高地ウォルド

概要

カテゴリー地名
スペルWold*1
異訳高原
その他の呼び名ローハン高地、ローハン原野(Wold of Rohan)

解説

北を白光川、東を大河アンドゥイン、西をファンゴルンの森に囲まれたローハンの高原。イーストエムネトの北部をなす*2

第三紀2510年、ゴンドールの軍勢は高地でバルホス族オークに敗れ、ケレブラントの野に追い詰められた(ケレブラントの野の戦い)。
また2545年には、ロヒルリム茶色の国から渡ってきた東夷との戦闘が行われ、エオルが戦死した。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

高地の西半分の地域はウィルダーモア(Wildermore)という別のエリアとなっている。ウィルダーモアは標高が高く雪も降る寒冷地域となっている。
ローハンの辺境に位置する事もあり、居住地の多くは外敵を防ぐために要塞化されている。

地理

ラングホルド(Langhold)
北東部にある要塞。古英語で「長き守り」の意味。城主はウトレド(Utred)。アンドゥインの川辺を監視し、東夷など対岸から来る敵を食い止める前哨基地としての役割を果たしている。
ハルウィック(Harwick)
高地の中央部にある都市。Harは古英語のHeorra、現代英語のHinge(「蝶番」ないしは「物事の要」)として用いられる事がある。したがって意味は「要地」と思われる。広大な馬場を備えており、優れた騎手を育成する調練場として有名。領主のハルディングは高地全域を統括する長官(Reeve)とイーストエムネトの全軍を統率する司令官(Alodr)の地位を兼任している。
フロッドウェンド(Floodwend)
高地南東部にある村落。Floodは古英語で水流、Wendは回るという意味で、すぐ東にあるサルン・ゲビル(湍り瀬)に関連した名称と思われる。領主はラドウィグ(Radwig)。城のすぐ西に青年王エオルを称え、その生涯を刻んだ記念碑(Eorl's Hallow)がある。
平野城/フェルドブルグ(Feldburg)
Harwickの南にある小さな要塞。
ウィルダーモア(Wildermore)
高地の北西半分を占める隔絶された盆地。霧ふり山脈から降りてきた謎の怪物ヌールズム(Núrzum)が一帯を荒らし回り、住民を恐怖に陥れている。
白森(Whiteshaws)
Wildermore西部の地域。宮廷の吟遊詩人グレーオウィネの故郷であるダンファスト(Dunfast)の村があるが、Nruzumの襲撃で壊滅し、辺り一帯には怪物が残したと思しき氷柱が林立している。
捻れが丘(Writhendowns)
Wildermore東部の地域。不自然な豪雪に見舞われている上、ウルク=ハイの襲撃が多発しており、高地との連絡が遮断された状態にある。Wildermoreの長官ガルウィグ(Gárwig)の居城フォルラウ(Forlaw)は同地域の州都を兼ねており、各地からNúrzumの襲撃を受けた避難民が集まっている。また、北西部はスキルフィグ(Scylfig)の城主クィネガル(Cynegar)の領地となっている。
休閑地(The Fallows)
南部の地域。Wildermoreで唯一降雪が無く、地面が露出している湿原で、ワーグに乗った部隊が付近を徘徊している。
高見が丘(High Knolls)
北部の地域。バイレ・トル(Byre Tor)の城主アルドスタン(Aldstan)の治める地だが、Nruzumの襲撃で壊滅し、住民の多くが洞窟に逃れている。霧ふり山脈で最南端のオークの縄張りでもある。
厄森(Balewood)
盆地の北西を覆う森林。一部がファンゴルンの森と繋がっている。悪意を持ったフオルンや木トロル(Wood-trolls)の住み処となっている。

コメント

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  • 実はこれは誤訳で、古英語のwoldだから、高地ではなくウォルドとすべき。 -- 2008-10-25 (土) 20:10:13
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