* オルサンク [#z1342c70]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Orthanc|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で牙の山の意([[ロヒアリム]]の古語では狡猾な心を意味する)。流謫の[[ヌーメノール人]]が[[アイゼンガルド]]の中心に、要塞の中心とすべく建てた塔で、塔には[[パランティーア]]の一つが置かれた。だが[[ゴンドール]]の国力の衰微によって放棄されていたのを、ゴンドールの[[執政]]の許可を得てオルサンクの鍵を受け取った[[サルマン]]が租借し、自らの居城とした。だが、やがてサルマンはオルサンクとアイゼンガルドの領有を宣言し、ゴンドールと[[ローハン]]に敵対するようになった。

[[指輪戦争]]では、アイゼンガルドは[[エント]]によって攻撃され廃墟と化す。だがオルサンクはヌーメノール人の高度な技術で堅固に建築されていたため、エントの力でも破壊することはできなかった。そのためエントは、アイゼンガルドを水没させてオルサンクを包囲。サルマンをこの中に閉じこめた。
[[角笛城]]の戦いが終わると、[[ガンダルフ]]たちは[[セオデン]]、[[エオメル]]、[[アラゴルン二世]]たちをつれてこの地を訪問、サルマンと話をする。その時、サルマンと共にいた[[蛇の舌]]が、サルマンが使っていた[[パランティーア]]を(恐らくその価値を知らないまま)ガンダルフたちに向かって投げつけた。

指輪戦争終結後、(恐らくサルマンはエントを懐柔して)サルマンと蛇の舌はオルサンクから解放され、[[ホビット庄]]へと向かう。その時サルマンからオルサンクの鍵はエントによって取り上げられ、後に[[エレスサール王>アラゴルン二世]]に返却された。

さらに後、『[[終わらざりし物語]]』によると、残ったパランティーアをオルサンクに置くことを考えていたエレスサール王によって、復興が行われることになった。その時の塔内捜索中に[[ギムリ]]によって隠し部屋が発見され、[[イシルドゥア]]が[[一つの指輪]]を首にかけるために使っていた金の鎖と、イシルドゥアが身に付けていた[[北方王国]]の王権の証である[[エレンディルミア]]が安置されているのが見いだされた。これらは、サルマンが自分自身のために[[一つの指輪]]を手に入れるため、[[あやめ野]]を捜索していたときに発見したのであろう。(([[終わらざりし物語]] あやめ野の凶事))

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