#author("2024-01-27T00:08:32+09:00;2023-12-31T10:25:48+09:00","","")
-原作小説については、[[指輪物語]]を参照してください。
-1978年公開のアニメ映画版については、[[ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語]]を参照してください。
-2024年公開予定のアニメ映画版については、[[The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim>The Lord of the Rings The War of the Rohirrim]]を参照してください。
-ラジオドラマ版については、[[BBC RADIO COLLECTION The Lord of the Rings]]を参照してください。
-TVドラマシリーズについては、[[ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪]]を参照してください。
-指輪王(The Lord of the Rings)については、[[サウロン]]を参照してください。

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* ロード・オブ・ザ・リング [#qeceb799]
** 概要 [#pde20e54]
#contents
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|関連物|
|~カテゴリー|[[映像化作品等]]|
|~スペル|The Lord of The Rings|

** 解説 [#a41f9939]

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** 解説 [#Explanation]
[[ピーター・ジャクソン]]監督による『[[指輪物語]]』実写映画版。配給は[[ニュー・ライン・シネマ]]。日本の配給は[[日本ヘラルド]]。
日本ではよく勘違いされているが、邦題の『ロード・オブ・ザ・リング』の''ロード(lord)は“支配者”などの意''であって、''“道”のロード(road)ではない''。原題の『The Lord of the Rings』を直訳すると「[[(複数の)指輪>力の指輪]]の支配者」になり、つまり[[サウロン]]のことを示している(([[原作小説>指輪物語]]の本文内で''Lord of the Ring(s)''の言葉が使われているときは「指輪王」「指輪の主」などと邦訳されている。))。

当初この映画は2部作として制作される予定だったが、当初の製作会社であったミラマックスは1作にするように指示。これに反対したジャクソンは新たなスポンサーとしてニュー・ライン・シネマを訪れたが、ニュー・ライン・シネマの意見で全3部作として制作されることになった。
撮影は、全3作が並行してニュージーランドで行われた。その後二つの塔、王の帰還のためにそれぞれ追加撮影が行われている。

DVDには[[コレクターズ・エディション]]と[[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]が存在。コレクターズ・エディションはほぼ劇場公開そのままのバージョンなのに対し、スペシャル・エクステンデッド・エディションではシーンが大幅に追加されている。
DVD/BDには[[コレクターズ・エディション]]と[[(スペシャル・)エクステンデッド・エディション>エクステンデッド・エディション]]が存在。コレクターズ・エディションはほぼ劇場公開そのままのバージョンなのに対し、エクステンデッド・エディションではシーンが大幅に追加されている。またDVD/BDの特典ディスクには、映像特典も長く異なるバージョンのものが収録されている。

-[[ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジーBOX セット [DVD]:https://amzn.to/2I2avkh]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング トリロジーBOXセット [Blu-ray]:https://amzn.to/2FsQ4YN]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジーBOX スペシャルプライス版 [DVD]:https://amzn.to/2KmUrIi]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンデッド・エディション トリロジー(15枚組) [Blu-ray]:https://amzn.to/2I19hWO]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング エクステンデッド・エディション トリロジーBOX【Blu-ray】:https://amzn.to/2HDKV1S]]

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*** 主な出演者 [#aba5ab54]
字幕及び吹替での名前は『[[指輪物語]]』書籍[[新版]]に従っているため、最新の[[電子書籍版]]とは一部差異がある。以下の日本語表記は映画内でのもの。
|~役名|~俳優|~日本語吹き替え|h
|[[フロド・バギンズ]]|[[イライジャ・ウッド]]|[[浪川大輔]]|
|[[サムワイズ・ギャムジー(サム)>サムワイズ・ギャムジー]]|[[ショーン・アスティン]]|[[谷田真吾]]|
|[[ペレグリン・トゥック(ピピン)>ペレグリン・トゥック]]|[[ビリー・ボイド]]|[[飯泉征貴]]|
|[[メリアドク・ブランディバック(メリー)>メリアドク・ブランディバック]]|[[ドミニク・モナハン]]|[[村治学]]|
|[[ガンダルフ]]|[[イアン・マッケラン]]|[[有川博]]|
|[[アラゴルン>アラゴルン二世]]|[[ヴィゴ・モーテンセン]]((当初は[[スチュアート・タウンゼンド]]の予定だった))|[[大塚芳忠]]|
|[[レゴラス]]|[[オーランド・ブルーム]]|[[平川大輔]]|
|[[ギムリ]]|[[ジョン・リス=デイヴィス]]|[[内海賢二]]|
|[[ボロミア>ボロミル]]|[[ショーン・ビーン]]|[[小山力也]]|
|[[ファラミア>ファラミル]]|[[デヴィッド・ウェンハム]]|[[宮本充]]|
|[[デネソール>デネソール二世]]|[[ジョン・ノブル]]|[[勝部演之]]|
|[[エルロンド]]|[[ヒューゴ・ウィーヴィング]]|[[菅生隆之]]|
|[[アルウェン]]|[[リヴ・タイラー]]|[[坪井木の実]]|
|[[ガラドリエル]]|[[ケイト・ブランシェット]]|[[塩田朋子]]|
|[[ケレボルン]]|[[マートン・ソーカス]]|[[家中宏]]|
|[[エオメル>エーオメル]]|[[カール・アーバン]]|[[山寺宏一]]|
|[[エオウィン>エーオウィン]]|[[ミランダ・オットー]]|[[本田貴子]]|
|[[セオデン>セーオデン]]|[[バーナード・ヒル]]|[[佐々木勝彦]]|
|[[ビルボ・バギンズ]]|[[イアン・ホルム]]|[[山野史人]]|
|[[サルマン]]|[[クリストファー・リー]]|[[家弓家正]]|
|[[グリマ(蛇の舌)>グリーマ]]|[[ブラッド・ドゥーリフ]]|[[金尾哲夫]]|
|[[ゴラム(ゴクリ)>ゴクリ]]|[[アンディ・サーキス]](モーションキャプチャ及び声)|[[長島雄一>チョー]]|
|[[木の鬚]]|[[ジョン・リス=デイヴィス]](声)|[[石田太郎]]|

*** ロード・オブ・ザ・リング (The Lord of The Rings: The Fellowship of The Ring) [#cd203682]
*** 制作の経緯・撮影方法 [#i86015e8]

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第1作。日本版タイトルでは副題の"The Fellowship of The Ring"が省略されている。これは、全3部作の長編であるということが知られて観客を遠のかせることを防ぐため、三部作であることを隠そうという宣伝意図によるものと推察される。実際、英語版フッテージなどでは全3部作というのがはっきりと表記されていたのに対し、日本における事前の宣伝では「全3部作」という事実についてはほとんど触れられなかった(日本語版『ロード・オブ・ザ・リング』スペシャル・エクステンデッド・エディションでは、冒頭に「旅の仲間」と表示される)。
監督となる[[ピーター・ジャクソン]]は、[[ラルフ・バクシ]]によるアニメ映画版『[[指輪物語>ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語]]』を見て原作小説『[[指輪物語]]』の存在を知る。アニメ映画版は話が途中で終わっていたため続編が作られることを期待していたが実現しなかったため、自分で作ることを考えていた。

ジャクソンは最初、やはり自分が熱心なファンだった『キング・コング』のリメイクを制作したいと考えていたが、この企画は流れる(後に実現し、2005年に公開)。するとジャクソンは『指輪物語』の映画化企画を立て、製作会社に売り込みを始めた。
ジャクソンは当初『指輪物語』の映画を全2部作で制作するつもりであった。その案をミラマックスに持ち込んだが、ミラマックスは1部作にすることを要求。ジャクソンは1部作では原作を再現できないとして拒否し、新たなスポンサー探しを始める。その後[[ニュー・ライン・シネマ]]と交渉を行ったとき、全2部作ではなく(原作と同じく)全3部作にして制作することを逆に提案された。
ジャクソンはこれに飛びつき、2部作だった映画のシナリオを3部作に変更して、実際に映画化の作業に取りかかった。

ジャクソン以前にも『指輪物語』実写映画化の企画が上がったことはあるが、その壮大な世界観ゆえ実現は不可能と考えられていた。だが技術の発達がこれを可能にしたと言える。
ジャクソンは制作費を抑えるためにも、自分の母国のニュージーランドにて全3作を同時に撮影するという、商業映画初の試みを行った(同時撮影の終了後に追加撮影も行われている)。その結果、映画の規模を考えると制作費はかなり抑えられ、ジャクソンは「史上最大の低予算映画」などとも表現している。
ニュージーランドの、雪山から森林までさまざまな自然が比較的近い地域に揃っている環境は、ロケにも好都合であった。

ジャクソンは[[ホビット]]を撮影するのに、映画『ウィロー』が行ったような「実際に背が低い人物を俳優として撮影する」方法ではなく、ホビットにも一般的な身長の俳優を採用した。ホビットや[[ドワーフ]]と、[[人間]]や[[ドワーフ]]の身長差を再現するのに、以下のような手法が用いられている。
:大きさが異なる小道具やセットの用意|ホビットが人間サイズの道具を使用したり部屋を訪れたりした時には、大きなサイズの道具やセットを利用して俳優を撮影する。逆の場合は、小さい道具やセットと共に人間を撮影することで、身長差の表現を行う。
:合成|人間、エルフの面々と、ホビット、ドワーフの面々は別々に撮影し、ホビットやドワーフはサイズを小さくしてから画面合成する。ドワーフはホビットよりも一回り身長が大きいため、ドワーフ役にはホビットよりも実際に身長が高い俳優を採用することで、合成に必用な回数を減らした。
:ボディダブル|実際に身長が高い、もしくは低いダブル(代役)の俳優を用意し、遠景や後ろ姿の場面などではダブルの俳優を撮影する。こうすることで合成の手間を省く。
:遠近法による錯視|ホビットやドワーフはカメラよりも遠くに、エルフや人間はカメラの近くに立たせることで、見かけ上の大きさを変える。レンズの焦点距離を調整することで遠近感をごまかし、さらに俳優は共演相手が実際にいる位置ではなく、カメラ(スクリーン)上で存在しているはずの場所に向かって演技をする。カメラの移動にあわせてセットも相対的に動き、(人間サイズ、ホビットサイズなどサイズの違うセットが)動いていないように見せかける仕組みも作られた(この方法は、3D撮影された映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』では使用できないため使われていない)

[[ゴラム(ゴクリ)>ゴクリ]]や[[トロル]]などの撮影では、急速に発達したCG技術が使われた。特に、声を担当しただけではなくモーションアクターとして[[アンディ・サーキス]]の動きや表情まで再現したゴラムのキャラクターは非常に高く評価されている。

CGは、大規模な戦闘シーンにおけるモブキャラクター撮影にも有効に使われた([[Massive]])。また原作に描写がある巨大建造物などは、CGだけではなく昔ながらのミニチュアを作成しての撮影も使われた。ミニチュアとはいっても非常に巨大なものが使われ、スタッフは[[ビガチュア]]と呼称していた。

このようなテクニックが使われた撮影では、全3作全てでアカデミー賞視覚効果賞を受賞するなど、高く評価された。

劇場公開されたバージョンのほか、カットされたシーンの復活や、わざわざ新たに撮影し直したシーンを加えた[[エクステンデッド・エディション]]も作成されている。

*** ロード・オブ・ザ・リング (The Lord of The Rings: The Fellowship of The Ring) [#FellowshipOfTheRing]
第1作。日本版タイトルでは副題の"[[The Fellowship of The Ring>指輪の仲間]]"が省略されている。これは、全3部作の長編である(1本では完結しない)ということが知られて観客を劇場から遠のかせることを防ぐため、3部作であることを隠そうという宣伝意図によるものと推察される。実際、英語版フッテージなどでは全3部作ということがはっきりと表記されていたのに対し、日本における事前の宣伝では「全3部作」という事実についてはほとんど触れられなかった(日本語版『ロード・オブ・ザ・リング』[[スペシャル・エクステンデッド・エディション>エクステンデッド・エディション]]では、冒頭に「[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]」と表示される)。

また日本公開時、日本語版字幕の質の悪さが批判され、原作ファンを中心とした人々による抗議、署名運動にまで発展した。詳細は[[戸田奈津子]]の項目を参照。

第74回(2001年)アカデミー賞で13部門ノミネート、4部門受賞(『ビューティフル・マインド』と並んで同年最多受賞)。

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|ノミネート|作品賞|バリー・オズボーン [[ピーター・ジャクソン]] [[フランシス・ウォルシュ]]|
|ノミネート|助演男優賞|[[イアン・マッケラン]]|
|ノミネート|監督賞|[[ピーター・ジャクソン]]|
|ノミネート|脚色賞|フィリッパ・ボウエン [[フランシス・ウォルシュ]] [[ピーター・ジャクソン]]|
|受賞|撮影賞|アンドリュー・レスニー|
|受賞|作曲賞|[[ハワード・ショア]]|
|~受賞|撮影賞|アンドリュー・レスニー|
|~受賞|作曲賞|[[ハワード・ショア]]|
|ノミネート|歌曲賞|[[エンヤ]] ロマ・ライアン ニッキー・ライアン|
|ノミネート|美術賞|グランド・メイジャー ダン・ヘナー|
|受賞|メイクアップ賞|リチャード・テイラー ピーター・オウエン|
|受賞|視覚効果賞|マーク・ステットソン ランダル・ウィリアム・クック ジム・リジル リチャード・テイラー|
|ノミネート|音響賞|クリストファー・ボイス マイケル・セマニック ゲッシン・クリーグ ハモンド・ピーク|
|~受賞|メイクアップ賞|リチャード・テイラー ピーター・オウエン|
|~受賞|視覚効果賞|マーク・ステットソン ランダル・ウィリアム・クック ジム・リジル リチャード・テイラー|
|ノミネート|音響賞|クリストファ・ボイス マイケル・セマニック ゲッシン・クリーグ ハモンド・ピーク|
|ノミネート|編集賞|ジム・ギルバート|
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*** ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 (The Lord of The Rings:The Two Towers) [#d2978a8d]
#youtube(cNP5TwSFbMY)

*** ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 (The Lord of The Rings: The Two Towers) [#TheTwoTowers]
第2作。公開前にこのタイトルが、世界貿易センターのツインタワーを連想させ、9/11テロを連想させるということから、タイトルを変えるべきだという署名運動が起こった。しかし原作を尊重してタイトルを変えるなという署名の方が上回る。製作者側ももともと変える気はなく、結局原作と同じサブタイトルになった。
編集の都合上、[[ミナス・モルグル]]の登場は本作ではなく『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』になっている。そのためこの“二つの塔”は、[[オルサンク]]と[[バラド=ドゥール]]を指すことにされた。

第75回(2002年)アカデミー賞で6部門ノミネート、2部門受賞。

-[[ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 コレクターズ・エディション [DVD]:https://amzn.to/2HH0Lsv]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション [DVD]:https://amzn.to/2HZPEhI]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 【Blu-ray】:https://amzn.to/2JFlqha]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング / 二つの塔 スペシャル・プライス版 [DVD]:https://amzn.to/2rbO6Xk]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング / 二つの塔 スペシャル・プライス版 [Blu-ray]:https://amzn.to/2Kq9iBF]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション(初回限定生産/4枚組) [DVD]:https://amzn.to/2JG8g3v]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション(初回限定生産/5枚組) [Blu-ray]:https://amzn.to/2JHaPSR]]

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第2作。公開前にこのタイトルが、世界貿易センターのツインタワーを連想させ、9/11テロを連想させるということから、タイトルを変えるべきだという署名運動が起こった。しかし原作を尊重してタイトルを変えるなという署名の方が上回る。製作者側ももともと変える気はなく、結局原作と同じサブタイトルになった。
#amazon(,clear)

第75回(2002年)アカデミー賞で6部門ノミネート、2部門受賞。

|ノミネート|作品賞|バリー・オズボーン [[ピーター・ジャクソン]] [[フランシス・ウォルシュ]]|
|ノミネート|美術賞|[[アラン・リー]] ダン・ヘナー グラント・メイジャー|
|受賞|視覚効果賞|アレックス・ファンク ランダル・ウィリアム・クック ジョー・レッテリ ジム・リジル|
|受賞|音響効果賞|マイク・ホプキンス イーサン・ヴァンデル・リン|
|ノミネート|音響賞|クリストファー・ボイス マイケル・セマニック マイケル・ヘッジ ハモンド・ピーク|
|~受賞|視覚効果賞|アレックス・ファンク ランダル・ウィリアム・クック ジョー・レッテリ ジム・リジル|
|~受賞|音響効果賞|マイク・ホプキンス イーサン・ヴァンデル・リン|
|ノミネート|音響賞|クリストファ・ボイス マイケル・セマニック マイケル・ヘッジ ハモンド・ピーク|
|ノミネート|編集賞|マイケル・ホートン|
#amazon(,clear)

*** ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 (The Lord of The Rings: The Return of The King) [#h9ef3a81]
#youtube(CpBgF-yG5sA)

*** ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 (The Lord of The Rings: The Return of The King) [#ReturnOfTheKing]
第3作。
第76回(2003年)アカデミー賞で11部門にノミネートされて全賞受賞(獲得賞数は『ベン・ハー』、『タイタニック』に並ぶ史上最多受賞記録。またノミネートされた全賞の受賞記録としては、9賞受賞の『恋の手ほどき』、『ラストエンペラー』を破る新記録)。「ファンタジー映画は作品賞を取れない」というジンクスも打ち破った。

一方で、主に原作を知らない映画ファンからは、[[一つの指輪]]が破壊されてからエンディングに至るまでが長すぎる(起こった出来事が多すぎる)という意見もあり、Hollywood.comが選出した「最悪の映画エンディング」で1位を獲得してしまった(([[「最悪の映画エンディング」トップ10発表 超大作・ヒット作がズラリ:http://www.crank-in.net/movie/column/28404]]))。

-[[ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 コレクターズ・エディション [DVD]:https://amzn.to/2Kr9Pn8]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション [DVD]:https://amzn.to/2raxu29]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 【Blu-ray】:https://amzn.to/2HZmiQr]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング / 王の帰還 スペシャル・プライス版 [DVD]:https://amzn.to/2KoJBkY]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング / 王の帰還 スペシャル・プライス版 [Blu-ray]:https://amzn.to/2Kl3WI9]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション(初回限定生産/4枚組) [DVD]:https://amzn.to/2JH05nJ]]
-[[ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション(初回限定生産/5枚組) [Blu-ray]:https://amzn.to/2KmbOca]]

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第3作。
第76回(2003年)アカデミー賞で11部門にノミネートされて全賞受賞(獲得賞数は『ベン・ハー』、『タイタニック』に並ぶ史上最多受賞記録。またノミネートされた全賞の受賞記録としては、9賞受賞の『恋の手ほどき』、『ラストエンペラー』を破る新記録)。「ファンタジー映画は作品賞を取れない」というジンクスも打ち破った。

|受賞|作品賞|バリー・オズボーン [[ピーター・ジャクソン]] [[フランシス・ウォルシュ]]|
|受賞|監督賞|[[ピーター・ジャクソン]]|
|受賞|脚色賞|[[フランシス・ウォルシュ]] フィリッパ・ボウエン [[ピーター・ジャクソン]]|
|受賞|作曲賞|[[ハワード・ショア]]|
|受賞|歌曲賞|[[フランシス・ウォルシュ]] [[ハワード・ショア]] アニー・レノックス|
|受賞|美術賞|グランド・メイジャー ダン・ヘナー [[アラン・リー]]|
|受賞|衣装デザイン賞|ナイラ・ディクソン リチャード・テイラー|
|受賞|メイクアップ賞|リチャード・テイラー|
|受賞|視覚効果賞|ジム・リジル ジョー・レテリ ランダル・ウィリアム・クック アレックス・ファンク|
|受賞|音響賞|クリストファー・ボイス マイケル・セマニック マイケル・ヘッジ ハモンド・ピーク|
|受賞|編集賞|ジェイミー・セルカーク|
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|~受賞|作品賞|バリー・オズボーン [[ピーター・ジャクソン]] [[フランシス・ウォルシュ]]|
|~受賞|監督賞|[[ピーター・ジャクソン]]|
|~受賞|脚色賞|[[フランシス・ウォルシュ]] フィリッパ・ボウエン [[ピーター・ジャクソン]]|
|~受賞|作曲賞|[[ハワード・ショア]]|
|~受賞|歌曲賞|[[フランシス・ウォルシュ]] [[ハワード・ショア]] [[アニー・レノックス]]|
|~受賞|美術賞|グランド・メイジャー ダン・ヘナー [[アラン・リー]]|
|~受賞|衣装デザイン賞|ナイラ・ディクソン リチャード・テイラー|
|~受賞|メイクアップ賞|リチャード・テイラー|
|~受賞|視覚効果賞|ジム・リジル ジョー・レテリ ランダル・ウィリアム・クック アレックス・ファンク|
|~受賞|音響賞|クリストファ・ボイス マイケル・セマニック マイケル・ヘッジ ハモンド・ピーク|
|~受賞|編集賞|ジェイミー・セルカーク|

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*** 原作との違い [#u75ce67a]

映像化や物語の短縮のため、原作とは様々な違いが存在する。以下は主な相違点。

- [[ビルボ・バギンズ]]が[[ホビット庄]]から旅立ってから[[フロド・バギンズ]]が旅に出るまで、原作では17年間の時間が流れているが、映画ではこの期間は大幅に短縮されている(1年に満たない)
- [[古森]]、[[トム・ボンバディル]]と[[塚山丘陵]]のカット。
- [[グロールフィンデル]]の代わりに[[アルウェン]]が、アラゴルンを助けるために登場している。他にもアルウェンの登場シーンが増えている。
- [[死者の軍勢]]は[[エレヒ]]ではなく[[死者の道]]で招集される。さらに死者の軍勢は[[ペラルギア]]だけではなく[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の[[モルドール]]軍を直接攻撃している。
- ミナス・ティリスの[[パランティーア]]は登場しない。[[角笛城]]でアラゴルンが[[オルサンク]]のパランティーアを使用するシーンもない。ただし『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 [[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]』では、アラゴルンはミナス・ティリスにてオルサンクのパランティーアを使い、[[サウロン]]に挑戦している。
- [[サンマス・ナウア]]で[[ゴクリ]]は[[一つの指輪]]を奪ってから、フロドともみ合った結果[[滅びの罅裂]]に落ちている。
- フロド達が[[ホビット庄]]に帰還した後、[[サルマン]]やその配下のごろつきと対決する『ホビット庄の掃蕩』はカット。サルマンは『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』では登場しない(ただし『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 [[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]』冒頭に、サルマンの死のシーンが挿入されている)
- [[グロルフィンデル]]の代わりに[[アルウェン]]が、アラゴルンを助けるために登場している。他にも原作にはないアルウェンの登場シーンが増えている。
- [[死者の軍勢]]は[[エレヒ]]ではなく[[死者の道]]で招集される。さらに死者の軍勢は[[ペレンノール野の合戦]]で、[[ペレンノール]]と[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の[[モルドール]]軍を直接攻撃している。
- ミナス・ティリスの[[パランティール]]は登場しない。[[角笛城]]でアラゴルンが[[オルサンク]]のパランティールを使用するシーンもない。ただし『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 [[スペシャル・エクステンデッド・エディション>エクステンデッド・エディション]]』では、アラゴルンはミナス・ティリスにてオルサンクのパランティールを使い、[[サウロン]]に挑戦している。
- [[サンマス・ナウル]]で[[ゴクリ]]は[[一つの指輪]]を奪ってから、フロドともみ合った結果[[滅びの罅裂]]に落ちている。
- フロド達が[[ホビット庄]]に帰還した後、[[サルマン]]やその配下の[[ごろつき]]達と対決する『ホビット庄の掃蕩』はカット。サルマンは『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』では登場しない(ただし『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 [[スペシャル・エクステンデッド・エディション>エクステンデッド・エディション]]』冒頭に、サルマンの死のシーンが挿入されている)

***パロディ作品 [#ee722757]

公的団体による作品が複数存在する。
2002年に[[エルロンドの会議]]をモチーフにしたコメディ俳優ジャック・主演の短編コントが製作されている。
2007年にはDaniel Baxter製作の動画『[[How It Should Have Ended]]』シリーズの一貫として短編のパロディ作品が製作されている。

*** Blu-ray版 [#ce1e7ac9]

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後から発売されたBlu-ray版は、劇場公開版と[[エクステンデッド・エディション>スペシャル・エクステンデッド・エディション]]の2種が存在する。
劇場公開版は、本編DVDがBlu-rayになった以外に変わりは無い(映像特典ディスクはDVDのまま)。
エクステンデッド・エディションBOXは、本編がBD2枚組みになり、新規のメイキングドキュメンタリーDVDが3部作につき各1本追加されている。その他の映像特典はDVD版スペシャル・エクステンデッド・エディションと同じ(こちらも映像特典ディスクはDVDのまま)。
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*** スペシャル・プライス版 [#i3e35839]

『[[ホビット 思いがけない冒険>ホビット(映画)]]』DVDおよびBlu-ray発売に合わせ、映像特典をカットした廉価版DVDとBlu-rayが発売されることになった。
また[[エクステンデッド・エディション]]も、ワーナーより再発売されている。
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*** WB COLLECTION版 [#td1164a6]

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*** UHD-BD / Blu-ray 4K リマスター版 [#k6094dd1]

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『ロード・オブ・ザ・リング』『[[ホビット>ホビット(映画)]]』各三部作がセットになったUHD-BD版およびBlu-ray 4K リマスター版同梱のBOXが発売された後、それぞれシリーズ別のBOXが発売。双方共に劇場公開版と[[エクステンデッド・エディション]]のディスクが付属。『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』セット版(アルティメット・コレクターズ・エディション)BOXには、20年ぶりとなる『ロード・オブ・ザ・リング』のキャストが集まってのオンライン座談会を収録したディスクが付属。

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*** 関連書籍 [#v6076624]

- 『[[公式ガイドブック]]』
- 『[[公式メイキングブック]]』
- 『[[ロード・オブ・ザ・リング 公式ガイドブック]]』
- 『[[ロード・オブ・ザ・リング 公式メイキングブック]]』
- 『[[Visual Companion]]』
- 『[[The Lord of the Rings: The Art of the Fellowship of the Ring(ロード・オブ・ザ・リング アートブック)>The Lord of the Rings The Art of the Fellowship of the Ring]]』
- 『[[The Lord of the Rings: The Art of the Two Towers>The Lord of the Rings The Art of the Two Towers]]』
- 『[[The Lord of the Rings: The Art of the Return of the King(ロード・オブ・ザ・リング 最終章)>The Lord of the Rings The Art of the Return of the King]]』
- 『[[The Lord of the Rings: Weapons and Warfare>The Lord of the Rings Weapons and Warfare]]』

** 外部リンク [#e425c8ec]
** ゲーム版 [#ed1ab2da]

本作を題材にしたゲームが最初は[[エレクトロニック・アーツ]]から、その後[[Warner Bros. Games]]から複数発売されている。
本映画と直接関係なく映画のイメージを使わず、原作の描写にのみ従っているゲームと、本映画のビジュアルや設定を使っているゲームに分かれることに注意。

** 外部リンク [#Links]

- [[英語公式サイト:http://www.lordoftherings.net/]]
- [[allcinema online:http://www.stingray-jp.com/allcinema/prog/show_c.php3?num_c=234444]]
- [[allcinema online(二つの塔):http://www.stingray-jp.com/allcinema/prog/show_c.php3?num_c=238972]]
- [[allcinema online(王の帰還):http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=241899]]

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