木の(ひげ)の歌

概要

カテゴリー詩・歌
スペルTreebeard's Song

解説

昔の時代を思い出した木の鬚メリーピピンのために歌って聴かせた歌。彼がベレリアンドの地を歩いたことが歌われている。

指輪物語』での邦訳*1

春にはタサリナンの柳の原を、わたしは歩いた。
ああ、ナン=タサリオンの春のながめよ! 春のかおりよ!
おお、すてきだと、わたしはいった。
夏はオスシリアンド(にれ)の森を、わたしはさまよった。
ああ、オスシアの七河一帯の、夏の光よ! 夏のしらべよ!
これぞ最上だと、わたしはいった。
秋にはネルドレス(ぶな)の林に、わたしは来た。
ああ、タウア=ナ=ネルドールの秋の、木の葉の紅葉よ、風のさやぎよ!
それは、わたしの望み以上だった。
冬は、ドルソニオン山地の松林に、わたしはのぼった。
ああ、オロド=ナ=ソーン山上の、冬の風よ、雪と黒い松が枝よ!
わたしの声は空にのぼって、歌った。
そして今、それらの地はみな波の下にある。
わたしは歩く、アンバローナタウレモールナアルダロメを。
わたしの土地を、ファンゴルンの国を。
この地は、木の根が長く、
年月がつもって、
タウレモールナローメの木の葉よりも厚いところ。

英語原文

In the willow-meads of Tasarinan I walked in the Spring.
Ah! the sight and the smell of the Spring in Nan-tasarion!
And I said that was good.
I wandered in Summer in the elm-woods of Ossiriand.
Ah! the light and the music in the Summer by the Seven Rivers of Ossir!
And I thought that was best.
To the beeches of Neldoreth I came in the Autumn.
Ah! the gold and the red and the sighing of leaves in the Autumn in Taur-na-neldor!
It was more than my desire.
To the pine-trees upon the highland of Dorthonion I climbed in the Winter.
Ah! the wind and the whiteness and the black branches of Winter upon Orod-na-Thôn!
My voice went up and sang in the sky.
And now all those lands lie under the wave,
And I walk in Ambaróna, in Tauremorna, in Aldalómë,
In my own land, in the country of Fangorn,
Where the roots are long,
And the years lie thicker than the leaves
In Tauremornalómë.

コメント

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  • 『「中つ国」のうた 』での題名に合わせる -- 2018-05-21 (月) 00:15:48
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*1 二つの塔』「木の鬚」

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Last-modified: 2018-05-21 (月) 00:15:48 (127d)