アセラス
- 映画「旅の仲間」の中では、ごく自然なやりとりの中で「世間一般にはただの雑草として知られていること」「サムが庭師(草花の専門家)であること」を同時に知らしめているが、あまりにも短いやり取りなので、初見ではそこまで深い意味があったことに気付かなかった・・ -- A3
- 何か、映画でアラゴルンがフロドの傷にそれつけたら、フロド息を飲んで苦痛の悲鳴上げてたんですが、映画の小説(姫さんの指輪幽鬼の部屋であった奴)を見る限り、むしろ毒のようにかんじられてるんじゃないですか~? -- かごめ
- 消毒って染みるじゃないですか。あるいは、幽鬼に近づいていたフロドの身には劇薬だったと映画の製作者の方が解釈したのかもしれません。 -- J
- これ依存症は心配しなくて大丈夫でしょうか?無粋な質問ですいません・・・ --
- どちらかと言うとハーブ類の清涼感や鎮静に近いものでしょう。近代以前には瘴気といって、悪い空気が病をもたらすものと考えられていました(日本語の"風邪"なんかもそうですね)。そういう意味で、悪い空気を打ち払ったり清めたりする強い香気のある薬草が、治療や退魔の力を持つものと見なされてきた歴史があります。おそらくアセラスの描写はそのような文脈を念頭に置いて書かれたものなのだと思われます。 --
- でも効能が広く認知されれば、商品として取引されるでしょうし、そうすれば不法に栽培しようとする人間も現れるでしょうね --
- ↑王の手以外でも効能を引き出せるのかは不明なので、その辺は何とも言えませんね。ただアセラスは王の専売物とかではなくその辺に自生している薬草なわけですから、栽培するのに不法も何もないと思います。王家の復活でそれまでより尊重されるようになるのは確かでしょうけども。 --
- よもぎの薬効が知られていてもあんまりそこらじゅうに勝手に生えてるもんだから大々的に栽培されて流通したりしてないようなもんか --
- セルフイメージ的にはドクダミ… --
- 効果的にメントールかそれに類似するもののように思ったり --
- これがあれば公害問題も異臭騒ぎも一発解決なのにな… --
- いくらなんでも豚の餌になってたとはw --
- どういう描かれ方だったのかは把握していませんが、それはちょっと制作陣の良識を疑いますね・・・。いくら効用が知られていないとはいえ、飼料に適したところがあるとは到底考えられないのに、なぜわざわざそんな侮辱するような登場のさせ方をするのか理解に苦しみます。エスガロスの民の描き方としても、知らずにしたこととはいえ尊いものを無意識に汚すような真似をするほど堕落した人間ではないはずですが・・・。 --
- 飼料になってたっていうか完全に雑草と思われてました。でもアセラスは比較的暖かい土地を好む草ですので、北方の地であるエスガロスでアセラスが生えてるのは珍しかったのでは…と気になります。森エルフは草花や動植物に非常に詳しいのでアセラスの薬効を知っていても不思議ではないですが。ドワーフ達はアセラスを「熱さまし」と思ってたみたいですね。 --
- 正当な王の血筋ではない一介のシルヴァン・エルフごときが、アセラスであれだけの薬効を引き出すのって正直どうなんでしょう。 --
- 豚の餌と書いた者ですが、侮辱というより人間の無知のおかしみを表す演出で悪くなかったと思いますよ。ギャップでその効用がより際立ってましたし。 --
- ↑↑ 自分も同じことを思いました。正当な王の証となる薬草なのに...って。 --
- 豚は有用な家畜だよ。湿気の多い湖の町では、人獣感染症をある程度防いでいたりしたのかもしれない。どこにでもあるってそういうことなんじゃない。 --
- 豚だからどうだという事ではなく、何の必然性もないのにわざわざ「エサとして登場させる」という発想が衝撃的でした。感染云々とこじつけるなら、それこそエサである必要はないはずです。たとえるなら、食べさせても何の利点もない美しい花を、わざわざ動物のエサにしますか?もしその花を好きな人がそれを見たらどう感じるでしょう? 製作陣がやったのは要するにそういうことだと思うのですが(あるいはもっと酷い)。やはりどう好意的になろうとしても理解に苦しみます。 --
- そもそもエスガロスは住人も食べ物に苦労してる中でましてや、家畜のエサなんてそうそうないんじゃないの?その中で近くに王の葉が自生していて人間の食用にならないのであれば、せめて家畜のエサに、てなってもおかしくないでしょ。ホビット庄では薬草だという認識はあったけど、指輪物語の時代のゴンドールでは良い香りのする草、っていう認識だったみたいだし --
- ですからそれは「アセラスをわざわざ家畜のエサとして登場させること」の擁護にはならないでしょう、と。作中設定の話をしているのではありません。ちなみに話は若干逸れますが……ホビット庄で薬草と認識されていたなんて描写はなかったと思います。頭痛の煎じ薬にはされていたようですから薬草と認識していたのはむしろゴンドールの方ですし。 --
- 映画版ロードオブザリングで石のトロルのところでサムが王の葉を探せと言われた所で「薬草だね」と答えていたので、草花に詳しい人なら知っているという描かれ方をされてましたね。 --
- 必然性と言うならば、シチュエーションが湖の街だから。「薬効が忘れ去られたか知られていない」という設定の薬草が湖の街の民家で大事にされている方が必然性がないと思います。そもそも映画でのアセラスが時間短縮などの関係で「知る人ぞ知る優れた薬草、薬草と言ったらアセラス」という設定でファンのために登場させた小道具だと思うのです。 --
- ↑↑そのサムのセリフの原文は「a weed」つまり「ああ雑草ね」です。 --
- ファンサービスのつもりであったのなら尚更、上の方もおっしゃっているようにアセラスは元来「ドゥネダインがかつていた暖かい場所」に生育する植物であって、ロヴァニオン北方で湖の町の住人が無作為に刈った豚のエサに混ざっている、というのはそれこそ不自然なわけです。わざわざ原作ファンにとって違和感のある形に改変してまでやることが「豚のエサ」というのでは雑なサービスどころの話ではないでしょう。 --
- その辺に生えてる草と一緒に刈ってきてた感じなんでしょうか?まぁ世間から忘れられた存在に大きな力があるっていうのを描写したかったんじゃないでしょうか。 --
- そこで「家畜の飼料として出す」という発想に至り、しかもそれを疑問にも思わないらしいところに良識を疑わざるを得ないのです。以前から少々能天気なきらいのある人達だとは感じていましたが、まさかここまで無神経だったとは。 --
- まぁ、私もまだ見てはいないので何とも言えませんがね。ピーター達が疑問に思わなかったかどうかも分かりませんし。個人的には家畜のエサになってる事は別にって感じですがタウリエルが効能を引き出した描写があるというのが気になりますね。「王の葉」の意味が無くなってしまうのではと --
- 豚の餌の下り、たしかに暖かい地方の草ならわんさか生えてるって設定なら原作と違いますが、上でも皆さん仰っている通り「人間には忘れ去られている」ことを強調するためのエピソードだと思われます。良識を疑う!無神経!とか騒ぎ立てる程のことでもないと思いますし、映画にする以上はある程度の分かり易さは必要でしょう。空気悪くなりますよ --
- 豊富に生えてはいるけど薬効を発揮させるには技術が必要、といって食用には適さない、となれば飼料に使うくらいでしょうか。日本人にとってはおいしい海産物でも、食べる習慣のない国では捨てていたり動物のえさにしていたり、みたいなのと同じ感覚でしょうか。 --
- どういう受け取り方をしたのかは把握していませんが、見る前に文句つけるのはちょっとコメント者の良識を疑いますね・・・ --
- 多分、映画版を薄っぺらいとかお花畑とかその他いちいち癪に障る言葉で貶めて、ファンにも喧嘩腰だったのと同じ人でしょう --
- キーリが毒矢を受けてタウリエルが救う(エルロンドやアラゴルンではないので、完治させたのではなく一時的に痛みをひかせる程度なのではと個人的には思ってますが)オリジナルストーリーの場面でどうやってアセラスを登場させるか考え、アセラスの素晴らしい効能を人間たちは全く知らず悲惨にも豚の餌にしてしまっているんだという描写では?と、そういう風に解釈してるよ。それにしても、そんなに目くじら立てるシーンかこれ? --
- アセラスを取られた豚さんが怒っているように見えて笑ってしまった。面白い場面だしアセラスの偉大さを忘れた人間のおかしみやその癒しの力が却って際立ついい演出だったと思いますよ。むしろ原作ファンへのサービスかも。 --
- 飼料に混ぜれば味がよくなるとか…、無意識的でしょうが、忘れてはいないのでは? --
- 原作ファンへのサービスなんて随分都合よく解釈出来るな、エスガロスは北国でありドゥネダインの住んでいた土地でもないのに、映画はタウリエル等のオリジナルありきで設定が雑な事に変わらんよ。 --
- 原作での設定「ドゥーネダインが持ち込み暖かいところに自生し薬効は一般の人から忘れ去られ王の血筋云々」映画での設定「優れた薬効が忘れ去られ一般の人々からは雑草と認識されている薬草、薬草といったらコレ」これだけのことだと思うだけどなあ。豚が食べちゃダメって意見は現代まで続く中つ国の世界観を小さくしている気がする。ゴブリンが好んで食べるという設定なら世界観崩壊だが豚が食ったっていいだろうに。 --
- 映画オリジナル設定に賛成派と反対派、このまま平行線でいいんじゃない、それぞれのこだわりに忠実であるのは大いに結構、下手に妥協しあうなんて馬鹿げてる。 --
- そもそも映画と原作は限りなく似ただけの違う作品。混同する方がおかしいわ。 --
- 野伏の人が使ったら多少は効能が上がるのだろうか --
- ヨモギやドクダミといった意見がありますが、皆さんアセラスのイメージはどんなでしょう?自分的にはそれほど魔法的なものではなく、王たるものだけがそれを使いこなすしっかりした医学知識、技術をもっていたという風にも思ったり。天皇家の菊が最初は薬用として中国からもたらされれ、今はどこにでも生えてるのと似てるような。 --
- 私は誰でも知識があれば傷薬として使えるイメージです。ですが黒の息の治療など“真の薬効“を発揮させるためには、王の血筋がいるという魔法的なものだと思っていました。菊の例も面白いですね、映画ではエルフにも使い方が伝わっていたのかな?と邪推してみたり。 --
- ハーブ的な植物のイメージ。レモングラスとか、ミントとか? --
- それだと、知らない人にとっては雑草、知っている人には薬草としての効果があるのがわかる。というイメージに合致します。 --
- 近代西洋医学以前の、まあ漢方などのイメージ。王族の血云々に関しては魔法的、ファンタジックな要素。正しい使用法を知っている者、薬売りや医者、薬剤師とかは普通にそれ相応に使ってるイメージ。…薬学専攻の身の者より --
- 私はレモンバームやペパーミントをイメージしましたが、いずれもシソ科ですね。現代のシソ科の祖先という設定はどうでしょう? --
- イメージとしてやっぱりヨモギかなぁ、いい香りだし。あと傷に効く事からオトギリソウもありかも。 --
- ルイボスティーの香りをイメージしています。爽やかな甘い香り。 --
- バジルじゃないかな。ギリシャ語のバシレウス(王)が語源だし、香りも良いし --
- 紫蘇(シソ)の葉は別名「大葉(おおば)」ともいいます。言葉の響きが「王葉」にも聞こえますね。いい香りもしますし --
- とりあえずアセラスとられた豚さん激おこってことで・・・ --
- これ食べたらどうなるんでしょうか? --
- いつまでも爽やかな息になるものと思われます。癒しの息ですね。 --
- レンバスの中に滋養強壮と香料を兼ねて入ってるんじゃないかと想像してみる。 --
- アセラスをとられた豚がぶちぎれてるって解釈に笑ってしまった --
- それを見た原作ファンの方がもっとぶちぎれてたけどね() --
- 豚が食べてるのがそんなに気に食わないなんて豚がかわいそうじゃないか…… --
- ハーブを食わせて育てた豚は美味いらしい…… アセラスなら更に美味そうだ --
- 『ホビット』三部作は、三部作と根源的な善悪の価値観は共有しつつ世界観(誤用じゃない方ね)を反転させた物語といえる。アセラスの扱いはそれを最も象徴してるんじゃないかな。 --
- 王の血筋がアセラスの真の力を引き出せるのは、メリアンの血を引いているからだと思う。
メリアンはマイアで、ヤヴァンナと似た性質を持っている、つまり植物の創造主に近しい力の持ち主である。
その血がアセラスのチカラを呼び覚ますのである。 -- ニセ馳夫
- クソニンジンというヨモギがあって、マラリアの特効薬になるすごい草なのに、工事現場とかその辺にはえているらしい。
そんな風に、知識がない人から見たら「単なる雑草」だけど「すごい薬草」って現実に存在するんだ!アセラスみたい!素敵!と思いました。 --
- じゃあアラゴルンは統一王より医者になる方が向いているということか! --
- 「じゃあ」ってどこの何に掛けた「じゃあ」なんですか…??? --
- なんか書き込みが不穏に感じるぞ。「アラゴルンなら平時だったら医者としてもやっていけそうだ」だったらわかるんだが。 --
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