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* モルドール [#lb72d27b]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Mordor|
|~その他の呼び名|黒の国、暗黒の国、黒い国、黒き国(Black Land) &br; 影の国(Land of Shadow) &br; 暗黒の国、暗黒の地(Dark Land) &br; 暗黒の国(Dark Country) &br; 黒の国(Black Country) &br; 名をいうをはばかるかの国(Nameless Land)|
|~その他の呼び名|黒の国、暗黒の国(Black Land) &br; 影の国(Land of Shadow) &br; 名をいうをはばかるかの国(Nameless Land)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「黒の国」の意。[[冥王]][[サウロン]]の王国。この国の心臓部である[[滅びの山]]の火を用いて[[一つの指輪]]は作られた。
サウロンはこの地の大城砦[[バラド=ドゥーア]]を本拠とし、国土と軍勢はサウロンの意志によって支配されている。

*** 地理 [#wa87e01a]

>視野に現われた土地は荒々しく無情で仮借のないものでした。 … 牙なす岩が突兀と連なって山際はぎざぎざのいりくみを見せ、背後から照らされる赤い光に黒々ときわだっていました。 … この尾根のずっと向こう、しかしほとんど真っ直前方に当たって、小さな火の点在する広大な湖のような暗闇のさきに、真っ赤に燃えるものがありました。そしてそこから渦巻く煙が途方もなく太い条となって幾条も立ち昇って、煙のもとの方は黒ずんだ赤色で、上の方は黒く、この呪われた地一帯をおおう波立つ天蓋に吸い込まれていました。((『[[指輪物語]] [[王の帰還]]』「キリス・ウンゴルの塔」))

[[エレド・リスイ]]山脈の南、[[エフェル・ドゥーアス]]山脈の東にある、ふたつの山脈に囲まれた難攻の地。北の入り口である[[キリス・ゴルゴル]]には[[黒門]]と[[歯の塔]]が、西の入り口にあたる[[モルグル谷]]には[[ミナス・モルグル]]が、そこから分かれた[[キリス・ウンゴル]]には[[シェロブの洞窟>トレヒ・ウンゴル]]に加えて[[キリス・ウンゴルの塔]]があるなど、すべての道は徹底して監視され防衛されており、忍び込むのも抜け出るのも容易ではない。

北西部の[[ゴルゴロス高原>ゴルゴロス]]の中央部に[[滅びの山]]が聳え、その東の方向に[[サウロン]]の城砦である[[バラド=ドゥーア]]が建っている。
滅びの山の活動時、国土は絶えずその噴煙に覆われるため昼でも薄暗い。

北部には鉱山や鍛冶場、軍勢の[[野営地>野営地(モルドール)]]が存在する。軍勢が移動するための道路網も整備されており、道路沿いには砦がいくつも設置されている。エフェル・ドゥーアスと[[モルガイ]]の間の谷間にもそうした道路の一つがあり、その北端には[[ドゥアサング]]の砦がある。エフェル・ドゥーアスとエレド・リスイが北で合流するところに[[ウドゥン]]の盆地があり、その南側の出口は[[アイゼン口]]となっている(北側の出口が[[黒門]]である)。
一方で南部の[[ヌアネン湖>ヌアネン]]付近には大規模な奴隷農場があり、そこで生産される食糧で軍隊を養っている。

東の[[リューン]]や南の[[ハラド]]にある隷属国とは大街道によって繋がっており、それらの国々からもたらされる多量の貢物と奴隷によっても国力が維持されている。

*** 地名 [#r0ddf3b5]

-[[キリス・ゴルゴル(幽霊峠)>キリス・ゴルゴル]]
--[[モランノン(黒門)>黒門]]
---[[歯の塔]]([[ナルホスト]]・[[カルホスト]])
-[[ウドゥン]]
--[[カラヒ・アングレン(アイゼン口)>アイゼン口]]

-[[ゴルゴロス高原>ゴルゴロス]]
--[[オロドルイン(滅びの山)>滅びの山]]
---[[サンマス・ナウア(火の室)>サンマス・ナウア]]
---[[滅びの罅裂]]
--[[サウロンの道路]]
--[[バラド=ドゥーア(暗黒の塔)>バラド=ドゥーア]]
---[[黒坑]]
--[[野営地>野営地(モルドール)]]

-[[エフェル・ドゥーアス(影の山脈)>エフェル・ドゥーアス]]
--[[イムラド・モルグル(モルグル谷)>モルグル谷]]
---[[ミナス・モルグル(呪魔の塔)>ミナス・モルグル]]
---[[モルグルドゥイン]]
---[[モルグル道路]]
---[[モルグル峠]]
--[[キリス・ウンゴル(蜘蛛峠)>キリス・ウンゴル]]
---[[トレヒ・ウンゴル(シェロブの棲処)>トレヒ・ウンゴル]]
---[[キリス・ウンゴルの塔]]
--[[モルガイ]]
--[[ドゥアサング]]

-[[エレド・リスイ(灰の山脈)>エレド・リスイ]]
-[[リスラド]]

-[[ヌアン]]
--[[ヌアネン]]の湖

*** 歴史 [#y1720921]

>「モルドールの名は、いくらホビットといえども耳にしたことはあるじゃろう。昔話の辺境にうずくまる影のごとき存在じゃ。敗北とそれに続く小休止の後、影は必ず別の形をとって、ふたたび勢いを盛り返すものよ。」((『旅の仲間』「過去の影」))

[[第二紀]]に[[中つ国]]で活動を再開した[[サウロン]]は、1000年頃に[[オロドルイン(滅びの山)>滅びの山]]があるこの地を拠点に選び、その火を妖術や鍛造に利用すると共に[[バラド=ドゥーア]]の築城を始める。1600年頃にサウロンはオロドルインの火で[[一つの指輪]]を鍛え上げ、バラド=ドゥーアを完成させた。
1693年から1701年まで続いた[[力の指輪]]を巡る戦いでは、サウロンの軍勢は[[エリアドール]]へ侵攻したものの、[[ギル=ガラド]]と[[ヌーメノール]]の反撃で敗退する。するとサウロンはモルドールに戻り、[[東方>リューン]]と[[南方>ハラド]]に勢力を伸ばして[[暗黒時代]]をもたらした。

3261年に[[アル=ファラゾーン]]が[[ウンバール]]に上陸すると、3262年にサウロンは降伏して[[ヌーメノール]]へと連れ去られる。その間モルドールは放置されていたが、3319年にヌーメノールが海底に没するとサウロンはこの地に帰還し、再び[[滅びの山]]を噴火させた。
戦力を再建したサウロンは3429年に[[ゴンドール]]に戦いを仕掛けたが、翌年締結された[[最後の同盟]]によってモルドールは攻撃を受ける。3434年の[[ダゴルラド]]の戦いでサウロンの軍勢は敗北し、[[バラド=ドゥーア]]は3441年まで包囲された。滅びの山の裾野で行われた最後の戦いにおいてサウロンは斃された。
しかし[[一つの指輪]]が破壊されずサウロンの力は完全には消滅しなかったため、バラド=ドゥーアは破壊することができず、廃墟のまま残された。

[[第三紀]]になると、モルドールは[[ゴンドール]]の監視下に置かれる。国境には[[歯の塔]]、[[キリス・ウンゴルの塔]]、[[ドゥアサング]]といった砦が築かれ、悪しき者が戻ってくることがないよう封鎖された。
そのため復活したサウロンは[[闇の森]]の[[ドル・グルドゥア]]に潜んで好機を伺い、[[悪疫]]や戦乱を引き起こしてゴンドールの国力が衰微するよう仕向けた。そのため1640年頃には監視がおそろかになり、やがて悪しき者達が再び密かにこの地に戻ってくるようになる。
1980年には[[ナズグール]]がこの地に集結し、2000年から2002年にかけて[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]を包囲攻撃した。陥落したミナス・イシルは[[ミナス・モルグル]]へと作り変えられた。
2475年からは[[ウルク>ウルク=ハイ]]族がたびたびモルドールから現れ、[[イシリアン]]を襲撃した。
そのうち国境にあった砦もすべてモルドールが奪い取り、モルドールを防衛するために、あるいは国内の奴隷が逃亡するのを防ぐために用いられるようになった。

2942年、かねてから手筈を整えていたサウロンが遂に[[ドル・グルドゥア]]を放棄して、密かにモルドールへ帰還する。2951年に彼は公然と名乗りを上げ、全ての悪しき者達をモルドールに集結させるとともに[[バラド=ドゥーア]]の再建を始める。2954年には[[滅びの山]]が再び噴火した。
以後、モルドールの影は着々と[[中つ国]]に広がっていったが、[[ゴンドール]]の働きによってその力が公然と[[大河>アンドゥイン]]の西側に及ぶことはかろうじて阻まれた。

[[指輪戦争]]において、[[サウロン]]はモルドールおよびそれに隷属する[[東方>リューン]]や[[南方>ハラド]]の軍勢を動員して、西方諸国へ一斉攻撃を仕掛けた。だが[[一つの指輪]]が破壊されたことでサウロンの力は完全に滅び、その軍勢は総崩れとなり、[[バラド=ドゥーア]]は崩壊した。
ゴンドールの[[エレスサール王>アラゴルン二世]]はモルドールの奴隷を解放し、[[ヌアネン]]湖付近の土地をかれらに与えた。

** コメント [#Comment]

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