灰色山脈はいいろさんみゃく

概要

カテゴリー地名
スペルGrey Mountains
異訳たそがれ山連山、たそがれ山の山脈
その他の呼び名エレド・ミスリン(Ered Mithrin)

解説

シンダリンエレド・ミスリンの訳。リョヴァニオンの北限をなし、霧ふり山脈からエレボール北方にかけ東西に伸びる山脈。東部にはヒースのかれ野がある。山脈からは闇の森に向かって南東に流れる森の川と、グレイリンを含むアンドゥインの源流が流れ出る。

この山脈は鉱物資源に富み、特に第三紀2210年にソーリン一世エレボールより移住してからは長鬚族ドワーフの本拠地となった。だがこの地はの襲撃を何度か受けており、スカザもそのうちの一匹だったが、スカザはエーオセーオドフラムに退治された。*1
2589年には冷血竜に襲撃され、当時の長鬚族の王ダーイン一世とその次男フロールらは死に、ダーインの長男スロールと弟ボリンらはエレボールへ、三男グロールらはくろがね連山へと散ることになった。

ホビットの冒険』中でのガンダルフの発言によると、この山脈の麓にはゴブリンホブゴブリンオークがいるという。

ハラドの灰色山脈

The Shaping of Middle-earth』に収録されている、灯火の時代から二つの木の時代にかけてのアルダの地図には、中つ国の南東部(ハラドの西岸付近)に同名の山脈があるのが確認できる。その後この山脈がどうなったのかは資料がなく不明*2

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

長鬚族が築いた施設が点在している。指輪戦争終結後はエレボールのドワーフがそれらを再建しようと試みているが、サウロンの元配下であるKarazgarとの紛争も起こっている。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • ここがドワーフの本拠地になっていた頃、エレボールはどうなっていたのかが気になる。放置されていたのか、分家か譜代家臣が治める地方都市だったのか -- 2015-12-12 (土) 10:33:19
    • スロールがもともとエレボールの出身であったことや、彼が直ちにエレボールに戻って勢力を再興できたことから考えるに、放置されていたのではないと思います。ドゥリン王家直轄の離宮のような扱いだったのではないでしょうか。 -- 2015-12-12 (土) 14:05:51
  • モリアでなくてこっちの方を再興すればよかったのに -- 2016-05-12 (木) 11:39:21
  • エレボールに戻った後のドワーフたちは、こっちの龍退治と王国奪還は、しなくて良かったのかな。エレボールを追われて以降、ここに戻らなかったとい言う事は、当時は冷血龍が健在だった? 指輪戦争当時、スマウグの様な脅威の可能性として言及されていなかったと言う事は、「ホビットの冒険」或いは「指輪物語」当時には退治されていた? -- 2016-08-28 (日) 11:15:05
お名前:

人種差別をあおるもの、公序良俗に反するもの、項目とは関係ないコメント、他コメント者への個人攻撃及び価値観の押しつけや、相手を言い負かすことが目的の非建設的な議論、現実世界の政治および近代・現代史、特定国家、団体、民族などに結びつけ批判、揶揄するようなコメントなどは削除の対象となります。その他コメントについて。
Last-modified: