ルヴァイリン
- mereは古語として「海、湾、入江」の意味があります。トールキンの描写や地図からしてエルダマールに湖沼地帯があるとは考えづらいため、これはつまりタニクウェティルの陰になったエルダマール湾の一帯あるいは状態を指す表現ではないかと思われます。トールキンの描いたタニクウェティルの絵を参照してください、ティリオンの下の辺りの海面がまさしく暗い色に塗られています。そこがまさにLuvailinではないでしょうか。 --
- 違うと思います。指輪物語でもmereは湖、池の意味で使われてますし。 --
- ある箇所である用法が使われているからといって、他の用法が使われないということにはならないかと。たとえば指輪物語でもmasterの語は、ある箇所では君主の意味に、ある箇所では匠の意味に、またある箇所では尊称として、異なった用法で使われていますよね?作中の用例を照らし合わせることも大事ですが、文脈を踏まえて読解することはそれ以上に重要です。トールキンの一連のテキストでエルダマールに「湖沼」があると伺える記述が皆無であることから考えて、湖沼の意味に解するのは無理があるでしょう。トールキンが古雅語を貴んだことや、特にこの語が登場するのが古伝承に題をとった詩歌であることを踏まえると古語表現で入江の意味であると考えるべきでは。 --
- ルヴァイリンがエルダマール湾の入り江(もしくはエルダマール湾そのもの)なら、ノルドールはティリオンからアルクウァロンデまで進軍するのに徒歩だけではなく船も使ったんじゃないですかね --
- なぜそうなるのかわかりません。それはルヴァイリン(もしくはエルダマール湾)がティリオンとアルクウァロンデの間を隔てるように横たわっていてかつそこを迂回できる陸地が全然ない場合にしか成立しないでしょう。かなり特殊な条件かと思いますが。 --
- the lights of towering Tirion, the city on the Shadowmere. --
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