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#author("2018-04-25T22:34:51+09:00","","")
* エルフ [#d04515a2]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Elf(複数形Elves)((英語辞書ではElfの複数形はElfsのことが多いが、トールキンはElvesのほうが文法的に正しいとして、こちらを使った))|
|~その他の呼び名|クウェンディ(Quendi) &br; [[エルダール(Eldar)>エルダール]] &br; [[エルダリエ(Eldalië)>エルダリエ]] &br; エゼルリム(Edhelrim)((エゼルリム(Edhelrim)は集合名詞で、単数形はエゼル(Edhel)、複数形はエジル(Edhil)。元々エルフの意味で使われていたシンダール語は単数形エレズ(Eledh)、複数形エリズ(Elidh)、集合名詞エレズリム(Eledhrim)だが、こちらの語は[[エレズウェン(Eledhwen)>モルウェン(バラグンドの娘)]]のような固有名詞に残るのみ)) &br; イルーヴァタールの長子(Elder Children of Ilúvatar) &br; 最初に生まれた者たち(Firstborn) (Elder Kindred) &br; 長上族(Elder People) (Elder Race) &br; きれいな衆、美しい者たち、美しい民(Fair Folk)((他の訳として、美しい人たち、美しい方々がある))&br;よい種族(Good People)((『[[ホビットの冒険]]』に登場する名))|
** 解説 [#Explanation]

''[[イルーヴァタール]]の長子''。[[中つ国]]に最初に目覚めることを定められた[[イルーヴァタールの子>イルーヴァタールの子ら]]であり、言葉を話す最初の者であった。
そのため彼らは、自らのことを「声を出して話す者」の意である''クウェンディ''と呼んだ。また、[[月]]も[[太陽]]も生まれる以前の星空の下で生まれたため、[[ヴァラール]]の[[オロメ]]からは「星の民」を意味する''[[エルダール]]''の名で呼ばれた。[[人間]]からは''美しい民''などと呼ばれる。

エルフはイルーヴァタールより、[[アルダ]]の中にあって最高の美を創出し、かつ所有することを運命づけられていた。そのため恩寵として、アルダに生きる全ての存在の中で、最も美しくかつ優れた資質を与えられていた。
エルフが「不死」であるのもこのためである。エルフの運命はアルダと分かち難く結びついており、たとえ肉体が滅んでも魂がそこを離れることは無い。肉体を失ったエルフの魂は[[マンドスの館]]へ招集され、世界が終わるまでそこに留まり続けるか、あるいは再び肉体を持って生まれ変わることができた。
一方でこれは、アルダの運命に束縛されることでもあり、世界の環から逃れ出ることができないということでもあった。

エルフは[[ヴァリエ>ヴァラール]]の[[エルベレス]]が星々を撒いた時に目覚め、[[上古]]の世に数々の偉業を成したが、[[月]]と[[太陽]]が昇り、世界が[[後に生まれた者達>人間]]の時代へと移り変わっていくと、次第に地上からは姿を消していった。ある者は海の彼方の[[エルフ本国>エルダマール]]に去り、[[中つ国]]に留まった者も矮小化して消えていくか、目に見えない記憶のような存在へと変わっていった。

>エルフたちは不死であり、かれらの智慧は時代を経るにつれていや増し、いかなる病も疫病もかれらに死をもたらすことはなかった。もっとも、かれらの肉体はこの世の物質からできていたから、これを滅ぼすことはできた。かれらの肉体は、その頃は今より人間の肉体に似ていた。かれらの肉体に精神の火が宿ってまだ間がなかったからである。その火は、時と共にかれらを内側から焼き尽くすのである。((『[[シルマリルの物語]]』「人間のこと」))

** 特徴 [#u5566de7]

:外見|~[[人間]]に似ているが男も女も非常に美しく、身長は人間と同じか長身。肌の色は薄めで、髪の色は氏族にもよるが黒、金、銀など((『[[追補編]]』の邦訳には'''背丈高く、肌の色白く、灰色の眸を持っていた。ただしその巻き毛は、[[フィンロド]]の金髪の家系を除けば、暗褐色である。'''とあるが注意が必要である。まずこの箇所の[[フィンロド]]は原書では[[フィナルフィン]]に訂正された。また『[[The Peoples of Middle-earth]]』で[[クリストファー・トールキン]]は、この一文は[[ノルドール]]のみを対象にしていると述べている。この他、髪色には[[マハタン]]の血縁の赤髪や、[[シンゴル]]の血縁の銀髪、[[グロールフィンデル]]や[[スランドゥイル]]の金髪など例外もいる。))。『[[終わらざりし物語]]』よると、鬚が生えている者はいない((同書によるとトールキンが1972年12月以降に書いた中つ国に関する最後の文章の覚書では、鬚が無いことが全エルフの特徴であり、エルフの血を受け継いだ[[人間]]は同様の特徴で判別できるとしている。ただし作品中では[[キーアダン]]や[[マハタン]]のような例外も登場している。))。
作中で「エルフの耳は尖っている」ということに触れられたことはないが、[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]が残した資料から彼がそう想定していたことは伺える(それほど長いわけではない)((『[[The Lost Road and Other Writings]]』に収録された、トールキンが1930年代に製作した'''The Etymologies'''(語源集)の語幹LAS(1)とLAS(2)の項によると、エルフ語のlassēには木の葉(leaf)と耳(ear)の二つの意味があり、「クウェンディの耳は[[人間]]?よりも尖った木の葉形だった(The Quendian ears were more pointed and leaf-shaped than [?human].)」とある。また『[[The Letters of J.R.R.Tolkien]]』のLetter 27(1938年)では、[[ホビット]]の耳は僅かに尖っていて「エルフ的('elvish')」であるとされている。))。
作中で「エルフの耳は尖っている」という説明や描写はない。一方で[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]はエルフの耳は人間の耳よりも尖っているとする資料を残している((『[[The Lost Road and Other Writings]]』に収録された、トールキンが1930年代に製作した'''The Etymologies'''(語源集)の語幹LAS(1)とLAS(2)の項によると、エルフ語のlassēには木の葉(leaf)と耳(ear)の二つの意味があり、「クウェンディの耳は[[人間]]?よりも尖った木の葉形だった(The Quendian ears were more pointed and leaf-shaped than [?human].)」とある。また『[[The Letters of J.R.R.Tolkien]]』のLetter 27(1938年)では、[[ホビット]]の耳は「僅かに尖っていてエルフ的(ears only slightly pointed and 'elvish')」とある。))。
エルフという種族が目覚めて最初に目にしたものが空の星であったため、かれらは目に明るい星の光を宿している。
:能力|~アルダに生きる存在の中で、最高の能力を与えられている。とはいえ、氏族によって能力には差がある。
肉体的にも精神的にも極めて強靭かつ繊細であり、人間には不可能な様々なことを成し遂げることができる。特に美しいものを案出することに優れる。エルフの介在したものは、言語や工芸品、武具や国土そのものにいたるまで、魔法めいた性質を帯びるようになる。
病気にかかることもなければ、老いることも寿命もない。暑さや寒さなどに対する耐性も高く、困難な状況でもよく耐える。最初のエルフは[[月]]も[[太陽]]もない、星々のみが世界を照らす時代に生まれたため、星明かり程度の光さえあれば遠方を見通す事ができる。またその視力も、人間より遙かに鋭い。睡眠の意味も人間とは異なり、瞑想によって休息をとることができる。身のこなしも非常にしなやかで、雪の上に足跡をつけずに歩いたり、草の茂る森林を音も立てずに進んだりすることができる。
エルフは武器などによって殺されるか、生に倦み疲れて逝かない限り死ぬことはない。その「死」の意味も[[人間]]とは異なり、魂は[[マンドスの館]]に招集され、そこで世界の終わりを待つか、再び肉体を得て転生することになる。明るい性格のエルフは多いが、年月と共に、叡智と哀しみが積み重なっていき、それとともにその美しさもいや増していく。
:文明・文化|~[[人間]]より長い歴史を持ち、エルフ自身の技量の高さもあり、文化や技術は[[人間]]のそれを遙かに凌駕する。特に[[アマン]]に渡ったエルフ([[上のエルフ]])は[[ヴァラール]]に直接教えを受けたため、その能力はずば抜けている。耳も聡いため、歌や音楽の技量も非常に高く、言葉も美しい。
[[エルベレス]]が天空に星々を撒いた時に目覚めたため、[[ヴァラール]]の内で彼女を最も崇拝しており、[[中つ国]]でも彼女への讃歌を歌いながら逍遥する姿がしばしば見られる。
:住居|~天空の下、開けた土地や森林に都市を造るが、放浪の生活を送ることを好むエルフも少なくない。戦乱の時代による必要性によって、洞窟や要塞を住居とする事もあった。
:歴史|~[[星々の時代]]、[[エルベレス]]が[[テルペリオン]]の銀の雫から星々を作り終えた時、[[中つ国]]の東方にある[[クイヴィエーネン]]の湖のほとりで目覚めた。しかしかれらはすぐに、当時中つ国を支配していた大敵[[メルコール]]の暗闇に脅かされるようになる。やがて[[ヴァラ]]の[[オロメ]]もかれらを発見して、[[エルダール]]の名で呼ぶようになる。[[ヴァラール]]はエルフがメルコールに脅かされていることを知ると、かれらを救うために[[力の戦い]]を起こした。
メルコールが敗北すると、ヴァラールはエルフを危険の多い中つ国から西方の[[至福の国アマン>アマン]]へと移住させ、共に暮らす事を望む。しかし全てのエルフがそれに応じたわけではなかった。ヴァラールの招きに応じたエルフはオロメに先導され、三つの氏族に分かれて[[大いなる旅]]に出たが、その全てがアマンに到達したわけでもない。これによってエルフはいくつもの集団に分裂し、その言語もバラバラになっていった。
アマンに到達したエルフは[[二つの木]]の光とヴァラールの教えを受け、その能力を開花させて繁栄を迎える([[光のエルフ>上のエルフ]])。一方中つ国に留まったエルフも、星空の下で自由に暮らしていた([[暗闇のエルフ]])。しかし釈放されたメルコール([[モルゴス]])は二つの木を枯死させ、その光が封じ込められた大宝玉[[シルマリル]]を奪って中つ国に逃亡する。このため中つ国のエルフは再びモルゴスの暗闇に脅かされるようになり、またアマンのエルフの内[[ノルドール]]族だけはシルマリルを取り返すために中つ国へと帰還した。エルフ達は[[ベレリアンド]]において[[冥王]]モルゴスを相手に望みない戦いを続けた([[宝玉戦争]])。
新たな光として[[月]]と[[太陽]]が出現し、[[太陽の第一紀]]となると、[[人間]]がベレリアンドに到達してくる。大部分の人間はモルゴスに与したが、少数のエルフに忠実な人間は[[エダイン]]と呼ばれた。エルフとエダインの結び付きによって生まれた[[半エルフ]]の[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]はアマンへの航海を成し遂げ、彼の懇願を容れたヴァラールは[[怒りの戦い]]を起こして完全にモルゴスを打ち破る。しかしこの戦いによってベレリアンドは水没した。
[[第二紀]]になると、少なからぬエルフが西方へ去って行ったが、中つ国を去りがたく留まるエルフも多くいた。[[リンドン]]には最後の[[上級王]][[ギル=ガラド]]の国が、[[エリアドール]]には[[エレギオン]]が築かれた。しかしエレギオンの[[金銀細工師達>グワイス=イ=ミーアダイン]]はモルゴスの召使[[サウロン]]につけ込まれて[[力の指輪]]を鍛造してしまう。サウロンは全ての指輪を統べる[[一つの指輪]]によって中つ国の覇権を握ろうとしたが、エルフ達はそれに気付いて指輪を隠し、そのためサウロンとの戦争がはじまる。
エダインの末裔である[[ヌーメノール人(ドゥーネダイン)>ドゥーネダイン]]の援助によって中つ国におけるサウロンの勢力は抑えられたが、やがてヌーメノール人はサウロンに誑かされて堕落し、ヴァラールの怒りを受けて[[ヌーメノール]]は滅ぼされる。この時世界は作り直され、アマンは[[世界の圏外>世界の圏]]に移されたが、エルフには[[まっすぐの道]]を通って西方へと去る恩寵が残されていた。しかしこのために中つ国は完全に人間の世界へと移り変わる。
ヴァラールとエルフに[[忠実であり続けたヌーメノール人>忠実なる者]]は滅亡を逃れて中つ国に[[亡国の民の王国]]を築き、ドゥーネダインの上級王[[エレンディル]]とエルフの上級王ギル=ガラドは[[最後の同盟]]を結んだ。これによってサウロンは倒されたが、一つの指輪は破壊されず行方不明になる。
[[第三紀]]になると、エルフは[[三つの指輪]]の力によってかろうじて中つ国に踏み留まっていたが、それでも中つ国におけるエルフの力は確実に減じていった。やがてサウロンが蘇り、一つの指輪が再発見されると、エルフ達はサウロンの脅威を完全に除くために一つの指輪を破壊することを選ぶ。しかしそうすることは、三つの指輪の力が失われることも意味していた。[[指輪戦争]]によって一つの指輪の破壊が達成されると、エルフ達は三つの指輪による保護を失い、中つ国に倦んだ多くのエルフが西方へと船出して永遠に去って行った。
こうしてエルフの時代は終わった。[[第四紀]]以降も中つ国に留まったエルフは、やがては衰退して消えていくことになる。
:氏族|~種族生誕の地[[クイヴィエーネン]]から西方の[[アマン]]への移住を試みる[[大いなる旅]]でどのように行動したかによって分類される。旅に出た者は[[エルダール]]と呼ばれ、旅を拒んだ者は[[アヴァリ]]と呼ばれる。エルダールの中で第一陣は[[ヴァンヤール]]、第二陣は[[ノルドール]]、第三陣は[[テレリ]]。テレリは更に分けられ、[[大海]]を渡ったものは[[ファルマリ]]、大海を越えず[[ベレリアンド]]に残った者は[[シンダール]]。ベレリアンドに入る以前に[[霧ふり山脈]]を西に越えなかった者は[[ナンドール]]と呼ぶ。ナンドールのうち、後になって霧ふり山脈を南に迂回して[[青の山脈>エレド・ルイン]]を越え[[オッシリアンド]]に住んだ者は[[ライクウェンディ(緑のエルフ)>緑のエルフ]]、霧ふり山脈の東に残った者は[[タワルワイス(シルヴァン・エルフ)>シルヴァン]]となる。
エルダールのうち、アマンに到達した者(ヴァンヤール、ノルドール、ファルマリ)を指して[[アマンヤール]]といい、対してアマンに到達しなかった者(シンダール、ナンドール)を指して[[ウーマンヤール]]という。全てのエルフは[[カラクウェンディ(上のエルフ或いは光のエルフ)>上のエルフ]]と[[モリクウェンディ(暗闇のエルフ)>暗闇のエルフ]]に分けられる。
|>|>|>|>|>|>|>|~クウェンディ(エルフ族)の分類|
|>|>|>|>|>|>|''[[エルダール]]''&br;[[大いなる旅]]に出たエルフ。|&color(,lightblue){''[[アヴァリ]]''};&br;大いなる旅を拒んだエルフ。|
|&color(,lightgreen){''[[ヴァンヤール]]''};&br;[[イングウェ]]に率いられたエルダールの第一陣。全員がアマンに渡った。|&color(,lightgreen){''[[ノルドール]]''};&br;[[フィンウェ]]に率いられたエルダールの第二陣。全員がアマンに渡ったが、後に多くが[[フェアノール]]に同調して中つ国への帰還を果たした。|>|>|>|>|''[[テレリ]]''&br;[[エルウェ(シンゴル)>シンゴル]]とその弟の[[オルウェ]]によって率いられたエルダールの第三陣。|~|
|~|~|&color(,lightgreen){''[[ファルマリ]]''};&br;[[オルウェ]]に率いられ、アマンへ渡ったテレリ。|&color(,lightblue){''[[ファラスリム]]''};&br;[[キーアダン]]を領主とするテレリ。[[オッセ]]に説得されて中つ国に残った。|&color(,lightblue){''[[シンダール]]''};&br;[[シンゴル]]を王として、[[ベレリアンド]]に留まった灰色エルフ。|>|&color(,lightblue){''[[ナンドール]]''};&br;[[霧ふり山脈]]の東で、[[レンウェ]]に率いられて[[テレリ]]の一行から離れたもの。|~|
|~|~|~|~|~|&color(,lightblue){''[[ライクウェンディ]]''};&br;ナンドールのうち、後に[[デネソール>デネソール(レンウェの息子)]]に率いられて西に移動、[[オッシリアンド]]に住むようになった緑のエルフ。|&color(,lightblue){''[[シルヴァン・エルフ>シルヴァン]]''};&br;霧ふり山脈の東に住んだエルフ。|~|
|>|>|&color(,lightgreen){''[[アマンヤール]]''};&br;アマンへ辿り着いたエルダール。|>|>|>|&color(,lightblue){''[[ウーマンヤール]]''};&br;アマンに行かなかったエルダール。|~|
&color(,lightgreen){この文字色};は[[カラクウェンディ]]即ち「光のエルフ」「上のエルフ」で、[[二つの木]]がある時に、アマンに来たエルフである。
&color(,lightblue){この文字色};は[[モリクウェンディ]]即ち「暗闇のエルフ」で、アマンで二つの木の光を見なかったエルフである。ただしシンダールはその名の通り「灰色エルフ」の意味で、暗闇のエルフとは分けて考えられることもある。詳細は[[シンダールの項目>シンダール]]を参照。
:言語|~元々は一つの言語であったが、エルフ族の分裂が続くうちにいくつかに別れた。[[カラクウェンディ>上のエルフ]]の言語は[[クウェンヤ]]と[[テレリ語]]。[[モリクウェンディ>暗闇のエルフ]]のうち、[[霧ふり山脈]]の西に住むものは[[シンダール語]]を使う。中つ国に帰還した[[ノルドール]]はシンダール語を使うようになったが、儀礼などの時にまれにクウェンヤを使った。&br;霧ふり山脈の東に住む[[シルヴァン・エルフ>シルヴァン]]の言葉は[[シルヴァン語]]であったが、シルヴァン語の単語は原作中には出てこない。
:偏見|~[[オーク]]を強く憎んでおり、[[冥王]]とその勢力を憎んでいる。[[シンダール]]は[[ドリアス]]滅亡の歴史的経緯から[[ドワーフ]]と確執がある。だが[[ノルドール]]は、工人、職人としての共通点からか、ドワーフと比較的親しい。[[人間]]に対しては基本的には友好的だが、「[[死すべき運命]]」によって世界を離れていくかれらを不可解な存在と感じており、無関心であったり蔑視することもある。
[[中つ国]]におけるどのエルフも、海に対する強い憧れを持つ。金よりも銀を好み、[[テルペリオン]]やその雫から作られた星々、その最後の花である[[月]]を特に愛する。宝石の中では[[緑柱石]]を好む。

*** 多数の名の意味 [#names]

:エルフ (Elf)|「クウェンディ」及び「エルダール」を英語に訳したもの。英語のelfは元来は人間と背丈の変わらない妖精神族を指していた語だが、時代が下るにつれて小柄な小妖精を指すようになった。これを[[トールキン]]は「事実より矮小化されてしまった」としており、この語の古い意味を念頭に置いてこの上古の種族の名前に用いることにした。そのため複数形は英語で普通使われるelfsではなく、‘elves’であるとしている。
:クウェンディ (Quendi)|[[クウェンヤ]]で「声を出して話す者(Those that speak with voices)」の意。エルフが自分たちを指して呼んだ語。また、[[エルダール]]と[[アヴァリ]]の区別なく''全エルフ族''を指して使われることもある。
:[[エルダール]] (Eldar)|クウェンヤで「星の民」の意。[[大いなる旅]]に踏み出したエルフ。詳細は当該項目を参照。
:[[エルダリエ]] (Eldalië)|エルダールと同義。
:エゼルリム(Edhelrim)|[[シンダール語]]においてエルダールに相当する語だが、もっぱら全てのエルフを指す。また[[シンダール]]の自称でもあった(「シンダール」は流謫の[[ノルドール]]によって付けられた[[クウェンヤ]]名であるため)。
:イルーヴァタールの長子 (Elder Children of Ilúvatar)|''最初に生まれた者たち (Firstborn)''、''長上族 (Elder People)''とも。[[イルーヴァタールの子ら]]のうち、最初に地上に目覚めることが定められていたため。
:美しい民 (Fair Folk)|[[人間]]や[[ホビット]]がエルフを呼ぶ語。実際の西欧伝承でも妖精族(エルフ、フェアリー等)は名指しを避けてこのように呼び習わされていた。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

片手剣及び弓の扱いが有利であり、俊敏(Agility)にボーナスを得られる。病気攻撃に耐性がある(完全に防げるわけではない)。弱点として、最初に生まれた者の衰退(Fading of the Firstborn)、最初に生まれた者の悲しみ(Sorrow of the Firstborn)があり、士気の高さや回復力が他の種族に比べて低め(ただし人間の友(Friend of Man)特性を入れることで補強できる)。森の影(Silvan Shadows)という特性で、姿を隠して行動できる。

** コメント [#Comment]

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