* アマン
** 概要

|~カテゴリー|地名|
|~スペル|Aman|
|~その他の呼び名|至福の国、浄福の国(Blessed Realm)|

** 解説

「至福の、悪のない地」の意。[[大海]]の彼方、西方にある国の名前。「([[トル・エレッセア]]を含めて)[[不死の国]]」とも呼ばれる。[[アルマレン]]の島を去った後に[[ヴァラール]]が住まった土地。
この土地自体に不死性があるわけではないのだが、[[ヌーメノール人]]はそれを信じず、不死を獲得するために[[アマン]]と[[トル・エレッセア]]に攻め入った。その時世界は[[イルーヴァタール]]によって変えられ、世界は湾曲し、[[至福の国]]は[[人間]]には永久に到達できない場所に移された。だが[[エルフ]]には[[中つ国]]を離れてこの地に達する恩寵が残され、湾曲した海を越えて[[至福の国]]へと航海し去って行くことが出来た。
上のような事情のため、[[中つ国]]における主方位は、現在のような「北」ではなく「西」とされている。

[[指輪物語]]劇中では、[[エルロンド]]、[[ガラドリエル]]、[[ギルドール]]、[[レゴラス]]といったエルフがこの地へと去っている。
またエルフではないが、[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]、[[フロド>フロド・バギンズ]]、[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]といった[[指輪所持者]]は、(恐らく[[アルウェン]]が放棄した権利のかわりに)この地へと去っていくことができた。また、[[ギムリ]]も(恐らく[[ガラドリエル]]の力添えによって)この地へ去ったのではないかと言われる。

** コメント

- この地自体に不死性がないのなら、ここへと渡ったフロドやビルボ、ギムリもいつかは死ぬということなのでしょうか? -- 斐水
- ↑アマンに渡ったサムは、アマンでただ一つ作られた墓所で、ビルボとフロドの墓の前に佇むことになる、と想像しています。 -- 都々目さとし
- 確かに不死性は付与されなかったでしょうが、癒しが与えられて、かつビルボ並みの長寿まで生きられていれば、フロドには再会できたかもしれません。というか、再会していてほしい。ビルボとはさすがに難しいと思いますが。 -- カイト
- ビルボ並の長寿は流石に難しいのでは。あれは指輪による害の一つなわけですので、アマンに渡ってまで継続したのでは癒しを得られたことにならないのでは。
アマンの光が強すぎて定命の者の寿命はむしろ縮むという記述もあるようですし・・・
- アマンに渡ってきたギムリは嬉々としてガラドリエルに会いにいったに違いない。 -- エグゼクター

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