名前も持たぬ者たち†
概要†
カテゴリー | 種族 |
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スペル | nameless things |
解説†
モリアの地下深く、ドワーフが掘ったトンネルよりも更に深い場所に生息している、誰にも発見されていないため名前もつけられていない存在たち。
ガンダルフがバルログと共にドゥリンの橋から転落したときに地の底で遭遇したようだが、ガンダルフも詳しく語らず、どのような存在かもはっきりしない。だが、元々マイアであったサウロンよりも年古いというガンダルフの発言が事実なら、アルダの創成期かそれ以前より存在していたことになる。
わしらは生ある者の大地からはるか下の方で闘った。そこでは時が数えられぬ。 … そしてついにあれは暗いトンネルの中に逃げ込んだ。これらのトンネルはドゥリン一族によって作られたものではないのじゃよ、グローインの息子ギムリよ。ドワーフたちの掘った最も深いトンネルのはるかはるか下には名前も持たぬ者たちがいて、この世界を侵食しておる。サウロンでさえかれらのことを知らぬ。かれらはサウロンよりも年古りておる。さてわしはそこを歩いて来た。じゃが昼間の光をも暗くするようなことは何も報告すまい。*1
映画『ロード・オブ・ザ・リング』では、描写はない。
ゲーム『指輪物語ロールプレイング』における設定†
原作の描写に近い「Nameless Gnawers」と、それらを含めた広義の「Nameless creatures/World Eaters/Earth Eaters」が存在し、堕ちたアイヌルや精霊と想定されている。「名前を言ってはいけない存在」もおり、イラストや描写を拝見すると、例えばクトゥルフ神話の旧支配者に該当する存在が見られるなど、同神話体系の影響が強く見られる。「シャドウ・オブ・モルドール」シリーズに登場したグラウグと同一または類似すると思われる種族も、このカテゴリーに関係しているとされる。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
モリアの、石の土台(Foundations of Stone)のエリアに、多数の名前も持たぬ者(Nameless Thing)とされる異形の怪物が生息している。
コメント†
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