アイゼンの浅瀬の合戦 †
概要 †
カテゴリー | 歴史・事件 |
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スペル | Battles of the Fords of Isen |
解説 †
ローハンとアイゼンガルドがアイゼンの浅瀬の通行権を巡って争った、二度にわたる戦い。
この合戦に勝利したアイゼンガルドの軍勢がローハン侵攻を開始したことで、角笛城の合戦につながった。
『指輪物語』本編で言及されているだけでなく、『終わらざりし物語』に詳細な記述がある。
参戦国、勢力 †
最初の合戦 †
第三紀3019年2月25日に行われた戦闘。サルマンは半オークと褐色人からなる軍勢を送り出して、浅瀬の通行権を奪おうとした。
西マークの軍団長であるセオドレドはこれを察知し、西谷のグリムボルドと共に浅瀬を防衛したものの、セオドレドは重傷を負う。セオドレドはエドラスへと後送されることを拒み、エオメルが救援に来てくれるまで自分が浅瀬を守れるようこのまま残すことを頼んで、そのまま息絶えた。
グリムボルドは駆けつけたエドラスのエルフヘルムと共に浅瀬に踏みとどまり、サルマンの進撃を阻止した。セオドレドから西マークの指揮権を引き継いだ西谷の領主エルケンブランドはエドラスに援軍を要請したが、グリマの裏切りのために十分な支援を得られなかった。
第二の合戦 †
3月2日に行われた戦闘。半オーク、褐色人、狼からなる1万以上のアイゼンガルドの軍勢は、エルフヘルムとグリムボルドの部隊を蹴散らし、ヘルム峡谷から出撃してきたエルケンブランドの軍団も敗走させる。このためローハン西谷の軍団は散り散りになった。
だが実際にはロヒアリムは、戦死したものよりも、追い散らされただけの者が多かった。そこで状況を確認に来たガンダルフは、エルケンブランドらに残存兵を糾合して角笛城へと救援に向かうよう伝える。彼らは角笛城の合戦で、角笛城に籠城していたセオデン、エオメルらの救援として現れ、アイゼンガルドの軍勢を攻撃した。
また一部の者には、戦死者を浅瀬の中ノ島に埋葬させた。その場所は石で囲まれ、いくつもの槍が立てられた塚となった。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定 †
直接の戦闘描写はないが、『エクステンデッド・エディション』にて、アイゼンの浅瀬の戦死者の中から、エオメルたちが瀕死のセオドレドを発見し、エドラスに運び込むところが描かれている。
コメント †
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