#author("2021-09-07T12:49:04+09:00;2018-05-04T08:52:42+09:00","","")
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* 大寺院 [#hc268303]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Temple|
|~異訳|寺院|

** 解説 [#Explanation]

[[ヌーメノール]]の首都[[アルメネロス]]の真ん中にある丘の上に[[サウロン]]が建てさせた、[[メルコール>モルゴス]]を崇拝する邪教の神殿。神官となったサウロンによって邪悪な儀式が執り行われ、[[王党派]]の[[ヌーメノール人]]は[[忠実なる者]]などをその人身御供にして[[死の運命>死すべき運命]]から逃れようとした。
[[ヌーメノール]]の首都[[アルメネロス]]の真ん中にある丘の上に[[サウロン]]が建てさせた、[[メルコール>モルゴス]]を崇拝する邪教の神殿。神官となったサウロンによって邪悪な儀式が執り行われ、[[王党派]]の[[ヌーメノール人]]は[[節士]]などをその人身御供にして[[死の運命>死すべき運命]]から逃れようとした。

[[サウロン]]に誑かされた[[アル=ファラゾーン]]が[[アマン]]へ侵攻する大艦隊を集結させると[[ヌーメノール]]には様々な凶兆が現れ始め、その一つとして西から[[大鷲]]の姿をした巨大な雷雲が流れて来るようになった。ある時、雷雲の稲妻が寺院の丸屋根に落ちてヒビを入れ、屋根は炎に包まれたが、寺院そのものは壊れず、その頂上にいたサウロンも無傷だった。それ以来人々はサウロンを神と呼んだ。

[[ヌーメノールの没落>世界の変わる日]]で、寺院はその中で黒い椅子に座していたサウロンもろとも海に飲み込まれた。

*** 構造 [#q80f6b29]

基部は直径500フィート(約152メートル)の円形。壁は基部の部分で厚さ50フィート(約15メートル)、高さは地面から500フィートあり、壁の上には銀で葺かれた巨大な丸屋根があった。寺院の中央には生贄を焼く火の祭壇((祭壇の火は伐り倒された[[ニムロス>ニムロス(植物)]]を薪として[[サウロン]]が点火し、以降絶え間なく焚かれ続けた。))があり、丸屋根の頭頂部に備えられた煙出しのルーバーからその煙が立ち昇った。丸屋根は初めは銀で輝いていたが、排煙により黒ずんだ。

『[[Sauron Defeated>The History of Middle-earth/Sauron Defeated]]』に収録された「The Notion Club Papers」では、オックスフォード大学のラドクリフ・カメラ([[Wikipedia:ラドクリフ・カメラ]])にこの神殿の姿を重ね合わせる場面がある。

** コメント [#Comment]

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