エフェル・ドゥーアス†
概要†
解説†
シンダリンで「影の防壁(Fence of Shadow)」の意。モルドールを西から南に覆う山脈で、影の山脈の名でも知られる。
東の方には、垂れこめた空の下に鈍い赤色のぎらぎらした光がありましたが、それは暁の赤光ではありません。間にある荒れ果てた土地の向こうには、エフェル・ドゥアスの山々がかれらを
睨 めおろしていました。夜の闇が色濃く居すわったまま立ち去ろうとしない下の方は黒々と形も定かでなく、上の方はぎざぎざに切り立った山頂や稜線が火のように燃える空に脅かすような厳しい輪郭を見せていました。*2
北端近くで支脈が東に伸びて、モルドールの北を覆う灰の山脈(エレド・リスイ)と共にウドゥーンの谷間を形成している。灰の山脈と接する北端の幽霊峠(キリス・ゴルゴル)には黒門(モランノン)が、灰の山脈と支脈同士が接する地点にはアイゼン口がある。
オスギリアスの東にあたる山脈にはモルグルドゥイン川が流れるモルグル谷(イムラド・モルグル)と、その奥にモルグル道路が通るモルグル峠があり、峠越えによる東西の通行が可能だが、ここはミナス・モルグル(かつてのミナス・イシル)によって守られている。
モルグル谷には脇道の山道があり、キリス・ウンゴルの峠に続いているが、峠の手前にはトレヒ・ウンゴルの洞窟があり、峠の東側はキリス・ウンゴルの塔によって守られている。
山脈の東(モルドール国内側)には枯れた川床が残る谷間を挟んでモルガイの山並みが走る。この谷間のエフェル・ドゥーアス側にはオークの砦や駐屯地があり、それらを南北に結ぶ小道が存在する。
北端近くの支脈が分かれる場所にはドゥルサングの砦があり、そこからアイゼン口までは一部で山肌の岩壁を削って作られた道が通っている。
南部では山脈からポロス川とハルネン川がベルファラス湾へ流れ、モルドール国内のヌアン側では山脈から出る川はヌアネン湖へ流れ込む。
ドラマシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』における設定†
サウロンが出現しモルドールが作られる以前の第二紀ではエフェル・アルネン(Ephel Arnen)と呼ばれていたという設定で、映像中に描かれている地図や、アダルのセリフにてこの名が出ている。
コメント†
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