灯火(ともしび)時代(じだい)

概要

カテゴリー歴史・
スペルYears of the Lamp
異訳
その他の呼び名アルダの春(Spring of Arda)

解説

エルフ人間が誕生する前、太陽もなかった時代、二つの灯火イルルインオルマル)の光によってアルダ(世界)が照らされていた、約35ヴァラール紀(約3万5千太陽年)の期間を指す。

イルーヴァタールによってエアが創造されたのち、アイヌアの一部(ヴァラール)はエアに下向してアルダを形成する。アルダを我が物にしようとするメルコールと、アルダを守ろうとするヴァラールとの間で最初の戦いが起こったが、メルコールはトゥルカスによってアルダから追い払われた。
そこでヴァラールは、外なる海に取り巻かれた中つ国を照らすために、中つ国の南北にイルルインオルマル二つの灯火を作った。この期間が灯火の時代である。

ヴァラールは中つ国の中央にあったアルマレンの島に住まい、アルダの形成を進めていった。またイルルインとオルマルの光に照らされたことで、地上にはヤヴァンナの考案した植物動物が生まれ始めていた。そのためこの時代はアルダの春とも呼ばれる。*1
一方、密かにアルダに帰還したメルコールは、中つ国の北方にウトゥムノの要塞を築いてアルダの春を汚染し、中つ国に獰猛な生き物や、闇、腐敗などを発生させていく。ヴァラールは、アルダにメルコールが戻ったことを知るが、メルコールは素早くヴァラールに攻撃を仕掛け、イルルインオルマルを打ち倒してアルマレンを破壊して、ウトゥムノに逃げ戻った。

かくして、アルダを育むためのヴァラールの当初の構想は打ち砕かれて二度と生かされることはなく、アルダの春は終わった。
ヴァラールは、メルコールとの戦いをさらに続けてアルダを傷つけ、エルフ人間の誕生に支障を来すことを恐れ、灯火の倒壊から起こった騒乱を鎮めることに力を注ぐことにする。ヴァラールは中つ国からアマンへと撤退し、破滅を免れた全ての善きものをペローリの防壁の内側に集め、ヴァリノールを築いた。

この後、アマンに二つの木が作られ、二つの木の時代が始まることになる。

コメント

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  • ある意味、失われし理想の時代。 景色を彩る花々は、まだ存在しなかったとは言え、雲をも貫くほどの巨木が生い茂り、産まれたばかりの大人しい動物が清浄無垢な大地に群れ遊ぶ。 モルゴスの馬鹿が破壊しなければ、後に産まれるエルフ、人間の運命は完全に違っていただろうに。 -- 斉藤チロン 2010-11-01 (月) 17:19:28
    • 確かにモルゴスの邪魔がなければ、中つ国そのものがアマンのような楽園に。 エルフ、人間も幸せに暮らしただろうに。 -- けつ 2010-11-03 (水) 16:53:15
      • どうでしょう。運命論になってしまいますが、モルゴスの所業もエルフや人間が生まれてくるための一要素だったかもしれません。 -- 2010-11-03 (水) 23:47:55
      • モルゴスがいなければ、その後の物語はなかったかもしれない。  -- けつ 2010-11-05 (金) 23:43:10
    • そのすべてがイルーヴァータルの思し召しだったとしたら・・・「安定は停滞と腐敗しか生まぬ。汝、死と破壊の中から再生し、自らの神性を証明せよ!」 -- 中二 2010-12-07 (火) 01:16:20
    • この時代は中つ国そのものがアマンのような楽園だったのね。  -- 2011-12-28 (水) 17:57:32
    • 現代の樹木に連なる系統の森林が登場する前のシルル紀の地層から、樹高8m級の樹状化石が何本もみつかり、発見から150年以上も謎のままだったってのを思い出した。 正体は巨大な菌類(キノコ)だったみたい。環境がさらに極端な進化を促せばのちの巨大甲殻類と合わせてナウシカワールドみたいな古生代だったかも。 -- 2017-06-02 (金) 15:29:07
  • 二つの灯火をモルゴスが破壊した際、その衝撃で美しかった中つ国も徹底的と言える状態まで破壊され、焼き尽くされたほど。 今までモルゴスの散々な嫌がらせにも関わらず、何とか完成させた傑作を壊されたら、ヴァラールと言えどもやる気をなくして、アマンへ行ってしまうのはある意味、当然かも。 -- カンナ 2010-11-09 (火) 00:04:06
  • この時代がモルゴスによって終らせられなければ、中つ国はどうなっていたのでしょう? 旧約聖書に出てくる楽園みたいな世界になっていたのでしょうか。 -- 2014-02-02 (日) 22:51:53
    • ヴァラールの当初の構想ってのがわからないから、なんとも。 -- 2014-02-02 (日) 22:52:56
  • 灯火の時代が続いてたら星も太陽も生まれなかったろうからエルフも人間も眠ったままだったと思う -- 2015-02-13 (金) 15:27:29
  • メルコールが何処にいるのかわからないのにザルな警備。この頃の彼は力もまだ強かったのに、灯火が壊される前にヴァラールに危機感があまりないような感じがします。 -- 2015-02-28 (土) 23:33:07
    • そもそもヴァラール全員、メルコールがそれほどまでに邪悪な存在になってしまったという意識がまだ希薄だったのではないかと思います。アルダ形成の争いもあくまで同僚同士の主導権争いに過ぎず、トゥルカスもメルコールを打ち負かしこそすれヴァラールは彼を裁きにはかけなかった。ヴァラールの間ではメルコールの反逆はまだ「自己中な困った人だが、根本的には彼も同胞」という認識であったのではないかと。プロジェクトで我を通そうとして外された人が、まさか会社に放火する目的で戻ってきたとは普通予測できないでしょう。それが才能に溢れた人であれば尚更。 -- 2015-02-28 (土) 23:40:12
      • 放火の時代 -- 2015-03-01 (日) 23:36:23
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*1 これに対し、太陽が出現した第一紀以降の時代をアルダの第二の春(Second Spring of Arda)と呼ぶ。二つの灯火が破壊されて最初のアルダの春が終わった後、ヤヴァンナは自分の管轄下にある生き物たちを眠りに付かせた(ヤヴァンナの眠り)。この眠りは月の出現によって終わり、多くの生き物が目覚めたからである。

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Last-modified: 2017-06-02 (金) 15:29:07 (388d)