ディオル・エルヒール(Dior Eluchíl) シンゴルの世継ぎディオル(Dior Thingol's Heir) 金髪のディオル(Dior the fair)*1 |
種族 | 半エルフ(父からは人間(エダイン)、母からはエルフ(シンダール)とマイアの血を引く) |
性別 | 男 |
生没年 | 第一紀(470)~†(506/507)(享年36) |
親 | ベレン(父)、ルーシエン(母) |
兄弟 | なし |
配偶者 | ニムロス |
子 | エルレード、エルリーン(息子)、エルウィング(娘) |
解説†
ベレンとルーシエンの息子。アラネル、または「エルの世継(Heir of Elu)」の意であるエルヒールの名を持つ。
ドル・フィルン=イ=グイナールに生まれる。ディオルは成長すると彼自身の母方の縁者でもあるケレボルンの姪ニムロスを妻として、エルレード、エルリーン、エルウィングの父となり、ランシル・ラマスの館に住まっていた。
ノグロドのドワーフによってドリアスの王シンゴルが殺され、シルマリルが填め込まれたナウグラミールが奪われると、ディオルは父のベレンと共にオッシリアンドの緑のエルフたちを率いて、ノグロドに引き揚げようとする途中のドワーフの軍勢を急襲し、ベレンがナウグラミールを奪還した(サルン・アスラドの合戦)。
その後ディオルは父と母に別れを告げ、妻子を連れてドリアスのメネグロスに移住し、母方の祖父であるシンゴルの跡継ぎとしてドリアスの王となった。彼はドワーフに攻撃されて荒廃したドリアスの再建に力を尽くした。
ベレンとルーシエンの死後、ルーシエンが所有していたシルマリルが填め込まれたナウグラミールはディオルの許に届けられ、彼が身に付けるようになる。そのことを知ったフェアノールの息子たちは、ディオルにシルマリルの引渡しを要求するが、ディオルは返答しなかった。このためフェアノールの息子たちは、力ずくでシルマリルを奪い返そうとドリアスを襲撃した。この時のメネグロスでの戦闘で、ディオルはケレゴルムを討ち取るが、自らも殺された。
シルマリルは、襲撃を生き延びたドリアスの遺民が持って、シリオンの港に逃れた。
コメント†
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