Volume III. Allies of the King (第三部 王の盟友)


ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』エピッククエスト Volume III. Allies of the King (第三部 王の盟友)のストーリー。
日本語版『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』では実装されなかった。公式の日本語訳が存在しない単語は、緑文字で表記している。

Prologue: Messages from Lórien (序章:ローリエンからの便り)

冒険者はエルロンドに呼び出され、裂け谷へ向かう。エルロンドによると、ロスローリエンガラドリエルから、ローハンにてアラゴルン自分の一族の助けを必要とするだろうと伝えられたという。エルロンドは、アラゴルンがローハンに来るかは分からないが、ガラドリエルの言うとおり野伏を、灰色の一行として南方に送り出すことにする。そしてエリアドール各地の野伏を召集することを冒険者に依頼した。

エルロンドは、冒険者が召集すべき野伏の名前を挙げていく。すると一緒に話を聞いていたエルロヒアは、野伏の名の中にゴロディア(Golodir)が入っていないことを疑問に思って尋ねる。エルロンドは、ゴロディアはモルディリスとの戦いで娘ロルニエルを失ったため(Volume I. Shadows of Angmar参照)、そっとしておくべきだと語った。

Book 1: Oath of the Rangers (第一巻 野伏の誓い)

冒険者は、エルロンドの言うとおり、エリアドール各地に散らばっている野伏を召集していく。やがてアングマールで冒険者が野伏のコルニア(Cornir)に会うと、ゴロディアは怒りと悲しみのため分別を失い、単独でヌーズ・ガーシュの裂け目へと向かったという。冒険者とコルニアがゴロディアを追うと、彼はRogmulのErebúnの力で正気を失っていた。冒険者とコルニアがErebúnを倒すと、ゴロディアは正気を取り戻した。ゴロディアは恥じ入り自分は野伏の資格がないと話すが、コルニアは、ゴロディアが優れた野伏であるからこそ、Erebúnが罠を仕掛けてゴロディアを排除しようとしたのだと話す。そして灰色の一行の一員として、共にアラゴルンを助けに行くよう説得した。

Book 2: Ride of the Grey Company (第二巻 灰色の一行の騎行)

裂け谷には、召集に応じたドゥーネダインが集まっていた。出発前に、冒険者はアルウェンから旗印を受け取り、ハルバラドに渡す。そして出発前に冒険者は、第三紀1975年にアルヴェドゥイフォロヘルで遭難したがバラヒアの指輪は無事だったこと、2930年にアラドールトロルに殺されたこと、アラゴルンが2956年にガンダルフと出会ったときのことという、イシルドゥアの一族の話を野伏のカンダイスより教えてもらう。

それから灰色の一行は出発し、エレギオンを通過する。その途中で一行はウルクに遭遇、さらにドワーフで宝石職人のFúsiに出会い、Fúsiの父Fúniがウルクに襲われたという話を聞く。冒険者はFúniを救出、するとハルバラドは、もし自分たちが死ぬか捕虜になったときに敵を攪乱するためのバラヒアの指輪のレプリカを、Fúniに作ってもらうことにする。
指輪が出来上がると一行は旅を再開し、エネドワイスへと入った。彼らは、褐色人のひとりWaduに出会う。Waduの部族Uch-lûthの協力を得るため、Uch-lûthと対立し、灰色の一行を敵視する褐色人と冒険者は戦った。それらの褐色人は、サルマンの影響を受けているのだった。その最中、冒険者はロヒアリムの剣が落ちているのを見つけるが、その剣を持っていたのは殺されていたWaduだった。なぜ彼がロヒアリムの剣を持っていたのかはわからないが、冒険者はWaduの死を彼の家族に伝える。するとWaduの妹Nonaは、Waduがエネドワイスの東、霧ふり山脈のほうにあるスロールの谷間にあるドワーフの館へ行っていたという。そこにWaduがロヒアリムの剣を持っていた理由があるかもしれない。

冒険者とNona、そして灰色の一行の一部は、スロールの谷間へと向かった。そこの館Zudrugundには、ナルとFrithgeirという2人のドワーフがいた。冒険者がナルに話しても、彼は正気ではないようで、まったく会話が通じない。Frithgeirによると、ナルは何歳なのかわからないほど年老いており、他の者が館を去ったときナルだけが残って、Frithgeirは彼を世話しているのだという。
Frithgeirによると、Waduがやって来てナルと出会い、館の地下にある鉱山に入っていったが、そこで何があったのかは知らないという。
エルラダンやコルニア、カレングラドは、ここにいたドワーフがどこへ行ったのか、どうしてナルだけが残ったのか、ナルから情報を得ることが出来るのか疑問に思いながら、ナルに気付けの薬を与えて話を聞き出していく。その話の中からハルバラドは、このナルというドワーフは、トーリン・オーケンシールドの祖父スロールが殺されたときに同行していたナルであり、このドワーフの館は、エレボールを追われたスロールたちの亡命先の一つであったのだろうと推察した。

一方Nonaは、Waduのことを聞き出したいのになかなか話が進まないナルに苛立っていたが、やがてナルは、自分がWaduと共に行ったという地下の鉱山に、Nonaとエルラダン、冒険者を案内した。するとそこには龍の死体があった。ナルは、自分が斧でこの龍を倒したと主張するが、エルラダンによると龍の死体は新しく、傷は斧ではなく剣によるものだという。そのため、ナルとともにここに来たWaduが、剣で龍を殺したのではないかと推察した。
Nonaは、Waduが偉大な勝利を上げたが、その後褐色人の罠にかかって殺されたのだと信じた。その一方でナルはエルラダンに対して「エルロンドの息子、私はあんたの道を知っている、その道には死がある」「死者の道を歩くときは注意しなさい!」と言い出した。エルラダンはなぜナルが、裂け谷でエルロンドが語った死者の道の話を知っているのか詰問するが、ナルはまた意味不明なことをつぶやくだけだった。

これらの話を聞いた野伏のコルニアは、この秘密を明らかにしなければ、旅の目的が危険にさらされるかもしれないと恐れるのだった。

Book 3: Echoes of the Dead (第三巻 死者の残響)

冒険者と野伏達は、どうしてナルが死者の道のことを知っていたのか調べようとするが、ナルの話は相変わらず要領を得ない。Frithgeirによると、Waduが来る数日前に褐色人がZudrugundに来ていたらしいが、他に大したことはわからなかった。

冒険者は野伏のカンダイスより死者の道のことを教えてもらう。すなわち第二紀末、エレヒの石の側にて山々の王Riocがイシルドゥアに忠誠を誓ったが、サウロンが中つ国に戻ってきたと知ったとき、サウロンと戦うことを拒否してイシルドゥアに呪いをかけられたという話であった。
一方Nonaは、兄Waduが殺された復讐をするため、褐色人をあやつっているサルマンと戦うために灰色の一行に加わりたいと言い出す。ハルバラドは認められないというが、そんな中で、Ergothornと名乗る人物からの手紙が野伏に届く。Ergothornの情報によって冒険者は、南方の褐色人の部族から逃れてきたという使者Anirinと出会う。彼は、サルマンを信じない他の褐色人の部族と協力して戦いたいという。さらにErgothornの手紙は、Zudrugundにウルクの一団が向かっているという警告を知らせてきた。冒険者や野伏は、どうにかZudrugundにいるナルたちを守る事に成功したが、冒険者達が戦っている間に、斥候によってErgothornの死体が発見されたとハルバラドは語った。

冒険者がその死体を調べると、手紙が出てきた。手紙には、ドワーフが敵に多くの情報を話してしまったこと、「サウロンと戦う」とイシルドゥアに誓いを立てた者には、死者の道があるドゥイモルベルグだけではなく、エネドワイスのLich Bluffsにある忘れられた道(Forsaken Road)に潜んだ者もいること、彼らに誓いを果たさせることが出来れば助けになるかもしれないということが書かれていた。
野伏達はこの話が本当であれば、アラゴルンが死者の道にて誓言破りし者の力を得ることができるかを、忘れられた道で試すことが出来るかもしれないと考える。そこで野伏達は冒険者と共に、忘れられた道に入り、亡霊の誓言破りし者に出会った。だが亡霊の首長Britouは言うことを聞かず、野伏達に襲いかかってきた。業を煮やした野伏のカンダイスは亡霊を従わせようと、バラヒアの指輪のレプリカを取り出し、自分がイシルドゥアの後継者だと宣言する。だがBritouはカンダイスの嘘を見破って、彼を殺してしまった。

落胆したハルバラドは、これ以上回り道は出来ないとすぐ出発することにする。だがコルニアは、どうしてナルが死者の道のことを知っていたのかということだけは突き止めようと、ナルに再び薬を与えて問い詰める。その結果、ナルが「友人」から死者の道のことを聞いたこと、その友人とはサルマンであり、彼はナルを助けるふりをして、ナルから野伏褐色人の国、ドワーフの鉱山についての情報を得ていたことを突き止めた。

Book 4: Rise of Isengard (第四巻 アイゼンガルドの勃興)

褐色人の国に移動した野伏たち灰色の一行は、褐色人に対するサルマンの影響を調査したところ、部族によってサルマンに忠実であったり、反抗していたり、方針を決めかねていたりとまちまちだった。その中でTûr MorvaのFalcon-clan(鷹一族)は、野伏の助力と引き替えに、彼らへの協力とサルマンへの抵抗を約束した。そこで野伏はFalcon-clanの生活や戦いの準備の助けを行う。その間、冒険者が褐色人の国の各地を回っていると、Nonaと再会する。Nonaはハルバラドから断られたにもかかわらず、褐色人の国を旅するのに野伏達の許可は必要ないとして、勝手に野伏の後を追ってきていたのだった。

結局冒険者はNonaと共に、褐色人の国でサルマンの影響力を下げるための活動を行う。その中で冒険者は野伏のサエラダンに再会し、ロヒアリムのキャンプにいたセオドレドを紹介された。セオドレドもサルマンのことを警戒し、小部隊の斥候を率いて、褐色人の国にやってきていたのだった。そしてセオドレドは、野伏の協力には感謝するが、Falcon-clanは未だロヒアリムと友好的ではなく、彼らをあまり信用しないように忠告するのだった。そこで冒険者がTûr Morvaに戻ると、Falcon-clanの者がアイゼンガルドの使者を捕らえたという。そこで冒険者と野伏のロスランディア(Lothrandir)は尋問のため、使者をとらえている牢獄へと向かった。ところが、アイゼンガルドの使者とされる人物はすでに牢獄ですでに死んでいた。これはロスランディアと冒険者を牢獄に閉じ込めようとする罠だったのだ。Falcon-clanの族長Lheu Breninは、野伏が善良で強い民であることは認めつつも、サルマンはより強大であり、サルマンに味方することがFalcon-clanのためになると判断したというのだった。

そして冒険者とロスランディアは捕らえられ、Falcon-clanのサルマンに対する忠義の証明として、アイゼンガルドへと送られてしまった。サルマンの尋問にかろうじて耐えた冒険者は、ロスランディアと引き離され、アイゼンガルドの地下施設へと送られた。そしてウルクが命じる雑用を従順にこなし、完全に服従しているように見せかける。その中で他のサルマンの奴隷達と協力し、集めた武器や爆薬によって反乱と混乱を引き起こし、アイゼンガルドから脱出することに成功した。だがオルサンク内部に捕らえられたままであると思われるロスランディアは、救出するのが危険すぎるとして見捨てざるを得なかった。

脱出した冒険者は、セオドレドのキャンプに行って彼と再会。セオドレドおよび彼の部下、そして、無事だったサエラダンたち少数の野伏と共に、裏切りに対する復讐と、捕らえられているハルバラドたち他の野伏やエルロンドの息子たちの救出のため、Tûr Morvaへと向かう。その結果、ハルバラドやエルロンドの息子達を救出することには成功したが、多くの野伏が命を落とし、生き残ったものは30名ほどになってしまった。さらにFalcon-clanは多勢であり、生き残った野伏達は恥辱を与えられてFalcon-clanに見逃された形になった。Falcon-clanは、野伏が追跡できない迷路のような洞窟を通って村から去る一方、ハルバラドはこの戦争が終わったあと、Falcon-clanに復讐すると叫ぶのだった。

Book 5: The Prince of Rohan (第五巻 ローハンの王子)

ハルバラドは、損害を受けた野伏が改めて体制を整えるより先に、冒険者はセオドレドと共に出発して、セオドレドがアイゼンの浅瀬を防衛するのを助けて欲しいと頼んだ。そこで冒険者は灰色の一行に別れを告げ、ローハン谷にあるロヒアリムの野営地へと向かい、セオドレドとグリムボルドに協力して、アイゼンの浅瀬防衛の準備を進める。そして彼らは時間を稼ぐため、アイゼンガルドのサルマンの軍勢に奇襲を仕掛けることになった。

そして2月25日の夜明けに攻撃が開始され、冒険者も参加する。彼らは、正午にはアイゼンガルドの入り口に迫るが、半オークウルクの増援が現れてローハンの軍勢は後退、さらにセオドレドとグリムボルドの部隊が分断されてしまった。その上日暮れ頃になるとウルクの別働隊がアイゼンの浅瀬へと向かい、ローハン自体が危険にさらされることになってしまう。冒険者はグリムボルドと共に西へ向かい、アイゼンの浅瀬の方面にいるセオドレドの救出へと向かう。また、アイゼンの浅瀬の東からは、ヘルム峡谷から駆けつけたエルフヘルムの援軍が到着し、サルマンの軍勢は夜にはアイゼンガルドへと撤退した。だがセオドレドはアイゼンの浅瀬の中ノ島で、瀕死の重傷を負った状態であった。グリムボルドはセオドレドをエドラスへ連れ帰ろうとするが、セオドレドは「私を……ここに残してくれ……。私は浅瀬を守る……。エオメル……。」と言い残して死んだ(アイゼンの浅瀬の合戦)。

Book 6: Mists of Anduin (第六巻 アンドゥインの霧)

戦いが終結した後、冒険者はグリムボルドの夜営地で休息するが、闇の中で自分を探すNonaの姿と共に、ガラドリエルロスローリエンに幽霊を連れて来るよう語りかける夢を見る。目覚めた冒険者に対し、グリムボルドはサルマン配下の褐色人の間で噂となっている「Waduの幽霊」について語る。

それがNonaの事ではないかと推察した冒険者は、ローハン谷の何処かにいる彼女の消息を訪ねて、Forthbrondの陣地を守るWilfrithの下に向かう。Wilfrith自身は幽霊の正体を知らなかったが、西のÂthdârの地で褐色人の部隊が小競り合いをしているのを見たと証言する。その場所に転がっていた褐色人の死体は小さな金塊を握っていた。周辺を捜索すると同じ金塊があちこちに点在しており、それを辿るとNonaと再会した。Waduの幽霊の噂通り、彼女は金を罠にして、拾おうとした者を襲うことで復讐を続けていた。夢のことを聞いたNonaは共にロスローリエンへ行くことに同意する。その前に父親にその旨を伝えるために二人はLhanuchに戻り、父Suvulchに護符Shining Berlを授けられる。

指輪の仲間と同様、目隠しをされてロスローリエンに入った冒険者とNonaは、ガラドリエルと謁見する。ガラドリエルは夢はあくまでも冒険者に向けられた啓示であり、自分が回答を与えることはできないと告げる。しかし、それが友人たちを案じる気持ちに起因しているかもしれないと助言し、希望はまだ失われていないとも告げた。その希望とは、バルログとの戦いを制し(山頂の闘い)、新たな姿を纏って戻ってきたガンダルフだった。彼は指輪の仲間の下っている大河が危険地帯となっていることを教え、そこに夢の真実があるかもしれないと言う。冒険者は警備隊のAlfrohirの案内で、大河に面したThingladに行き、川沿いを探索し、旅の仲間の痕跡を探しつつオークを掃討する。

やがて冒険者たちはEorlsmeadの平原にあるロヒアリムの村Stangardに着く。ロヒアリムの剣を持つNonaの姿は反感を買うが、伝承に詳しい隊長Hornの取り成しで迎え入れられる。HornはNonaの剣が、ローハン建国のきっかけとなった戦いで使われたものである事、その時に戦ったバルホス族の子孫であるクンドラール族(Khundolar)が、先祖の果たせなかったアンドゥインの渡河とカレナルゾン進出を果たそうと、茶色の国へ攻め寄せている事を語った。夢の啓示が東夷と戦うことだと推測した一行は、侵略者を撃退するための方法を求めて、老兵Cerdicの案内で古戦場を探索する。東のRushgoreの沼地では、兵士のEdbritから、何日も前に空から黒い影のようなものが落ちてくるのを目撃し、その直後から周辺地域の獣が凶暴化していると証言を得た。その正体を探るために冒険者とEdbritは対岸の茶色の国に渡り、そこで巨大な黒い獣の死体を見つける。見るだけで恐怖を与えるその獣には何者かが乗っていた形跡があった。
乗り手の正体に思いを巡らす冒険者の脳裏をナズグールの姿がよぎる。乗り手の小隊を探る一行はStangardの偵察隊長Gamalから、クンドラールの預言者(Massage Shouter)たちの口から「黒い外套」を意味するKhoratonなる言葉が頻出していたことを聞く。そのことからGamalは、黒い外套を纏った魔法使いのような存在が東夷の背後にいるのではないかと語った。

ケレブラントに戻ると、Cerdicが探索の途上で強烈な恐怖に襲われて逃げ戻った事を聞く。さらに別の兵士IfingやMaglaという羊飼いも同様の経験をしていた。冒険者は乗り手の正体がナズグールであると確信する。同じ頃、エルフの偵察兵Limfirは川岸でナズグールらしき影に遭遇し、Fimlothに報告していた。数日後、Rushgoreを偵察していた冒険者とNonaはついに探していたナズグールと遭遇する。濃霧に紛れて渡河してきたクンドラールの一部隊を撃退し、松明の火でナズグールを追い払う事には成功したが、Nonaが重傷を負ってしてしまう。もしこれがモルグルの刃でつけられた傷ならば、いずれ幽鬼の仲間となってしまう。Stangardに急行した冒険者はNonaを治療するよう求める。治癒師たちはその代償としてロヒアリムの剣を返還するよう求めるが、Nonaは兄弟の形見を手放すのを拒否、冒険者はHornと共に意識を失ったNonaをガラドリエルに治療してもらうためにロスローリエンへと運ぶ。

Nonaの傷を癒したガラドリエルは、冒険者の夢の真実を明かす。二人はナズグルと戦い、Nonaは命を落とす運命だった。しかし、二人の友情と予知を超越した力によって、その運命は回避された。最後にガラドリエルはこれから直面するであろう危機に備え、今は休むようにと告げる。ガラドリエルの力に驚嘆したHornは一足先にStangardに戻り、彼らの冒険についての詩を作ると決意した。

Book 7: A Fellowship Endangered (第七巻 一行の危機)

ロスローリエンを発つ日、冒険者はガラドリエルの鏡を見せられ、そこでフロドラウロスまでの旅を追体験する。その内容を聞いたガラドリエルは冒険者に、南へ行き、フロドたちのその後の運命について確かめるようにと助言する。旅の備品を与えられた冒険者はStangardに戻り、HornにNonaの回復を伝える。Hornはそれを喜んだものの、褐色人と親しくなった上、魔女の森にも足を踏み入れた彼は仲間から疎まれる存在となっており、もはやStangardに居場所はなかった。彼は詩作の道具と共に旅に加わりたいと申し出る。

HornとNonaに、エルフの野伏Corudanを加えた一行はアンドゥインを下り、アルゴナスの門をくぐった。門の東側の影に野営した一行は周辺を探索し、旅の仲間が残した痕跡を発見、ボロミアサムに何が起こったのかを知る。Corudanは足跡や埋められた荷物などの手がかりを総合し、旅の仲間が三組に別れ、二人の小さい人は東を目指し、三人が残り二人の小さい人を追ってローハンへ向かったと推測した。HornとNonaはローハンの東壁?の近くでMansig率いるロヒアリムの部隊と会い、そこでIngildという兵士が、ウルク=ハイの一団がNorcroftsの平原に向かって走っていくのを見たという証言を得た。一行はウルクと、それを追跡する三人の旅人を追うため、Mansigの兵士たちに伴われて高地にあるLangoldの砦へと向かう。

Book 8: Into the Riddermark (第八巻 騎士国(リダーマーク)へ)

一行は高地の町Harwickで馬術の指南を受け、Mansigの代理としてFloodwendの町を脅かす東夷の斥候を撃退する。同じ頃、Elfsigeという兵士がオークを倒して得た戦利品の中からエルフの弓が見出だされる。それはCorudanがかつて戦闘で無くした弓だった。弓の所有権を主張するElfsigeに対し、冒険者は東ローハンのElthengelsまで馬で競争、これに勝利してCorudanの元に弓を取り戻した。

一行はNorcrofts地方の中心であるElthengelsの住民に聞き込みを行い、ウルク=ハイに関する情報を集める。Ethengelsでは領主Pendradがオークの襲撃で殺され、妻のMildrithが代理として治めていた。彼女はClivingの長官Athelwardが援軍を送らなかった事がPendradの死を招いたとして、これを夫を亡き者にするための謀略ではないかと疑っていた。さらに二人の息子のPendulfはこの件でAthelwardに決闘を挑み、その傷から得た病で命を落としていた。MildrithはAthelwardが後見人を務めるPendulfの姉妹Sifládの身を案じ、Clivingに行って確かめてほしいと一行に依頼する。

冒険者はClivingに行き、Athelwardと面会するが、彼はPendrad父子の件に心を痛めている様子で、誠実な人物に見えた。またSifládは丁重に扱われており、Clivingでの平穏に暮らしていた。この地でもオークを掃討した冒険者に、AthelwardはもしMildrithが了承するなら未亡人の新しい夫となり、Ethengelsを守るつもりだと伝えた。これを聞いたMildrithはさらにAthelwardへの不信感を強めた。そして、Norcroftsの他の領主たちに協力し、彼らがAthelwardを頼らぬようにして欲しいと冒険者に頼む。
冒険者はエルフヘルムの居城Faldhamで、父の留守を預かるElfmarと会い、Mildrithの意向を伝える。彼は、ウルク=ハイがNorcroftsを横切りエント川を渡った事、それを第三軍団長のエオメルが追っている事を冒険者に話す。敵の足取りを掴んだ一行は川を渡るため、渡し場のあるEaworthに向かうことにする。

EaworthはHornの出身地であり、領主のIngberdは彼の父であった。また、Hornの妹でセオドレドの婚約者のIngythも住んでいた。しかしHornは帰郷を喜ぶどころか、後ろめたく感じている様子だった。実はHornはセオデン王の顧問であるグリマに疑いを持っており、それを歌にしたためにStangardへ左遷させられた身だった。
Ingberdは王の命令を破って任務を放棄した上、得体の知れない者たちと行動を共にする息子を批難した。また、褐色人のNonaに対しては強い警戒心を抱いた。一方Nonaは、IngberdやEaworthの人々がIngythを悲しませまいとセオドレドの死をひた隠しにする姿に苛立ちを隠せない。自らの手で兄弟の復讐を果たそうと戦ってきたNonaにとって、彼らの姿は容れられるものではなかった。

それから程なくして、Nonaは仲間に行き先を告げずにEaworthから姿を消した。冒険者一行の元には、彼女が持っていたWaduの剣だけが残された。Corudanは、彼女が自身の心に折り合いをつけ、新たな強さを身につける為に去ったのだと推測した。いつしかNonaを愛するようになっていたHornは、彼女と再開する時まで剣を守ることに決める。

Book 9: The Third Marshal (第九巻 第三軍団長)

エオメルの軍団がEaworthに帰還し、冒険者は第三軍団長と面会する。彼は領内を横切ろうとしたウルク=ハイの部隊を討伐し、帰還した直後だった。エオメルの部隊はその途上で、同じくウルク=ハイを追う三人の男たちとも接触していた。一行はエオメルとその部下のエオサインに彼ら、即ちアラゴルン、レゴラス、ギムリについて詳しい話を聞く(Chapter1:Éomer)

エオメルの助言により、一行は彼らがウルク=ハイを包囲殲滅した地へ向かい、そこで旅の仲間の痕跡を探す。やがて無数の足跡がファンゴルンの森の軒下に向かっているのを確認し、彼らが森の中へ入って行ったらしいことが判明する。CorudanもHornも彼らを追って森に入ることに同意する。(Chapter2:Uglúk's End)

ファンゴルンの森の軒下で冒険者は、森の中から響く不思議な声を聞く。その声の主はエントのBaldbarkであった。Baldbarkは冒険者にガンダルフがアラゴルンらと再開したこと、木の鬚の下には客人がいることを告げ、彼らの面会の邪魔にならぬよう、森を去れと伝えた。冒険者から一連の事を聞いたHornとCorudanは驚嘆し、CorudanはBladbarkにRúdhrifというシンダール語の名を付ける。(Chapter3:Orcs Beneath the Eaves)

旅の仲間の消息を確認した一行はEaworthに戻り、エオメルの軍団に同行することにする。その途上、エオメルは曾祖父フェンゲルとその子孫への呪いが刻まれた石碑The Stone of Wyrgendeに立ち寄る。エオメルはセオドレドの死を皮切りに、その呪いが成就されようとしているのではないかと不安を抱いていた。しかし、オークの襲撃を撃退した冒険者に勇気づけられ、共に呪いに立ち向かおうと決意する。(Chapter4:The Stone of Wyrgende)

一行はSnowbournの町に向かうが、若く血気盛んな領主ファストレドは、Sutcroftsを放棄しエント川の西側に退くことを拒み続けていた。冒険者は人々を説得するための道具を集めようと、ワーグに乗ったウルク=ハイと戦う(Chapter 5: South to Snowbourn,Chapter6:No Retreat)

冒険者とHorn、Corudanらはエオメルがファストレドを説得する間、Snowbournの人々に戦闘訓練を施す。しかしやはり、ファストレドは説得に応じなかった。一行は王にこれを報告するため、急ぎエドラスに帰還することにする。(Chapter7:The Coming Tide)

エドラスに急行した一行はセオデン王に謁見し、直々に撤退の命令を貰おうとする。しかしサルマンの呪いによって耄碌した王は会話もままならず、それどころか相談役のグリマはエオメルの独断を非難し、反逆の咎で投獄してしまう。そして冒険者一行もまたエント川の西岸から追放されてしまった。冒険者は既にグリマがサルマンの間者であることを知っていたが、かの者の讒言が宮廷を蝕んでいる惨状を実際に目の当たりにする結果となった。(Chapter8:Night Falls on Meduseld)

一行はエント川の東岸に戻る。Hornはその結果に痛く落胆するが、Corudanは冒険で得られた数々の成果を挙げて彼を励ます。そして、東ローハンの人々の危機を救うため、自分達だけで戦いを続けようと鼓舞するのだった(Chapter9:The Dividing Line)

Book 10: Snows of Wildermore (第十巻 ワイルダーモアの雪)

冒険者たちは追放令の裏を掻いて、東ローハンを徘徊するサルマンの襲撃部隊の討伐にあたることにする。冒険者はその途上で壊れた竪琴を拾う。それは冒険者たちと共に川の東側に追放された宮廷の吟遊詩人グレオヴィネのものだった。彼はまた、Hornの師でもあった。幸いグレオヴィネは生きておりSnowbournにいたが、絶望から酒に溺れ泥酔していた。竪琴は彼自身が壊して捨てたものだった。(Chapter1:Exiles,Chapter2:Gléowine)

同じ頃、Harwickの砦からは、高地の西方にあるWildermoreの山地からの便りが途絶えているという知らせが入っていた。調査に赴いた兵士のウィドファラとLeodwigも行方不明となったという。そこはグレオヴィネの出身地でもあった。冒険者たちは次の目的地をWildermoreに定め、相変わらずSnowbournに居座り続けるファストレドとその軍の代わりに、かの地で起こっている事を確かめることにする。(Quest:Chapter3:No Word from Wildermore)

グレオヴィネの地図を頼りにWildermoreの玄関口である町Scylfigに到着すると、そこにウィドファラがいた。ウィドファラによれば、この地域を探索する途上でNúrzumという謎の怪物に襲われ、仲間とはぐれてしまったという。さらに脚を負傷した上、馬を失った事でHarwickに戻ることもできずにいた。CorudanはNúrzumの正体を霧ふり山脈から降りてきた氷獣ではないかと推測する。(Chapter4:A Man of the Wold)

冒険者はグレオヴィネの地図を眺めるうち、後に残してきた灰色の一行について思いを馳せる。冒険者が離脱した後、野伏たちはその後の進路について意見が割れていた。これ以上仲間を失いたくないSaeradanは南下を断念して北へ引き返したいと言い、ゴロディア(Golodir)とコルニア(Cornir)はLheu Breninへの復讐を継続したいと言った。Calengladは周囲で頻発する地震について「巨大な生き物が地中を這いずり回っているようだ」と述べ、その元凶について調べたいと主張する。Prestadirはメンバーを幾つかに分けて、どうするのが賢明か調べさせるのはどうかと提案した。(Interlude1:Many Worries)

Wildermoreでは、この地方では不自然な程に厳しい寒波が猛威を振るっており、人々はNurzumの脅威に怯えていた。討伐隊は尽く撃退され、長官のGárwigはもはや誰も生きて冬を越せないだろうと悲観しきっていた。だがHornはGárwigが館に閉じ籠っているのを利用し、彼がまだ怪物退治に尽力し続けているという嘘で、希望を捨てぬよう住民を鼓舞した。偽りの希望を与える事に不安を表す冒険者に対し、Hornは「状況はもうこれ以上、悪くなりようがない程に悪い」と言った(Chapter5:The Lord of Widows and Orphans)

グレオヴィネの要望により、一行は彼の生まれ育った村Dunfastのへ向かう。だが村は静まり返っており、村人の姿も確認できない。村の中を探索していると、何者かの気配を感じる。捕えてみれば、その気配の主はNonaだった。冒険者とは三度目の邂逅だったが、Nonaはそれを喜ばなかった。聞くところによれば、Nonaは北にある集落Byre Torからの避難民たちと遭遇し、飢餓に苦しむ彼らを救うために、無人だったDunfastで物資の略奪を働いたという。それを深く恥じていたNonaは、自分にはもはや彼らと共にいる資格がないと言った。Hornは彼女の変わり様に心を痛める(Chapter7:Unnatural Winter,Chapter8:Drifting Snows)

一行は彼女が探していた根菜を手分けして採取し、避難民の下へ届けることにする。その途中でByre Torがオークに占拠されているのを確認し、これを倒した。Nonaは物資を届けてくれた一行に感謝するが、人々を見捨てることはできないと言った。避難民の中には瀕死の重傷を負った男がいた。それは行方不明となったLeodwigだった。一行が持ってきた薬草を煎じると、彼はうわ言でByre Torの近くでNurzumに襲われたと語った。Nurzumの正体は氷の巨人であった。( Chapter 9: A Song for Byre Tor,Chapter 10: Recipe for Remedy)

一行が偵察のためByre Torへ再度潜入すると、そこにNúrzumが現れ、一行が命からがら洞窟へ逃げ戻る。NúrzumはAldstanなる人物を探し回っていた。巨人の脅威を鑑みた CorudanはNúrzumを倒すのにエントの力を借りようと提案する。冒険者たちは一縷の望みを賭けてうWildermoreの森Balewoodを捜索し、その地で眠るエントの長老Leaflockを見出だす。

Leaflockは中々目を覚まそうしなかったが、Wildermoreを覆う冬の元凶Nurzumにあると考えるに至って大いに怒る。そしてWildermoreに息づく自然と生命を守るため、Leaflockとフオルンの群れはNúrzumへ向けて行進を開始した。Corudanは巨人が彼らによって倒されることを予見し、一行は事態を静観することに決める。数多くの神秘を目撃し驚嘆したNonaは意欲を取り戻し、さらに広い世界について見聞を広めようと決意する。また、民の軋轢を越えて、Hornと共に旅を続けようと決意した。

Book 11: The Golden Hall (第十一巻 黄金館)

Wildermoreでの一連の探索で、ローハンが直面する脅威の深刻さを知った冒険者とHorn、Gleowineは王を再度説得するため、追放令を破ってエント川を渡る意志を固める。他方、CorudanとNonaは、Byre Torや他の村々の避難民の、Forlawの町への誘導にあたることにする。禁令を犯し、エドラスに戻った冒険者たちは町中で、セオデンがガンダルフに貸した名馬飛蔭が戻って来ているのを目撃。黄金館の門前で、ハマは既に招かれざる客が来ている事を告げる。館の中では正に、ガンダルフがセオデンと対面しようとしていた。

冒険者はガンダルフがセオデンをグリマの呪縛から解き放ち、王が活力を取り戻す様を目撃した。そして、「最後の憩」館以来となる指輪の仲間との再開を喜んだ。また、グリマの居室を捜索して、ヘルグリムを含む多数の盗品を発見した。投獄されていたエオメルも解放されたが、彼は獄中にあってもサルマンの脅威に対する防衛計画を練っていた。セオデンが自ら軍を率いて立つ事を決意すると、グリマはそれでも身の潔白を主張し、王の決断をいさめる素振りを見せたが、サルマンの間者であることを見抜かれ追放となった。

セオデンは冒険者にエオウィンの補佐に当たるよう指示する。エオウィンは戦場に出られない事を不服に思っているようだったが、命令に従い、避難民を馬鍬砦に率いて行く事に同意する。冒険者はエドラスの住民の加勢或いは説得に当たり、その過程で住民に紛れていたグリマの仲間を炙り出す。
それから間もなく、戦支度も整い、セオデンに率いられた軍勢はエドラスを出立した。

Book 12: War in the Westemnet (第十二巻 西エムネトの戦い)

エドラス周辺の住民の避難先とされる馬鍬谷だが、オークの出没に悩まされているのは他の地域と同様だった。領主ドゥンヘーレの妻Ellen Fremedonはそのような逼迫した状況下で、身を守る兵も持たない避難民を受け入れる事を快く思っていなかった。冒険者たちは彼女の不安を取り除くため、道中の安全の確保に臨む。(Chapter1:Message for Harrowdale,Chapter2:Too Near to Dunharrow)

その後、冒険者はエオメルの代理として彼が陣屋を構えるアルドブルグの様子を確認しに向かった。そこは城内は軍団長の長期間の不在で荒廃していた。冒険者は城の再建を妨害するオークを一掃し、その過程でNonaとCorudanに合流した。(Chapter3:In Éomer's Absence, Chapter4:The Missing

事の次第を報告するためエドラスに戻ると、グリマの仲間が監視の目を掻い潜り町から逃げた事が分かった。冒険者はかの者を捕らえるべく、男が向かったと思しきStokeの町で警備兵のWigbaldをはじめとする住民たちに聞き込みを行う。だが、町を襲っていたオークの部隊を倒して戻ると、本物のWigbaldは一行が来るよりも前に何者かの手で殺されていた事が判明した。Wigbaldの名を騙った男は冒険者に、間者が東のNolcroftに向かったのではないかと話していた。長官のFríthildはその証言を元に、間者が反対方向の西にあるWoodhurstに逃げたと断定した。(Chapter5:Eyes of Edoras,Chapter6:Through the Net,Chapter7:Burning Secrets)

Woodhurstは褐色人とロヒアリム双方の血を引く者が多く、長官Heremondの妻Briantも付近の丘陵に住む部族の出だった。だが部族は今やサルマンに与し、町の人々の敵となっていた。Briantの息子ヘルブランドは褐色人たちを発見次第倒すよう冒険者に言う。Herubrandは山中に住む占い師Hildegardの言を受け、自分が褐色人に殺される事はないと信じていた。冒険者らは彼女と面会し、各々に待ち受ける運命を暗示する言葉を聞く。Hornはその言葉を一蹴するが、NonaはHornの死を暗示する言葉に動揺する。(Chapter8:Hill Tribes and Horse-lords,Chapter9:The Soothsayer)

ヘルブランドは冒険者に西谷との境にあるBrockbridgeで、褐色人と戦う息子ヘレファラを助けて欲しいと冒険者に依頼する。同地に赴いた冒険者はそこで、アイゼンの浅瀬を守るエルケンブランドの軍団が敗走して散り散りになったことを知る。西谷は戦いについて不確かな噂が飛び交い、褐色人の襲撃によって大きく混乱していた。領主のLéoferthはそれらの心労で病を得ており、ヘレファラが指揮をとっている状況だった。襲撃部隊がFalcon Clanの者たちであると知ったNonaは彼らを追って山道を行くことを決意し、彼女に思いを寄せるHornもそれに同行する。冒険者とCorudanはセオデン王の進軍に加わるため、ヘルム峡谷へ向かう。(Chapter10:Rumours of Battle)

Book 13: Helms Deep (第十三巻 ヘルム峡谷)

ヘルム峡谷にたどり着くと、既に進軍を断念したセオデンの軍が角笛城に入り、アイゼンガルドの侵攻に備えて守りの強化が進められていた。その中で冒険者はアラゴルンレゴラスギムリらと再会する。一方Corudanは単身、アイゼンガルド軍の偵察へ向かう。時刻が深夜に差し掛かる頃、ヘルムの堤防ウルク=ハイ褐色人の大軍が押し寄せてきた。冒険者はギャムリングと共に敵の第一陣を押し返す事に成功したものの、堤防が長く持ちこたえられないのは明らかだった。

冒険者からそれを聞いたアラゴルンは決死隊を募り、戦いが始まるとエオメルと共に彼らを率いて出撃する。冒険者も防壁を守るために奮戦するが、短期間で城壁の内側に押し返される。その後も城壁を巡り攻防が続くが、オークたちは爆薬を用いて城壁に穴を明け峡谷になだれ込んだ。守備隊は本城へと撤退するが、ギムリとエオメルを含む一部のが味方本隊と切り離され、燦光洞内に追い詰められてしまった。

アラゴルンからギムリらの生死を確認し、助けるよう頼まれた冒険者は敵の目を掻い潜って燦光洞へ入った。幸いギムリらは無事だったが、そこには女子供など戦えない民も多数避難していた。さらに、族長Lheu Breninに率いられたFalcon-Clanも、避難民を皆殺しにしようと、山中にある抜け道から侵入していた。冒険者とギムリは協力して彼らを倒し、野伏の仲間に対する裏切りの代償を払わせた。そして峡谷から洞窟に入って来た敵も撃退し、ひとまずの安全が確保された。

冒険者は角笛城に戻るが、サルマンの攻勢は夜明けが近づいても衰える気配を見せず、兵たちは疲弊しきっていた。城門まで爆薬で破壊され、誰もが諦かけていたが、セオデンは一縷の望みをかけてヘルムの大角笛を響かせ、城門から討って出る。日の出の光に浮き足立っていた所に隙を突かれたアイゼンガルド軍は城壁から押し戻される。さらに、そこにガンダルフエルケンブランドに立て直された西谷の軍勢が現れ、奇襲をかけたことでアイゼンガルド軍は総崩れとなり、退却していった(角笛城の合戦)。

セオデンらは突如として出現し、オークたちを飲み込んだに困惑するが、ガンダルフはそれを「自然が、自らに仇なす者たちに対して与えた災厄だ」と言い、さらに「サルマンは自ら犯した過ちに気づくだろう」とも述べた。
エオメルは降伏した褐色人らの助命を約束するが、藁頭が人間の死体を餌にする様をサルマンに見せられていた捕虜たちはその言葉に疑いを持つ。冒険者はそれがサルマンに吹き込まれた嘘である事を説き、褐色人らの憤りを鎮めようと試みる。戦場の復旧が進められる中、グレオヴィネは討ち死にしたハマら兵士たちを讃える詩を作る。

Book 14: The Waters of Isengard (第一四巻 アイゼンガルドの水没)

セオデンはアイゼンガルドに赴き、サルマンと対峙することにする。冒険者もそれに同行し街道を進むと、反対方向から一行に向かって来る一団と遭遇する。それはハルバラドエルロンドの息子に率いられた灰色の一行であった。アラゴルンは予期せぬ味方の到来を喜び、ハルバラドと野伏たちも冒険者がLheu Breninを倒した事を聞き大いに喜んだ。そして、囚われたままになっていたロスランディア(Lothrandir)の生死を確かめるために、灰色の一行もアイゼンガルドに共に行くことにする。

アイゼンガルドに着くと、そこは以前冒険者が見た景色とは一変していた。無残に破壊され、水没した廃墟を探索すると、そこにはメリーピピンがいた。一行は二人にアイゼンガルドが廃墟となった顛末と、そこで見つけたパイプ草の出所について聞く。

アイゼンガルドを飲み込んだ水流は、サルマン配下のオークや褐色人だけでなく、地下に囚われていた捕虜をも押し流したと思われた。しかし希望を捨てずに捜索を続けた結果、オルサンクの北東の一画の部屋でロスランディアらしき姿を見出だした。そこには裏切り者のロスソスで、サルマンの部下となったGun Ainもいた。彼女はサルマンが協力を拒んだロスランディアの心を壊そうとしたと語った。野伏たちは嘆き悲しみ、ゴロディアは怒りに任せて彼女を殺そうとする。しかし、Gun Ainはロスランディアが脱出を試み、別の檻に移されたこと、正気を失った男がロスランディアの身代わりに服を着せられた褐色人であることを語る。ハルバラドはGun Ainのそれまでの罪を許し、新たにMercy(慈悲)という名前を与える。
その後、一行は別の区画の檻に入れられたロスランディアを発見し、再会を喜んだ。

ロスランディアを縦坑から救出し地上に戻ると、セオデンとサルマンの交渉が終わった後だった。サルマンは声の魔力を用いてセオデンを籠絡しようと試みたが、ガンダルフに杖を折られて白の会議を追放され、もはや脅威ではなくなったとの事だった。ハルバラドは裂け谷からの道中、アイゼンガルドとの戦いで倒れていった仲間たちを悼むと同時に、冒険者への感謝の意を表し、彼らが今後がどこへ向かおうことになろうとも、常に冒険者への感謝と友情が共にあるだろうと述べた。

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  • ちなみにCorudanは偵察に出たままフェードアウトします -- 2018-08-20 (月) 22:34:08
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Last-modified: 2018-08-27 (月) 10:57:15 (52d)