(りゅう)(かぶと)

概要

カテゴリー物・品の名前
スペルDragon-helm (of Dor-lómin)
異訳ドル=ローミンの龍の兜
その他の呼び名ハドルの兜(Helm of Hador)、ドル=ローミンの龍(Dragon of Dor-lómin)、北方の龍の頭(Dragonhead of the North)

解説

ノグロドドワーフの鍛冶テルハールによって作られた兜。
モルゴス火龍の祖グラウルングが初めて出現した頃に鍛えられた物で、金で飾られた灰色の鋼でできており、着用者の顔面を守り、かつその顔を恐ろしげに見せる面頬*1を備えた。前立てにはグラウルングの頭を模した金の飾りが挑戦するかのように据えられていた。勝利のルーン文字が刻まれており、誰であれこれを帯びる者に振り下ろされる刃や飛び来る矢を弾き返し、負傷や死から守る力があった。

元々この兜は、ベレグオストの王アザガールの為に作られたものだが、東ベレリアンドドワーフ道オークに襲われたアザガールを救出したマイズロスに、アザガールから謝礼として贈られた。その後、マイズロスはフィンゴンがグラウルングを撃退した勲功を想起してフィンゴンにこの兜を贈り、更にフィンゴンからハドルに彼がドル=ローミンの統治権を得た際に与えられ、ハドル家の家宝となった。

この兜の力は絶大だったが、エイセル・シリオンの戦いの時、突然の敵の襲撃であったため、ガルドールはこの兜を身につけず戦いに赴き、その結果オークの矢に目を射抜かれて死んだ。
ガルドールの息子フーリンは、敵とは自身の顔で向かいあうことを望んだため兜を使うことはせず、ニアナイス・アルノイディアドにてフーリンが行方不明になった時も、龍の兜は彼の家に残っていた。

トゥーリンドル=ローミンの自宅からドリアスへと送られた後、ドリアスからエルフ達がモルウェンニエノールを迎えに来たが、モルウェンはドル=ローミンを離れることを拒む。かわりに彼女はエルフ達にこの兜を渡し、兜はシンゴルが預かることになった。そしてトゥーリンが成長すると、トゥーリンはこの兜を身につけて戦いに出るようになった。
やがてトゥーリンがサイロス殺害の嫌疑をかけられ、ドリアスから逃亡してガウアワイスの間で生活するようになると、ベレグは龍の兜を持ってトゥーリンの後を追う。ベレグは、この兜を見せることでトゥーリンをドリアスに連れ戻そうと考えていたが、結局トゥーリンはアモン・ルーズでこの兜を被って、ベレグと共に戦うようになった(ドル=クーアルソル)。

その後バル=エン=ダンウェズオークに襲撃されてからこの兜がどうなったのかは不明だが、『終わらざりし物語』でのクリストファー・トールキンの記述によると、J.R.R.トールキンは兜をもっと長く物語に登場させる意図があり、一説にはトゥーリンがナルゴスロンドで戦っていたとき*2や、グラウルングと戦ったときにも、龍の兜を被っていたという。だがそれまでの兜の経緯の説明はなく、仮にそうならオークがバル=エン=ダンウェズで奪い、その後トゥーリンが救出されたときに奪回されていなければならないとしている。

コメント

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  • ドワーフ、エルフ、人間の手に渡ったわけだが、大きさは合ったのだろうか。 -- 2014-03-01 (土) 22:29:08
  • 馬超の被ってるあの兜を想像すればいいのか? -- 2016-07-28 (木) 01:36:53
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*1 この面頬はドワーフが鍛冶仕事の際に目を保護するために用いたものに由来する。
*2 シルマリルの物語』では、ナルゴスロンドの武器庫にあったドワーフの仮面を帯びたとされている。

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Last-modified: 2016-07-28 (木) 01:36:53 (812d)