#author("2022-10-03T22:49:59+09:00","","")
#author("2023-05-19T12:05:04+09:00;2022-10-03T22:49:59+09:00","","")
* エフェル・ドゥーアス [#n5a824b8]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Ephel Dúath(('''Ephel'''は「外の囲い(outer fence)」の意味。'''Dúath'''は「薄暗い(dimness)」の意味の'''dú'''と、「影(shadow)」の意味の'''gwath'''の合成語で、「影(shadow)」の意味))|
|~異訳|エフェル・ドゥアス|
|~その他の呼び名|[[影の山脈]]|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダリン]]で「影の防壁(Fence of Shadow)」の意。[[モルドール]]を西から南に覆う山脈で、''影の山脈''の名でも知られる。

>東の方には、垂れこめた空の下に鈍い赤色のぎらぎらした光がありましたが、それは暁の赤光ではありません。間にある荒れ果てた土地の向こうには、エフェル・ドゥアスの山々がかれらを&ruby(ね){睨};めおろしていました。夜の闇が色濃く居すわったまま立ち去ろうとしない下の方は黒々と形も定かでなく、上の方はぎざぎざに切り立った山頂や稜線が火のように燃える空に脅かすような厳しい輪郭を見せていました。((『[[指輪物語]] [[二つの塔>指輪物語/二つの塔]] 下』「七 十字路まで」))

北端近くで支脈が東に伸びて、モルドールの北を覆う[[灰の山脈(エレド・リスイ)>エレド・リスイ]]と共に[[ウドゥーン]]の谷間を形成している。灰の山脈と接する北端の[[幽霊峠(キリス・ゴルゴル)>キリス・ゴルゴル]]には[[黒門(モランノン)>黒門]]が、灰の山脈と支脈同士が接する地点には[[アイゼン口]]がある。

[[オスギリアス]]の東にあたる山脈には[[モルグルドゥイン]]川が流れる[[モルグル谷(イムラド・モルグル)>モルグル谷]]と、その奥に[[モルグル道路]]が通る[[モルグル峠]]があり、峠越えによる東西の通行が可能だが、ここは[[ミナス・モルグル(かつてのミナス・イシル)>ミナス・モルグル]]によって守られている。
モルグル谷には脇道の山道があり、[[キリス・ウンゴル]]の峠に続いているが、峠の手前には[[トレヒ・ウンゴル]]の洞窟があり、峠の東側は[[キリス・ウンゴルの塔]]によって守られている。
山脈の東(モルドール国内側)には枯れた川床が残る谷間を挟んで[[モルガイ]]の山並みが走る。この谷間のエフェル・ドゥーアス側には[[オーク]]の砦や駐屯地があり、それらを南北に結ぶ小道が存在する。
北端近くの支脈が分かれる場所には[[ドゥアサング]]の砦があり、そこから[[アイゼン口]]までは一部で山肌の岩壁を削って作られた道が通っている。
北端近くの支脈が分かれる場所には[[ドゥルサング]]の砦があり、そこから[[アイゼン口]]までは一部で山肌の岩壁を削って作られた道が通っている。

南部では山脈から[[ポロス]]川と[[ハルネン]]川が[[ベルファラス湾]]へ流れ、モルドール国内の[[ヌアン]]側では山脈から出る川は[[ヌアネン]]湖へ流れ込む。

** ドラマシリーズ『[[ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪]]』における設定 [#RoP]

[[サウロン]]が出現し[[モルドール]]が作られる以前の[[第二紀]]ではエフェル・アルネン(Ephel Arnen)と呼ばれていたという設定で、映像中に描かれている地図や、[[アダル]]のセリフにてこの名が出ている。

** コメント [#Comment]

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