#author("2022-09-10T20:43:09+09:00;2021-10-05T18:55:35+09:00","","")
#author("2022-10-24T13:33:38+09:00;2021-10-05T18:55:35+09:00","","")
* ドリアス [#p089f749]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Doriath|
|~その他の呼び名|エグラドール(Eglador)(([[エグラス]]が語源と思われる)) &br; [[隠れ王国]](Hidden Kingdom) &br; 守り固き王国(Guarded Realm) &br; 魔法帯の地(Land of the Girdle)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダリン]]で「囲われたる国」(Land of the Fence)((ドル・ヤース(Dor Iâth)、国(dor)+囲い(iâth) ))の意。[[第一紀]]の[[ベレリアンド]]に存在した、[[シンゴル]]と[[メリアン]]の治める[[灰色エルフ]]の王国。[[隠れ王国]]とも呼ばれた。
ベレリアンドの中央部、[[アンドラム]]の北側で、主として[[シリオン]]川の東岸の[[ネルドレス]]、[[レギオン]]、シリオン西岸の[[ニヴリム]]の三つの領域((これらに加えて[[シンゴル]]は[[ブレシル]]も自国領とみなしていた))に分かれた森の国。ドリアスの中を南西に向けて[[エスガルドゥイン]]川が流れており、その東の畔に王宮である[[メネグロス]]があった。
[[ベレリアンド最初の合戦]]の後に[[メリアンの魔法帯>魔法帯]]ができる以前はエグラドールと呼ばれた。

[[魔法帯]]の力によって長らくこの国は守られていた。だが[[ナウグラミーア]]と[[シルマリル]]を巡る争いが発端となって、[[ノグロド]]の[[ドワーフ]]に[[シンゴル]]が殺害され、悲しみのために[[メリアン]]がドリアスを去ると、魔法帯は消滅してドリアスは無防備となってしまい、ノグロドのドワーフによって攻撃され荒廃した。
[[魔法帯]]の力によって長らくこの国は守られていた。だが[[ナウグラミール]]と[[シルマリル]]を巡る争いが発端となって、[[ノグロド]]の[[ドワーフ]]に[[シンゴル]]が殺害され、悲しみのために[[メリアン]]がドリアスを去ると、魔法帯は消滅してドリアスは無防備となってしまい、ノグロドのドワーフによって攻撃され荒廃した。
その後、[[ベレン>ベレン(バラヒルの息子)]]と[[ルーシエン]]の息子で、シンゴルの孫にあたる[[ディオル>ディオル(ベレンの息子)]]が新たなドリアスの王となり、荒廃したドリアスの再建に力を尽くした。だが今度は、[[シルマリル]]を奪おうとする[[フェアノールの息子たち]]によって攻撃され、ドリアスは完全に滅亡した。
ディオルの娘[[エルウィング]]をはじめとするドリアスの残党は、[[シリオンの港]]へ逃れた。

** コメント [#Comment]

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